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【こんな選手だ!2025年最新】新来日外国人選手リスト/ プロ野球12球団

2025年新外国人選手エレフリス・モンテロ(広島カープ)
※ 本ページはPRプロモーションが含まれています

2025年、日本プロ野球で初めてプレイする「外国人選手」をリスト化!

すべて新外国人選手ばかりです

この記事でわかること
  • 2024年の成績
  • メジャーと3Aの通算成績
  • プレイ動画

2024年の新外国人選手は、下の記事にまとめています

・ 2024年新外国人選手リスト

目次

新来日外国人の成績・プロフィール紹介 / 元・メジャーリーグ・マイナーリーグ

2025年の外国人選手が、続々と獲得報道がされています。

この記事では、「簡単なプロフィール」と「メジャー・3Aの通算成績」をまとめています。

あなた自身でプレイをチェックできるよう、YouTube動画もリンクしました。

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読売ジャイアンツ

読売ジャイアンツの外観(東京ドーム)

トレイ・キャベッジ(Trey Cabbage)

27歳

左打ちの外野&1塁手

長打を期待できるパワーヒッターだが、本塁打を量産するタイプではない。

広角に打てる打者なのに、打率も低め。

2023年のマイナー時代に「トリプル3」を達成した紹介記事が多いが、打者天国「Salt Lake」での成績で当てにできない。

しかもプレイしていたのは、打者有利な「Pacific Coast League」だ。

この2023年以外は、目立った打撃成績を残せていない。

三振量産タイプで、変化球が苦手。

早いカウントから積極的に振ってゆくため、四球も少ない。

結果がでなかった場合、日本メディアに叩かれやすいタイプだ。

塁間が短くなった「2023年以降」から、突然盗塁数を増加させた。

日本での盗塁数は、期待できないだろう。

巨人外野陣は「丸」「ヘルナンデス」中心に、残り1枠を「浅野」「オコエ」と争うことになりそうだ。

3月4月で三振量産した場合、若手ドラフト1位「浅野選手」を優先起用するだろう。

その場合、新外国人選手獲得も予想される。

2024年の「オドーア」選手のように、「2軍調整」を指示される可能性がある。

とにかく、オープン戦で長打連発することが必須だ。

▼ 2024年の成績

メジャー(Astros)

45試合、打率.209、1本塁打、8打点、出塁率.253、OPS .590

3A(Sugar Land)

66試合、打率.243、13本塁打、43打点、出塁率.351、OPS .824

▼ 日本とレベルの近い、3Aとメジャーの通算成績

メジャー通算

67試合、打率.209、2本塁打、15打点、出塁率.245、OPS .576

3A通算

173試合、打率.283、43本塁打、132打点、出塁率.368、OPS .919

阪神タイガース

阪神タイガースファーム新球場・日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎の甲子園球場バナー広告

ニック・ネルソン(Nick Nelson)

▼ 2018年7月1日(筆者撮影)

2025年新外国人選手ニック・ネルソン(阪神タイガース)

29歳

右投げの先発投手。

メジャーでは「リリーフ」を主にしているが、マイナーでは「先発専門」であった。

Yankeesマイナー時代は、加藤豪将選手(元・日本ハム)とチームメイト。

持ち球は、直球・シンカー・スライダー・チェンジアップ・カーブ・ナックルと多彩。

140km中盤の直球と高速シンカー・スライダー・チェンジアップを主体としている。

スライダー・チェンジアップを多く投げる、変化球投手。

2023年以降、右打者には高速シンカーを有効的に使い、ゴロアウトを奪っている。

但しシンカーが、低めに集まらないのは不安ありか。

報道では「ナックルボール」を話題にしているが、日本で披露することはないだろう。

高校時代に習得した球種だが、メジャーでの投球割合は「2%程度」しかない。

ロースコアの多い甲子園球場で、「走られ放題の球種」を選択するとは考えにくい。

課題は制球力。

コーナーをつく投球スタイルのため、ボール球が多い傾向がある。

四死球率も高い。

藤川監督は「リリーフ起用」を明言。

タイガース先発陣は頭数が揃っており、ネルソン投手への依存度は低い。

登板機会を確保できる「リリーフ起用」は、懸命の策だ。

リリーフでの起用なら、140km後半の球速が期待できる。

・ ネルソン投手の成績と投球傾向

▼ 2024年の成績

メジャー(Phillies)

4試合、0勝0敗、防御率 5.06、5.1回、8安打、3四死球、8三振

3A(Lehigh Valley)

34試合、2勝5敗2S、防御率 5.28、54.1回、54安打、33四死球、44三振

▼ 日本とレベルの近い、3Aとメジャーの通算成績

メジャー通算

74試合、5勝4敗1S、防御率 5.20、114.1回、111安打、75四死球、120三振

3A通算

87試合、13勝13敗3S、防御率 4.69、224.2回、226安打、121四死球、205三振

Jon Duplantier

▼ 2018年10月18日(筆者撮影)

30歳の右投手。

三振が取れる、先発中心の「元・有望株」投手。

期待された投手だったが、ケガの多さで大成できなかった。

持ち球は、140km中盤の直球、シンカー、スライダー、チェンジアップ、ナックルカーブと多彩。

鋭いスライダー、ブレーキの効いたカーブ、精度高いチェンジアップ。

変化球の評価は、全体的に高い。

シンカーで「ゴロアウト」、スライダー・チェンジアップで「三振」を量産できる。

投球レベルの評価は高いが、四死球率の高い傾向が続いている。

投球能力は高く、当たれば「エース級」の素材。

キャリアを通じて問題になっているのが、「ケガの多さ」である。

高校時代は野球・フットボールの二刀流で活躍。

フットボールで多くのケガを負った。

プロ入り後も「ケガの繰り返し」で、シーズンを完走することが少ない。

投球回数が100イニングを超えたのは、2017年の1度しかない(1A時代)。

日本流の「中6日」で、ケガの軽減を期待したい。

又、四死球の多さを我慢する「監督の忍耐」も必要か。

先発ローテーションは頭数が揃っており、ケガの回復を待つ余裕があるのは救い。

ケガの検査・治療で、途中帰国するのは覚悟しておきたい。

2021年以降は隔年で「長期離脱」しており、2025年はその年に当たる。

デュプランティエ投手の成績と投球傾向

▼ 2024年の成績

3A(OklahomaCity, Syracuse, Tulsa)

23試合、6勝3敗2S、防御率 4.20、55.2回、49安打、43四死球、68三振

▼ 日本とレベルの近い、3Aとメジャーの通算成績

メジャー通算

19試合、1勝4敗1S、防御率 6.70、49.2回、58安打、33四死球、46三振

3A通算

72試合、13勝8敗、防御率 4.85、189.1回、168安打、140四死球、220三振

ラモン・ヘルナンデス(Ramon Hernandez)

28歳

右打ちの内野手(1塁&3塁)

外野経験もあるが、2022年以降は「内野一本」

アメリカでは「2A(3軍)」までしか経験がない。

「2A」では1年しかプレイしておらず、しかも平凡な成績で終わった。

98試合、打率.236、11本塁打、44打点

アメリカ独立リーグ経由で、メキシカンリーグを主戦場にしている。

超打者天国「メキシカンリーグ」でプレイしているが、本塁打は多くない。

「ドミニカ冬季リーグ」にも参加しているが、直近2年間は「打率.250以下」で長打力も発揮できていない。

未知数な部分が多く、来日してみないと分からない選手。

基本的には「2軍待機」。

ケガ人しだいで、「右の代打」で1軍昇格が考えられる。

2024年の「ミエセス選手」と、同じ扱いになるだろう。

▼ 2024年の成績

MexicanLeague(Monclova)

82試合、打率.313、22本塁打、71打点、出塁率.374、OPS .945

スタンリー・コンスエグラ(Stanley Consuegra)

24歳。

右打ちの外野手。

長打力はあるが、三振量産型の打者。

変化球対応に拙く、「育成目的」での獲得。

2024年に初めて、「2A(3軍)」に昇格。

「2A」では、58試合しか出場できていない。

しかも散々な成績で終わり、マイナーFAとなった。

58試合、打率.201、3本塁打、22打点

まずは2軍で、経験を積ませることになるだろう。

2025年中の「支配下登録」はないと思われる。

▼ 2024年の成績

2A(Binghamton)

58試合、打率.201、3本塁打、22打点、出塁率.262、OPS .566

1A(Brooklyn)

60試合、打率.228、7本塁打、31打点、出塁率.337、OPS .719

横浜DeNAベイスターズ

広島東洋カープ

広島カープの本拠地球場・マツダzoom-zoomスタジアム

エレフリス・モンテロ(Elehuris Montero)

▼ 2019年10月21日(筆者撮影)

2025年新外国人選手エレフリス・モンテロ(広島カープ)

パンチ力のある右打者。

1塁・3塁を守る内野手。

3Aでは好成績をあげているが、打者有利の「Pacific Coat League」の成績。

しかも打者天国「Albuquergue」での成績。

ネット報道では「長距離砲」となっているが、打者天国「Denver」と「Albuquerque」の成績は当てにできない。

因みに直近3シーズン「ドミニカ冬季リーグ」に参加しており、通算350打数超で「本塁打4本」のみ。

メジャーレベルでは四死球率が低く、三振率は高い。

変化球を苦手にしている。

パワーはあるが引っ張り傾向もあり、監督は我慢との闘いになりそう。

190cmと体格が大きく、1塁中心の起用になるだろう。

2025年新外国人選手エレフリス・モンテロ(広島カープ)のサインカード

ここ数年、広島カープは「Pacific Coat League」から外国人選手獲得が続いています。

(クロン・マクブルーム・デビットソン・シャイナーなど)

今年ダメなら、そろそろ獲得方針を変更したいところ。

▼ 2024年の成績

メジャー(Rockies)

67試合、打率.205、4本塁打、28打点、出塁率.267、OPS .571

3A(Albuquerque)

65試合、打率.309、16本塁打、52打点、出塁率.397、OPS .979

メジャー・3Aともに、打者天国「DenverとAlbuquergue」の成績です

▼ 日本とレベルの近い、3Aとメジャーの通算成績

メジャー通算

205試合、打率.228、21本塁打、87打点、出塁率.277、OPS .665

3A通算

193試合、打率.314、52本塁打、171打点、出塁率.392、OPS .981

▼ 2019年10月21日(筆者撮影)

2025年新外国人選手エレフリス・モンテロ(広島カープ)

サンドロ・ファビアン(Sandro Fabian)

▼ 2017年6月28日(筆者撮影)

2025年新外国人選手サンドロ・ファビアン(広島カープ)

26才の右打者。

主にライトを守る外野手。

四死球率が低く「早打ちの傾向」はあるが、3Aではやや改善傾向が見られる。

外野手としては、平均的なレベルの打撃力。

ただ年々長打力を増しており、伸びしろに期待しての獲得だろう。

肩が強く、守備力に問題はない。

アメリカでは「勤勉で練習熱心」と、スカウトの評価を見かける。

2024年にメジャーデビューしたが3試合しか経験はなく、過度な期待は禁物。

▼ 2024年の成績

メジャー(Rangers)

3試合、打率.000、0本塁打、0打点、出塁率.000、OPS .000

3A(Round Rock)

116試合、打率.270、17本塁打、81打点、出塁率.343、OPS .805

▼ 日本とレベルの近い、3Aとメジャーの通算成績

メジャー通算

3試合、打率.000、0本塁打、0打点、出塁率.000、OPS .000

3A通算

265試合、打率.273、44本塁打、172打点、出塁率.332、OPS .814

ジョハン・ドミンゲス(Johan Dominguez)

右投げの先発投手。

28歳。

メジャー経験はなく、3Aでシーズンを通じてプレイしたのは「1シーズンのみ」である。

3Aでの成績では、三振奪取率・四死球率は平均的。

2022年に「トミージョン手術」を受けている。

高いレベルでのプレイ経験が少なく、未知の部分が大きい。

▼ 2024年の成績

3A(Charlotte)

27試合、7勝5敗0S、防御率 4.43、111.2回、110安打、53四死球、90三振

▼ 日本とレベルの近い、3Aとメジャーの通算成績

3A通算

39試合、7勝10敗、防御率 5.03、154回、160安打、72四死球、131三振

ヤクルトスワローズ

明治神宮野球場のスクリーン

マイク・バウマン(Mike Baumann)

2025年新外国人選手マイク・バウマン(東京ヤクルトスワローズ)

29歳の右投手。

2021年までは「先発専門」だったが、2022年に「リリーフ転向」。

2023年以降は、先発を経験していない。

2023年は60試合、2024年は57試合も登板している。

150km前半の直球とスライダー中心の投球スタイル。

空振りを取れる、鋭いスライダーをもっている。

カーブ・チェンジアップも投げ、メジャーではカーブの割合を増やしている。

メジャーでの評価では、直球を高めに投げる傾向があり、カーブの制球力は不安定とある。

長打を浴びることが多く、狭い神宮球場では不安材料。

変化球の制球力が安定するかが、カギとなる。

▼ 2024年の成績

メジャー通算(Orioles, Mariners, Giants, Angles, Marlins)

57試合、3勝1敗、防御率 5.55、58.1回、59安打、32四死球、58三振

▼ 日本とレベルの近い、3Aとメジャーの通算成績

メジャー通算

134試合、15勝6敗0S、防御率 4.95、167.1回、167安打、85四死球、147三振

3A通算

32試合、3勝7敗2S、防御率 3.29、93回、73安打、44四死球、116三振

ピーター・ランバート(Peter Lambert)

2025年新外国人選手ピーター・ランバート(東京ヤクルトスワローズ)

27歳の右投手。

高校時代に「全米代表」に選ばれた、エリート投手。

ドラフト2巡目(全体44位)で、上位指名された「元・有望株投手」。

兄もWhiteSoxの中継ぎ投手。

直球・チェンジアップを中心に、カーブ・スライダーと4種類を操る。

直球の制球力は評価が高く、変化球も良い「日本人好み」の投手。

メジャー・3Aの投手成績は良くないが、これらは「投手受難の球場」を本拠地にしていたのが理由である。

投手成績に影響されず、「純粋な投球能力」に注目しての獲得。

2020年に肘を痛め、「トミージョン手術」を受けている。

2022年も肘をケガしており、1年間を健康体でいられるかが不安。

完成度が高く、投手不利な環境でプレイしていた経験に期待したい。

▼ 2024年の成績

メジャー(Rockies)

28試合、2勝5敗、防御率 5.72、61.1回、73安打、31四死球、50三振

3A(Albuquerque)

10試合、0勝1敗0S、防御率 5.28、29回、24安打、13四死球、38三振

▼ 日本とレベルの近い、3Aとメジャーの通算成績

メジャー通算

74試合、8勝19敗、防御率 6.28、243.2回、297安打、108四死球、181三振

3A通算

44試合、4勝12敗、防御率 4.96、177.2回、192安打、67四死球、155三振

中日ドラゴンズ

バンテリンドームの外観(中日ドラゴンズ本拠地球場)

カイル・マラー(Kyle Muller)

▼ 2018年10月20日(筆者撮影)

2025年新外国人選手カイル・マラー(中日ドラゴンズ)

27歳

2メートルの長身、先発専門の左投手。

2016年ドラフト2巡目(全体44位)で指名された。

高校時代には試合またぎで、24者連続三振を記録。

140km台の直球・スライダー・カーブ・チェンジアップが持ち球。

直球・スライダーの2本立てが、基本の投球スタイル。

長い手足からのオーバーハンドで、角度のあるボールを投げる。

課題は「変化球の制球力」で、メジャー定着の足かせとなった。

キャリアを通じて、高い四死球率が問題となっている。

四死球が多い割には、三振率が高くない。

投球の柱となる「スライダーのコントロール」と「右打者対策」が、成功のカギになりそう。

▼ 2018年10月20日(筆者撮影)

2025年新外国人選手カイル・マラー(中日ドラゴンズ)

▼ 2024年の成績

メジャー(Athletics)

21試合、0勝1敗、防御率 4.01、49.1回、48安打、11四死球、36三振

3A(Stockton, Las Vegas)

8試合、1勝2敗、防御率 4.76、28.1回、26安打、10四死球、22三振

▼ 日本とレベルの近い、3Aとメジャーの通算成績

メジャー通算

54試合、4勝11敗、防御率 5.90、175.1回、199安打、83四死球、141三振

3A通算

60試合、14勝16敗、防御率 4.30、301.2回、287安打、138四死球、322三振

ジェイソン・ボスラー(Jason Vosler)

▼ 2017年10月16日(筆者撮影)

2025年新外国人選手ジェイソン・ボスラー(中日ドラゴンズ)

31歳の左打者

1塁・3塁を守る内野手。

2024年は「1塁手」が主だった。

1塁手なら「中田選手」、3塁手なら「高橋周平・石川選手」との競争になる。

▼ 2017年10月17日(筆者撮影)

2025年新外国人選手ジェイソン・ボスラー(中日ドラゴンズ)

パワーは平均より上であるが、直球を苦手としている。

選球眼はまずまずで、三振も平均的。

2024年の好成績を評価しての獲得だが、あくまで打者有利「Pacific Coat League」の成績だ。

2022・2023年はともに、打率.240台だった。

広い「バンテリンドーム」での本塁打量産を、期待する選手ではない。

直近もマルモレホス(楽天)・シャイナー(広島)が、「Tacoma」での好成績で来日しました。でも2人とも、たった1年で解雇されています。

▼ 2024年の成績

メジャー(Mariners)

10試合、打率.179、0本塁打、3打点、出塁率.233、OPS .519

3A(Tacoma)

119試合、打率.303、31本塁打、110打点、出塁率.371、OPS .944

▼ 日本とレベルの近い、3Aとメジャーの通算成績

メジャー通算

107試合、打率.207、10本塁打、34打点、出塁率.274、OPS .669

3A通算

556試合、打率.274、115本塁打、386打点、出塁率.348、OPS .854

▼ 2017年10月18日(筆者撮影)

2025年新外国人選手ジェイソン・ボスラー(中日ドラゴンズ)

福岡ソフトバンクホークス

北海道日本ハムファイターズ

千葉ロッテマリーンズ

ブライアン・サモンズ(Bryan Sammons)

2025年新外国人選手ブライアン・サモンズ(千葉ロッテマリーンズ)

29歳

長身の左投手。

マイナー時代は「先発専門」投手。

2023年には所属球団を失い、「独立リーグ」でのプレイ経験がある。

直球・カットボール・スライダー・カーブ・チェンジアップと、多くの変化球を投げる。

直球は140km中盤で、最速でも140km後半。

変化球は、いずれも平均的との評価。

近年は「スライダー」を改良し、横に鋭く曲がる「スイーパー」を武器にしている。

「カットボール」の投球割合を低下させた。

三振率を高め、四死球率を改善傾向にあるが、2024年以外は「平凡な成績」しか残せていない。

限られた予算内で獲得した感あり。

「メルセデス」「カイケル」投手の穴埋めを期待したいが。

▼ 2024年の成績

メジャー通算(Tigers)

6試合、1勝1敗、防御率 3.62、27.1回、16安打、10四死球、18三振

3A(Toledo)

22試合、6勝7敗0S、防御率 4.15、102回、89安打、45四死球、102三振

▼ 日本とレベルの近い、3Aとメジャーの通算成績

メジャー通算

6試合、1勝1敗、防御率 3.62、27.1回、16安打、10四死球、18三振

3A通算

50試合、8勝13敗、防御率 5.04、210.2回、215安打、110四死球、204三振

東北楽天ゴールデンイーグルス

楽天モバイルパークの正面(東北楽天ゴールデンイーグルス本拠地球場)

スペンサー・ハワード(Spencer Howard)

2025年新外国人選手スペンサー・ハワード(東北楽天ゴールデンイーグルス)

28歳の右投手。

先発を主にしている。

2017年ドラフトで、2巡目指名を受けた「元・有望株投手」。

速球、チェンジアップ、スライダー、カーブの4種類を投げ分ける。

直球の球速は150-160kmあり、制球力もマズマズだ。

曲がりの大きい「スライダー」と、打者の近くで沈む「チェンジアップ」が武器。

基本的には「直球・スライダー」を中心としている。

奪三振率が高い特徴がある。

試合によって変化球の波が激しく、防御率はかなり高い。

2018年に肩を故障をしており、2019年以降の先発登板数は年間15試合以下。

「中6日」の登板間隔がある日本なら、高いパフォーマンスを発揮するチャンスがある。

選球眼の良い「日本の打者」に、変化球が通用するかが「成功のカギ」になりそうだ。

▼ 2024年の成績

メジャー通算(Giants, Gurdians)

9試合、1勝2敗0S、防御率 6.21、29回、44安打、14四死球、27三振

3A(Sacramento)

22試合、3勝3敗0S、防御率 6.57、61.2回、69安打、29四死球、87三振

▼ 日本とレベルの近い、3Aとメジャーの通算成績

メジャー通算

47試合、4勝13敗0S、防御率 6.21、144回、181安打、75四死球、136三振

3A通算

55試合、8勝12敗、防御率 5.23、165.1回、157安打、74四死球、225三振

オリックスバファローズ

京セラドーム大阪・野球場(オリックスバッファローズ・コンサートライブ

ジョーダン・ディアス(Jordan Diaz)

24歳の内野手

右打ちのコンタクトヒッター

マイナーでは主に「2塁」と「3塁」を守っていた。

スイングはコンパクトで、広角に打ち分ける打撃スタイル。

ライト方向へ、長打も打てる。

早打ちで、四死球はほとんど選ばない。

積極的すぎる、打撃アプローチの打者だ。

レベルスイングため、ゴロはやや多めである。

課題は守備力のなさで、メジャーでは守備で苦戦。

走力もないため、外野での起用も厳しい。

2024年のマイナーでは、「DH」中心で起用された。

24歳の若さでメジャー起用されないのは、「早打ち」「守備力がない」のが理由。

3Aでの3年間で好成績を残しているが、これはマイナーNo.1の打者天国「Las Vegas」が本拠地だからだ。

但しメジャーリーグで、「年間10本塁打」を打った実績はある。

24歳と若く、打撃スタイルは日本向き。

まず初年度は下位打線で、多くの打席数を与えたい。

狭い日本の球場なら、パワーも発揮できるかもしれない。

2年間は我慢の起用で、3年目の覚醒を待ちたい選手だ。

1年目は「セデーニョ選手の穴埋め期待」が順当だろう。

3Aでの成績は、すべてマイナーNo.1の打者天国「Las Vegas」の成績です。当てにはなりません

▼ 2024年の成績

3A(Las Vegas)

102試合、打率.301、22本塁打、85打点、出塁率.362、OPS .892

▼ 日本とレベルの近い、3Aとメジャーの通算成績

メジャー通算

105試合、打率.227、10本塁打、28打点、出塁率.276、OPS .635

3A通算

166試合、打率.311、32本塁打、141打点、出塁率.363、OPS .890

エドワード・オリバレス(Edward Olivares)

28歳の右打者

主にライトを守る外野手。

俊足で、平均以上のパワーを有している。

身体能力が高い選手。

アベレージヒッターで、3Aでの平均打率は3割超え。

早打ちのため、三振・四死球ともに少ない。

メジャー時代は「引っ張り傾向」が高かったが、マイナー時代は広角に打っていた。

長打が少ないのは、「ゴロ率の高さ」が原因とされている。

打球角度がつけば「長打量産」も期待できるが、日本流の内角攻めで「ゴロアウト量産」の可能性もある。

足は速く、肩も強いが、主にライトを守るのは守備力が低いからだ。

守備評価は低ランク。

動き出しが遅く、打球判断が拙い。

身体能力が高く、覚醒を待ちたいタイプ。

多くの打席数を与えて、2年間は辛抱して使い続けたい。

賭けてみる価値が高い選手。

▼ 2024年の成績

メジャー(Pirates)

55試合、打率.224、5本塁打、23打点、出塁率.291、OPS .624

3A(Indinapolis)

27試合、打率.260、3本塁打、12打点、出塁率.343、OPS .722

▼ 日本とレベルの近い、3Aとメジャーの通算成績

メジャー通算

285試合、打率.254、29本塁打、96打点、出塁率.306、OPS .714

3A通算

128試合、打率.302、22本塁打、71打点、出塁率.380、OPS .885

埼玉西武ライオンズ

西武ライオンズの本拠地球場・ベルーナドームのグラウンド(西武球場)

エマニュエル・ラミレス(Emmanuel Ramírez)

30歳の右投手。

先発・リリーフどちらも経験あり。

アメリカでは2021年以降、リリーフに専念している。

2023年はアメリカでプレイしていない。

150kmの速球とスプリッターが武器。

三振率が高く、ライオンズはリリーフ起用を予定。

アメリカでの評価では、「左打者が苦手」「高低のコントロールに難あり」とある。

3A・メジャーでの防御率は、リリーフにしてはかなり高い。

▼ 2024年の成績

メジャー(Marlins)

15試合、0勝1敗、防御率 6.97、20.2回、21安打、11四死球、21三振

3A(Jacksonville, Buffalo)

30試合、4勝2敗9S、防御率 4.20、45回、37安打、17四死球、56三振

▼ 日本とレベルの近い、3Aとメジャーの通算成績

メジャーリーグ通算

15試合、0勝1敗、防御率 6.97、20.2回、21安打、11四死球、21三振

3A通算

49試合、7勝5敗10S、防御率 7.22、101回、122安打、49四死球、108三振

トレイ・ウィンゲンター(Trey Wingenter)

30歳

右投げのリリーフ専門投手。

ややスリークォーター気味に投げる。

2mの長身から投げる「150kmの直球」と「高速スライダー」が持ち球。

持ち球は、2種類しかない。

三振奪取率が高く、スライダーで多くの空振りを奪っている。

課題は制球難。

四死球率は、平均を大きく超えている。

スライダーのコントロールに、大きなバラつきがある。

スライダーが、日本の打者に通用するかが全て。

シーズン当初は「勝ちパターン」での起用は、厳しいだろう。

中継ぎ起用からスタート、状況次第で「勝ちパターン」への移行が現実的。

まずは慎重に起用したい。

▼ 2024年の成績

メジャー(Cubs, RedSox)

7試合、2勝3敗、防御率 9.72、8.1回、13安打、4四死球、6三振

3A(Toledo, Worcester, Iowa)

38試合、5勝5敗3S、防御率 2.98、48.1回、40安打、26四死球、75三振

▼ 日本とレベルの近い、3Aとメジャーの通算成績

メジャーリーグ通算

97試合、2勝3敗1S、防御率 5.66、95.1回、76安打、59四死球、127三振

3A通算

103試合、8勝8敗9S、防御率 3.54、117回、89安打、68四死球、162三振

タイラー・ネビン(Tyler Nevin)

▼ 2018年10月20日(筆者撮影)

27歳

広角に打てる「右の内野手」

父親はドラフト1位指名「フィル・ネビン」で知られている。

長打量産タイプではない。

四死球・三振も平均的。

広角に打ち分けるため、打率は高め。

ライオンズ貧打線を、劇的に変える選手ではない。

主に「1塁」「3塁」を守る。

2021年からは「外野手」での出場機会を増やしている。

大砲タイプの2024年「アギーラ」「コルデロ」両選手から、大幅に路線変更。

トレード・FA移籍の補強もなく、ネビン選手へは大きな期待がのしかかる。

「気の毒な立場」でのスタートになりそうだ。

▼ 2018年10月18日(筆者撮影)

▼ 2024年の成績

メジャー(Athletics)

87試合、打率.204、7本塁打、20打点、出塁率.288、OPS .618

3A(LasVegas)

14試合、打率.296、4本塁打、17打点、出塁率.365、OPS 1.032

▼ 日本とレベルの近い、3Aとメジャーの通算成績

メジャー通算

192試合、打率.204、12本塁打、49打点、出塁率.300、OPS .615

3A通算

256試合、打率.277、42本塁打、163打点、出塁率.355、OPS .831

▼ 2018年10月20日(筆者撮影)

2025年外国人選手の獲得傾向

▼ オースティン選手(横浜DeNA)2015年10月21日

タイラー・オースティン選手(横浜DeNAベイスターズ)

2025年の新外国人選手は、1億円~2億円レベルの契約がほとんど。

メジャーリーグ最低保証年俸(1億2000万円)以下の契約が多く、メジャー定着レベルの選手との契約がない。

メジャーリーグの年俸上昇に、「日本球団の予算」が追いつかない現状が続いている。

現役バリバリのメジャー選手が、5億円レベルで獲得できたのは「もう過去の話」。

又、2025年も「Pacific Coast League」の打者獲得が目立つ。

打者有利の球場での好成績は、「日本野球のレベル」では当てにならない。

「ビデオ映りが良い」「好成績なのに低予算」が、獲得の理由か。

Pacific Coast League:

3Aには「International League」「Pacific Coast League」の2つが存在する。

2020年のマイナーリーグ再編成で、10球団に減少。

しかも打者有利な球場は、すべて「Pacific Coast League」に残留してしまった。

そのため「打者有利なリーグ」となり、好成績をあげる打者が多い。

  1. Las Vegas
  2. Reno
  3. Albuquerque
  4. Salt Lake City

以上4球場は、超打者天国とされている。

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この記事を書いた人

日本野球・アメリカ野球の旅行情報を中心に発信しています。

野球観戦歴は50年、日本野球1000試合以上、アメリカ野球600試合を生観戦してきました。

・日本プロ野球全本拠地
・メジャーリーグ全本拠地
・マイナーリーグ100球場

野球場巡りをした実体験を元に、旅行情報をまとめています

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