2025年、日本プロ野球で初めてプレイする「外国人選手」をリスト化!
すべて新外国人選手ばかりです
- 2024年の成績
- メジャーと3Aの通算成績
- プレイ動画
2024年の新外国人選手は、下の記事にまとめています
新来日外国人の成績・プロフィール紹介 / 元・メジャーリーグ・マイナーリーグ
2025年の外国人選手が、続々と獲得報道がされています。
この記事では、「簡単なプロフィール」と「メジャー・3Aの通算成績」をまとめています。
あなた自身でプレイをチェックできるよう、YouTube動画もリンクしました。
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読売ジャイアンツ


トレイ・キャベッジ(Trey Cabbage)


27歳
左打ちの外野&1塁手
長打を期待できるパワーヒッターだが、本塁打を量産するタイプではない。
広角に打てる打者なのに、打率も低め。
2023年のマイナー時代に「トリプル3」を達成した紹介記事が多いが、打者天国「Salt Lake」での成績で当てにできない。
しかもプレイしていたのは、打者有利な「Pacific Coast League」だ。
この2023年以外は、目立った打撃成績を残せていない。
三振量産タイプで、変化球が苦手。
早いカウントから積極的に振ってゆくため、四球も少ない。
結果がでなかった場合、日本メディアに叩かれやすいタイプだ。
塁間が短くなった「2023年以降」から、突然盗塁数を増加させた。
日本での盗塁数は、期待できないだろう。
巨人外野陣は「丸」「ヘルナンデス」中心に、残り1枠を「浅野」「オコエ」と争うことになりそうだ。
3月4月で三振量産した場合、若手ドラフト1位「浅野選手」を優先起用するだろう。
その場合、新外国人選手獲得も予想される。
2024年の「オドーア」選手のように、「2軍調整」を指示される可能性がある。
とにかく、オープン戦で長打連発することが必須だ。
▼ 2024年の成績
メジャー(Astros)
45試合、打率.209、1本塁打、8打点、出塁率.253、OPS .590
3A(Sugar Land)
66試合、打率.243、13本塁打、43打点、出塁率.351、OPS .824
▼ 日本とレベルの近い、3Aとメジャーの通算成績
メジャー通算
67試合、打率.209、2本塁打、15打点、出塁率.245、OPS .576
3A通算
173試合、打率.283、43本塁打、132打点、出塁率.368、OPS .919
阪神タイガース


ニック・ネルソン(Nick Nelson)
▼ 2018年7月1日(筆者撮影)


29歳
右投げの先発投手。
メジャーでは「リリーフ」を主にしているが、マイナーでは「先発専門」であった。
Yankeesマイナー時代は、加藤豪将選手(元・日本ハム)とチームメイト。
持ち球は、直球・シンカー・スライダー・チェンジアップ・カーブ・ナックルと多彩。
140km中盤の直球と高速シンカー・スライダー・チェンジアップを主体としている。
スライダー・チェンジアップを多く投げる、変化球投手。
2023年以降、右打者には高速シンカーを有効的に使い、ゴロアウトを奪っている。
但しシンカーが、低めに集まらないのは不安ありか。
報道では「ナックルボール」を話題にしているが、日本で披露することはないだろう。
高校時代に習得した球種だが、メジャーでの投球割合は「2%程度」しかない。
ロースコアの多い甲子園球場で、「走られ放題の球種」を選択するとは考えにくい。
課題は制球力。
コーナーをつく投球スタイルのため、ボール球が多い傾向がある。
四死球率も高い。
藤川監督は「リリーフ起用」を明言。
タイガース先発陣は頭数が揃っており、ネルソン投手への依存度は低い。
登板機会を確保できる「リリーフ起用」は、懸命の策だ。
リリーフでの起用なら、140km後半の球速が期待できる。


▼ 2024年の成績
メジャー(Phillies)
4試合、0勝0敗、防御率 5.06、5.1回、8安打、3四死球、8三振
3A(Lehigh Valley)
34試合、2勝5敗2S、防御率 5.28、54.1回、54安打、33四死球、44三振
▼ 日本とレベルの近い、3Aとメジャーの通算成績
メジャー通算
74試合、5勝4敗1S、防御率 5.20、114.1回、111安打、75四死球、120三振
3A通算
87試合、13勝13敗3S、防御率 4.69、224.2回、226安打、121四死球、205三振
Jon Duplantier
▼ 2018年10月18日(筆者撮影)


30歳の右投手。
三振が取れる、先発中心の「元・有望株」投手。
期待された投手だったが、ケガの多さで大成できなかった。
持ち球は、140km中盤の直球、シンカー、スライダー、チェンジアップ、ナックルカーブと多彩。
鋭いスライダー、ブレーキの効いたカーブ、精度高いチェンジアップ。
変化球の評価は、全体的に高い。
シンカーで「ゴロアウト」、スライダー・チェンジアップで「三振」を量産できる。
投球レベルの評価は高いが、四死球率の高い傾向が続いている。
投球能力は高く、当たれば「エース級」の素材。
キャリアを通じて問題になっているのが、「ケガの多さ」である。
高校時代は野球・フットボールの二刀流で活躍。
フットボールで多くのケガを負った。
プロ入り後も「ケガの繰り返し」で、シーズンを完走することが少ない。
投球回数が100イニングを超えたのは、2017年の1度しかない(1A時代)。
日本流の「中6日」で、ケガの軽減を期待したい。
又、四死球の多さを我慢する「監督の忍耐」も必要か。
先発ローテーションは頭数が揃っており、ケガの回復を待つ余裕があるのは救い。
ケガの検査・治療で、途中帰国するのは覚悟しておきたい。
2021年以降は隔年で「長期離脱」しており、2025年はその年に当たる。


▼ 2024年の成績
3A(OklahomaCity, Syracuse, Tulsa)
23試合、6勝3敗2S、防御率 4.20、55.2回、49安打、43四死球、68三振
▼ 日本とレベルの近い、3Aとメジャーの通算成績
メジャー通算
19試合、1勝4敗1S、防御率 6.70、49.2回、58安打、33四死球、46三振
3A通算
72試合、13勝8敗、防御率 4.85、189.1回、168安打、140四死球、220三振
ラモン・ヘルナンデス(Ramon Hernandez)
28歳
右打ちの内野手(1塁&3塁)
外野経験もあるが、2022年以降は「内野一本」
アメリカでは「2A(3軍)」までしか経験がない。
「2A」では1年しかプレイしておらず、しかも平凡な成績で終わった。
98試合、打率.236、11本塁打、44打点
アメリカ独立リーグ経由で、メキシカンリーグを主戦場にしている。
超打者天国「メキシカンリーグ」でプレイしているが、本塁打は多くない。
「ドミニカ冬季リーグ」にも参加しているが、直近2年間は「打率.250以下」で長打力も発揮できていない。
未知数な部分が多く、来日してみないと分からない選手。
基本的には「2軍待機」。
ケガ人しだいで、「右の代打」で1軍昇格が考えられる。
2024年の「ミエセス選手」と、同じ扱いになるだろう。
▼ 2024年の成績
MexicanLeague(Monclova)
82試合、打率.313、22本塁打、71打点、出塁率.374、OPS .945
スタンリー・コンスエグラ(Stanley Consuegra)
24歳。
右打ちの外野手。
長打力はあるが、三振量産型の打者。
変化球対応に拙く、「育成目的」での獲得。
2024年に初めて、「2A(3軍)」に昇格。
「2A」では、58試合しか出場できていない。
しかも散々な成績で終わり、マイナーFAとなった。
58試合、打率.201、3本塁打、22打点
まずは2軍で、経験を積ませることになるだろう。
2025年中の「支配下登録」はないと思われる。
▼ 2024年の成績
2A(Binghamton)
58試合、打率.201、3本塁打、22打点、出塁率.262、OPS .566
1A(Brooklyn)
60試合、打率.228、7本塁打、31打点、出塁率.337、OPS .719
横浜DeNAベイスターズ
広島東洋カープ


エレフリス・モンテロ(Elehuris Montero)
▼ 2019年10月21日(筆者撮影)


パンチ力のある右打者。
1塁・3塁を守る内野手。
3Aでは好成績をあげているが、打者有利の「Pacific Coat League」の成績。
しかも打者天国「Albuquergue」での成績。
ネット報道では「長距離砲」となっているが、打者天国「Denver」と「Albuquerque」の成績は当てにできない。
因みに直近3シーズン「ドミニカ冬季リーグ」に参加しており、通算350打数超で「本塁打4本」のみ。
メジャーレベルでは四死球率が低く、三振率は高い。
変化球を苦手にしている。
パワーはあるが引っ張り傾向もあり、監督は我慢との闘いになりそう。
190cmと体格が大きく、1塁中心の起用になるだろう。


ここ数年、広島カープは「Pacific Coat League」から外国人選手獲得が続いています。
(クロン・マクブルーム・デビットソン・シャイナーなど)
今年ダメなら、そろそろ獲得方針を変更したいところ。
▼ 2024年の成績
メジャー(Rockies)
67試合、打率.205、4本塁打、28打点、出塁率.267、OPS .571
3A(Albuquerque)
65試合、打率.309、16本塁打、52打点、出塁率.397、OPS .979
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メジャー・3Aともに、打者天国「DenverとAlbuquergue」の成績です
▼ 日本とレベルの近い、3Aとメジャーの通算成績
メジャー通算
205試合、打率.228、21本塁打、87打点、出塁率.277、OPS .665
3A通算
193試合、打率.314、52本塁打、171打点、出塁率.392、OPS .981
▼ 2019年10月21日(筆者撮影)


サンドロ・ファビアン(Sandro Fabian)
▼ 2017年6月28日(筆者撮影)


26才の右打者。
主にライトを守る外野手。
四死球率が低く「早打ちの傾向」はあるが、3Aではやや改善傾向が見られる。
外野手としては、平均的なレベルの打撃力。
ただ年々長打力を増しており、伸びしろに期待しての獲得だろう。
肩が強く、守備力に問題はない。
アメリカでは「勤勉で練習熱心」と、スカウトの評価を見かける。
2024年にメジャーデビューしたが3試合しか経験はなく、過度な期待は禁物。
▼ 2024年の成績
メジャー(Rangers)
3試合、打率.000、0本塁打、0打点、出塁率.000、OPS .000
3A(Round Rock)
116試合、打率.270、17本塁打、81打点、出塁率.343、OPS .805
▼ 日本とレベルの近い、3Aとメジャーの通算成績
メジャー通算
3試合、打率.000、0本塁打、0打点、出塁率.000、OPS .000
3A通算
265試合、打率.273、44本塁打、172打点、出塁率.332、OPS .814
ジョハン・ドミンゲス(Johan Dominguez)
右投げの先発投手。
28歳。
メジャー経験はなく、3Aでシーズンを通じてプレイしたのは「1シーズンのみ」である。
3Aでの成績では、三振奪取率・四死球率は平均的。
2022年に「トミージョン手術」を受けている。
高いレベルでのプレイ経験が少なく、未知の部分が大きい。
▼ 2024年の成績
3A(Charlotte)
27試合、7勝5敗0S、防御率 4.43、111.2回、110安打、53四死球、90三振
▼ 日本とレベルの近い、3Aとメジャーの通算成績
3A通算
39試合、7勝10敗、防御率 5.03、154回、160安打、72四死球、131三振
ヤクルトスワローズ


マイク・バウマン(Mike Baumann)


29歳の右投手。
2021年までは「先発専門」だったが、2022年に「リリーフ転向」。
2023年以降は、先発を経験していない。
2023年は60試合、2024年は57試合も登板している。
150km前半の直球とスライダー中心の投球スタイル。
空振りを取れる、鋭いスライダーをもっている。
カーブ・チェンジアップも投げ、メジャーではカーブの割合を増やしている。
メジャーでの評価では、直球を高めに投げる傾向があり、カーブの制球力は不安定とある。
長打を浴びることが多く、狭い神宮球場では不安材料。
変化球の制球力が安定するかが、カギとなる。
▼ 2024年の成績
メジャー通算(Orioles, Mariners, Giants, Angles, Marlins)
57試合、3勝1敗、防御率 5.55、58.1回、59安打、32四死球、58三振
▼ 日本とレベルの近い、3Aとメジャーの通算成績
メジャー通算
134試合、15勝6敗0S、防御率 4.95、167.1回、167安打、85四死球、147三振
3A通算
32試合、3勝7敗2S、防御率 3.29、93回、73安打、44四死球、116三振
ピーター・ランバート(Peter Lambert)


27歳の右投手。
高校時代に「全米代表」に選ばれた、エリート投手。
ドラフト2巡目(全体44位)で、上位指名された「元・有望株投手」。
兄もWhiteSoxの中継ぎ投手。
直球・チェンジアップを中心に、カーブ・スライダーと4種類を操る。
直球の制球力は評価が高く、変化球も良い「日本人好み」の投手。
メジャー・3Aの投手成績は良くないが、これらは「投手受難の球場」を本拠地にしていたのが理由である。
投手成績に影響されず、「純粋な投球能力」に注目しての獲得。
2020年に肘を痛め、「トミージョン手術」を受けている。
2022年も肘をケガしており、1年間を健康体でいられるかが不安。
完成度が高く、投手不利な環境でプレイしていた経験に期待したい。
▼ 2024年の成績
メジャー(Rockies)
28試合、2勝5敗、防御率 5.72、61.1回、73安打、31四死球、50三振
3A(Albuquerque)
10試合、0勝1敗0S、防御率 5.28、29回、24安打、13四死球、38三振
▼ 日本とレベルの近い、3Aとメジャーの通算成績
メジャー通算
74試合、8勝19敗、防御率 6.28、243.2回、297安打、108四死球、181三振
3A通算
44試合、4勝12敗、防御率 4.96、177.2回、192安打、67四死球、155三振
中日ドラゴンズ


カイル・マラー(Kyle Muller)
▼ 2018年10月20日(筆者撮影)


27歳
2メートルの長身、先発専門の左投手。
2016年ドラフト2巡目(全体44位)で指名された。
高校時代には試合またぎで、24者連続三振を記録。
140km台の直球・スライダー・カーブ・チェンジアップが持ち球。
直球・スライダーの2本立てが、基本の投球スタイル。
長い手足からのオーバーハンドで、角度のあるボールを投げる。
課題は「変化球の制球力」で、メジャー定着の足かせとなった。
キャリアを通じて、高い四死球率が問題となっている。
四死球が多い割には、三振率が高くない。
投球の柱となる「スライダーのコントロール」と「右打者対策」が、成功のカギになりそう。
▼ 2018年10月20日(筆者撮影)


▼ 2024年の成績
メジャー(Athletics)
21試合、0勝1敗、防御率 4.01、49.1回、48安打、11四死球、36三振
3A(Stockton, Las Vegas)
8試合、1勝2敗、防御率 4.76、28.1回、26安打、10四死球、22三振
▼ 日本とレベルの近い、3Aとメジャーの通算成績
メジャー通算
54試合、4勝11敗、防御率 5.90、175.1回、199安打、83四死球、141三振
3A通算
60試合、14勝16敗、防御率 4.30、301.2回、287安打、138四死球、322三振
ジェイソン・ボスラー(Jason Vosler)
▼ 2017年10月16日(筆者撮影)


31歳の左打者
1塁・3塁を守る内野手。
2024年は「1塁手」が主だった。
1塁手なら「中田選手」、3塁手なら「高橋周平・石川選手」との競争になる。
▼ 2017年10月17日(筆者撮影)


パワーは平均より上であるが、直球を苦手としている。
選球眼はまずまずで、三振も平均的。
2024年の好成績を評価しての獲得だが、あくまで打者有利「Pacific Coat League」の成績だ。
2022・2023年はともに、打率.240台だった。
広い「バンテリンドーム」での本塁打量産を、期待する選手ではない。
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直近もマルモレホス(楽天)・シャイナー(広島)が、「Tacoma」での好成績で来日しました。でも2人とも、たった1年で解雇されています。
▼ 2024年の成績
メジャー(Mariners)
10試合、打率.179、0本塁打、3打点、出塁率.233、OPS .519
3A(Tacoma)
119試合、打率.303、31本塁打、110打点、出塁率.371、OPS .944
▼ 日本とレベルの近い、3Aとメジャーの通算成績
メジャー通算
107試合、打率.207、10本塁打、34打点、出塁率.274、OPS .669
3A通算
556試合、打率.274、115本塁打、386打点、出塁率.348、OPS .854
▼ 2017年10月18日(筆者撮影)


福岡ソフトバンクホークス
北海道日本ハムファイターズ
千葉ロッテマリーンズ


ブライアン・サモンズ(Bryan Sammons)


29歳
長身の左投手。
マイナー時代は「先発専門」投手。
2023年には所属球団を失い、「独立リーグ」でのプレイ経験がある。
直球・カットボール・スライダー・カーブ・チェンジアップと、多くの変化球を投げる。
直球は140km中盤で、最速でも140km後半。
変化球は、いずれも平均的との評価。
近年は「スライダー」を改良し、横に鋭く曲がる「スイーパー」を武器にしている。
「カットボール」の投球割合を低下させた。
三振率を高め、四死球率を改善傾向にあるが、2024年以外は「平凡な成績」しか残せていない。
限られた予算内で獲得した感あり。
「メルセデス」「カイケル」投手の穴埋めを期待したいが。
▼ 2024年の成績
メジャー通算(Tigers)
6試合、1勝1敗、防御率 3.62、27.1回、16安打、10四死球、18三振
3A(Toledo)
22試合、6勝7敗0S、防御率 4.15、102回、89安打、45四死球、102三振
▼ 日本とレベルの近い、3Aとメジャーの通算成績
メジャー通算
6試合、1勝1敗、防御率 3.62、27.1回、16安打、10四死球、18三振
3A通算
50試合、8勝13敗、防御率 5.04、210.2回、215安打、110四死球、204三振
東北楽天ゴールデンイーグルス


スペンサー・ハワード(Spencer Howard)


28歳の右投手。
先発を主にしている。
2017年ドラフトで、2巡目指名を受けた「元・有望株投手」。
速球、チェンジアップ、スライダー、カーブの4種類を投げ分ける。
直球の球速は150-160kmあり、制球力もマズマズだ。
曲がりの大きい「スライダー」と、打者の近くで沈む「チェンジアップ」が武器。
基本的には「直球・スライダー」を中心としている。
奪三振率が高い特徴がある。
試合によって変化球の波が激しく、防御率はかなり高い。
2018年に肩を故障をしており、2019年以降の先発登板数は年間15試合以下。
「中6日」の登板間隔がある日本なら、高いパフォーマンスを発揮するチャンスがある。
選球眼の良い「日本の打者」に、変化球が通用するかが「成功のカギ」になりそうだ。
▼ 2024年の成績
メジャー通算(Giants, Gurdians)
9試合、1勝2敗0S、防御率 6.21、29回、44安打、14四死球、27三振
3A(Sacramento)
22試合、3勝3敗0S、防御率 6.57、61.2回、69安打、29四死球、87三振
▼ 日本とレベルの近い、3Aとメジャーの通算成績
メジャー通算
47試合、4勝13敗0S、防御率 6.21、144回、181安打、75四死球、136三振
3A通算
55試合、8勝12敗、防御率 5.23、165.1回、157安打、74四死球、225三振
オリックスバファローズ


ジョーダン・ディアス(Jordan Diaz)
24歳の内野手
右打ちのコンタクトヒッター
マイナーでは主に「2塁」と「3塁」を守っていた。
スイングはコンパクトで、広角に打ち分ける打撃スタイル。
ライト方向へ、長打も打てる。
早打ちで、四死球はほとんど選ばない。
積極的すぎる、打撃アプローチの打者だ。
レベルスイングため、ゴロはやや多めである。
課題は守備力のなさで、メジャーでは守備で苦戦。
走力もないため、外野での起用も厳しい。
2024年のマイナーでは、「DH」中心で起用された。
24歳の若さでメジャー起用されないのは、「早打ち」「守備力がない」のが理由。
3Aでの3年間で好成績を残しているが、これはマイナーNo.1の打者天国「Las Vegas」が本拠地だからだ。
但しメジャーリーグで、「年間10本塁打」を打った実績はある。
24歳と若く、打撃スタイルは日本向き。
まず初年度は下位打線で、多くの打席数を与えたい。
狭い日本の球場なら、パワーも発揮できるかもしれない。
2年間は我慢の起用で、3年目の覚醒を待ちたい選手だ。
1年目は「セデーニョ選手の穴埋め期待」が順当だろう。
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3Aでの成績は、すべてマイナーNo.1の打者天国「Las Vegas」の成績です。当てにはなりません
▼ 2024年の成績
3A(Las Vegas)
102試合、打率.301、22本塁打、85打点、出塁率.362、OPS .892
▼ 日本とレベルの近い、3Aとメジャーの通算成績
メジャー通算
105試合、打率.227、10本塁打、28打点、出塁率.276、OPS .635
3A通算
166試合、打率.311、32本塁打、141打点、出塁率.363、OPS .890
エドワード・オリバレス(Edward Olivares)
28歳の右打者
主にライトを守る外野手。
俊足で、平均以上のパワーを有している。
身体能力が高い選手。
アベレージヒッターで、3Aでの平均打率は3割超え。
早打ちのため、三振・四死球ともに少ない。
メジャー時代は「引っ張り傾向」が高かったが、マイナー時代は広角に打っていた。
長打が少ないのは、「ゴロ率の高さ」が原因とされている。
打球角度がつけば「長打量産」も期待できるが、日本流の内角攻めで「ゴロアウト量産」の可能性もある。
足は速く、肩も強いが、主にライトを守るのは守備力が低いからだ。
守備評価は低ランク。
動き出しが遅く、打球判断が拙い。
身体能力が高く、覚醒を待ちたいタイプ。
多くの打席数を与えて、2年間は辛抱して使い続けたい。
賭けてみる価値が高い選手。
▼ 2024年の成績
メジャー(Pirates)
55試合、打率.224、5本塁打、23打点、出塁率.291、OPS .624
3A(Indinapolis)
27試合、打率.260、3本塁打、12打点、出塁率.343、OPS .722
▼ 日本とレベルの近い、3Aとメジャーの通算成績
メジャー通算
285試合、打率.254、29本塁打、96打点、出塁率.306、OPS .714
3A通算
128試合、打率.302、22本塁打、71打点、出塁率.380、OPS .885
埼玉西武ライオンズ


エマニュエル・ラミレス(Emmanuel Ramírez)
30歳の右投手。
先発・リリーフどちらも経験あり。
アメリカでは2021年以降、リリーフに専念している。
2023年はアメリカでプレイしていない。
150kmの速球とスプリッターが武器。
三振率が高く、ライオンズはリリーフ起用を予定。
アメリカでの評価では、「左打者が苦手」「高低のコントロールに難あり」とある。
3A・メジャーでの防御率は、リリーフにしてはかなり高い。
▼ 2024年の成績
メジャー(Marlins)
15試合、0勝1敗、防御率 6.97、20.2回、21安打、11四死球、21三振
3A(Jacksonville, Buffalo)
30試合、4勝2敗9S、防御率 4.20、45回、37安打、17四死球、56三振
▼ 日本とレベルの近い、3Aとメジャーの通算成績
メジャーリーグ通算
15試合、0勝1敗、防御率 6.97、20.2回、21安打、11四死球、21三振
3A通算
49試合、7勝5敗10S、防御率 7.22、101回、122安打、49四死球、108三振
トレイ・ウィンゲンター(Trey Wingenter)
30歳
右投げのリリーフ専門投手。
ややスリークォーター気味に投げる。
2mの長身から投げる「150kmの直球」と「高速スライダー」が持ち球。
持ち球は、2種類しかない。
三振奪取率が高く、スライダーで多くの空振りを奪っている。
課題は制球難。
四死球率は、平均を大きく超えている。
スライダーのコントロールに、大きなバラつきがある。
スライダーが、日本の打者に通用するかが全て。
シーズン当初は「勝ちパターン」での起用は、厳しいだろう。
中継ぎ起用からスタート、状況次第で「勝ちパターン」への移行が現実的。
まずは慎重に起用したい。
▼ 2024年の成績
メジャー(Cubs, RedSox)
7試合、2勝3敗、防御率 9.72、8.1回、13安打、4四死球、6三振
3A(Toledo, Worcester, Iowa)
38試合、5勝5敗3S、防御率 2.98、48.1回、40安打、26四死球、75三振
▼ 日本とレベルの近い、3Aとメジャーの通算成績
メジャーリーグ通算
97試合、2勝3敗1S、防御率 5.66、95.1回、76安打、59四死球、127三振
3A通算
103試合、8勝8敗9S、防御率 3.54、117回、89安打、68四死球、162三振
タイラー・ネビン(Tyler Nevin)
▼ 2018年10月20日(筆者撮影)


27歳
広角に打てる「右の内野手」
父親はドラフト1位指名「フィル・ネビン」で知られている。
長打量産タイプではない。
四死球・三振も平均的。
広角に打ち分けるため、打率は高め。
ライオンズ貧打線を、劇的に変える選手ではない。
主に「1塁」「3塁」を守る。
2021年からは「外野手」での出場機会を増やしている。
大砲タイプの2024年「アギーラ」「コルデロ」両選手から、大幅に路線変更。
トレード・FA移籍の補強もなく、ネビン選手へは大きな期待がのしかかる。
「気の毒な立場」でのスタートになりそうだ。
▼ 2018年10月18日(筆者撮影)


▼ 2024年の成績
メジャー(Athletics)
87試合、打率.204、7本塁打、20打点、出塁率.288、OPS .618
3A(LasVegas)
14試合、打率.296、4本塁打、17打点、出塁率.365、OPS 1.032
▼ 日本とレベルの近い、3Aとメジャーの通算成績
メジャー通算
192試合、打率.204、12本塁打、49打点、出塁率.300、OPS .615
3A通算
256試合、打率.277、42本塁打、163打点、出塁率.355、OPS .831
▼ 2018年10月20日(筆者撮影)


2025年外国人選手の獲得傾向
▼ オースティン選手(横浜DeNA)2015年10月21日


2025年の新外国人選手は、1億円~2億円レベルの契約がほとんど。
メジャーリーグ最低保証年俸(1億2000万円)以下の契約が多く、メジャー定着レベルの選手との契約がない。
メジャーリーグの年俸上昇に、「日本球団の予算」が追いつかない現状が続いている。
現役バリバリのメジャー選手が、5億円レベルで獲得できたのは「もう過去の話」。
又、2025年も「Pacific Coast League」の打者獲得が目立つ。
打者有利の球場での好成績は、「日本野球のレベル」では当てにならない。
「ビデオ映りが良い」「好成績なのに低予算」が、獲得の理由か。
Pacific Coast League:
3Aには「International League」「Pacific Coast League」の2つが存在する。
2020年のマイナーリーグ再編成で、10球団に減少。
しかも打者有利な球場は、すべて「Pacific Coast League」に残留してしまった。
そのため「打者有利なリーグ」となり、好成績をあげる打者が多い。
- Las Vegas
- Reno
- Albuquerque
- Salt Lake City
以上4球場は、超打者天国とされている。
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