2023年、日本プロ野球で初めてプレイする「外国人選手」をリスト化!
すべて新外国人選手ばかりです
- 2023年の成績
- メジャーと3Aの通算成績
- プレイ動画
元来日外国人選手の「帰国後の成績(2023年)」をまとめました。
あなたの「懐かしの外国人」もチェックしてください
2023年の新外国人選手は、下の記事にまとめています
新来日外国人の成績・プロフィール紹介 / 元・メジャーリーグ・マイナーリーグ
2024年の外国人選手が、続々と獲得報道がされています。
この記事では、「簡単なプロフィール」と「メジャー・3Aの通算成績」をまとめています。
あなた自身でプレイをチェックできるよう、YouTube動画もリンクしました。
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阪神タイガース
2023年11月30日、ゲラ投手との契約を発表。
2024年の新外国人選手は、「新たに獲得の予定なし」と公表されている
現時点、外国人選手4人制での開幕を予定。
ハビー・ゲラ(Javy Guerra)
▼ 2017年10月19日(筆者撮影)
内野手として育成され、メジャー昇格も果たした「元・有望株選手」。
スター選手の登竜門「Arizona Fall League」にも、内野手として参加経験がある。
低打率で選球眼も平均以下であったが、本塁打はシーズン2桁を経験している。
2018年には、牧田投手(元西武・楽天)とチームメイトだった。
2019年から投手転向。
マイナーリーグ21試合のみで、早くもメジャー昇格。
150km後半の「2シーム」を武器にしている。
投手経験が浅いため課題も多く、メジャーレベルでは苦戦。
日本での再教育で、ブレイクを期待したいところ。
専門性を重視する「岡田監督」からして、打者としての起用はないと思われる
▼ 2023年の成績
メジャー(Rays, Brewers)
17試合、0勝0敗、防御率 6.05、19.1回、17安打、24四死球、14三振
3A(Durham)
32試合、0勝3敗9S、防御率 4.14、37回、31安打、21四死球、38三振
▼ 日本とレベルの近い、3Aとメジャーの通算成績
メジャーリーグ通算
61試合、3勝1敗、防御率 6.43、63回、69安打、47四死球、45三振
3A通算
75試合、2勝3敗18S、防御率 2.87、78.1回、51安打、39四死球、90三振
広島東洋カープ
1軍起用選手4名(コルニエル投手以外)との契約を見送った。
2024年は、外国人選手総替えとなる。
2023年12月初旬には、4名との契約を早々と発表している。
マット・レイノルズ(Matt Reynolds)
▼ 2014年10月11日(筆者撮影)
内野の全ポジションを守る、ユーティリティープレーヤー。
遊撃手・2塁手を主にしている。
長打力より、汎用性を期待しての獲得。
パンチ力はあるが、本塁打量産タイプではない。
「左打ちの内野手」が多いチーム事情から、出場機会は多く得られそう。
左投手の場合、遊撃手としての出場があるかも。
▼ 2023年の成績
メジャー(Reds)
2試合、打率.200、0本塁打、0打点、出塁率.200、OPS .400
3A(Louisville)
115試合、打率.266、22本塁打、90打点、出塁率.352、OPS .865
▼ 日本とレベルの近い、3Aとメジャーの通算成績
メジャー通算
225試合、打率.230、7本塁打、42打点、出塁率.301、OPS .627
3A通算
703試合、打率.279、65本塁打、356打点、出塁率.360、OPS .807
ジェイク・シャイナー(Jake Scheiner)
28歳の内野&外野手
2023年、初めて3A昇格した選手(メジャー経験なし)
高いレベルでのプレイ経験が少なく、実力は未知数。
長打力・選球眼は、平均以上を記録。
▼ 2023年の成績
3A(Tacoma)
124試合、打率.252、30本塁打、105打点、出塁率.369、OPS .878
3Aでは好成績に見えますが、打者有利の「Pacific Coast League」での成績です。当てにはできません
テイラー・ハーン(Taylor Hearn)
▼ 2017年10月20日(筆者撮影)
- 29歳
- 左投手
- 先発投手
「4シーム」と「スライダー」を主体にした、先発投手。
「2シーム」「チェンジアップ」も投げるが、投球割合は少ない
奪三振能力は高い
スライダーの精度に課題があり、「変化球の出来」が鍵となる。
▼ 2023年の成績
メジャー(Royals, Rangers, Braves)
13試合、0勝0敗、防御率 11.40、15回、23安打、8四死球、15三振
3A(Round Rock, Omaha)
36試合、2勝2敗2S、防御率 3.33、54回、51安打、38四死球、76三振
▼ 日本とレベルの近い、3Aとメジャーの通算成績
メジャーリーグ通算
101試合、12勝15敗1S、防御率 5.35、237回、242安打、115四死球、227三振
3A通算
43試合、4勝5敗2S、防御率 3.87、86回、73安打、57四死球、122三振
トーマス・ハッチ(Thomas Hatch)
- 29歳
- 右投手
- 先発投手
「2シーム」「チェンジアップ」「スライダー」の3球種を投げ分ける。
2023年、「2シーム」を大幅に増やし「4シーム」を減少させた。
四死球率がやや高め
3Aでは、やや高めの「奪三振率」を記録している。
2023年はリリーフ登板が多く、日本では「先発・リリーフ」のどちらになるか不透明
▼ 2023年の成績
メジャー(Pirates, BlueJays)
18試合、1勝1敗、防御率 4.08、28.2回 33安打、13四死球、26三振
3A(Indianapolis, Buffalo)
31試合、4勝2敗1S、防御率 4.63、46.2回、42安打、24四死球、56三振
▼ 日本とレベルの近い、3Aとメジャーの通算成績
メジャーリーグ通算
39試合、4勝4敗、防御率 4.96、69回、74安打、38四死球、61三振
3A通算
74試合、14勝15敗1S、防御率 4.49、242.1回、227安打、90四死球、239三振
横浜DeNAベイスターズ
バウワー・今永投手の流出を考慮して、先発投手の補強は必須。
打者よりも、投手優先となる
投手を3名獲得しているが、四死球が多い投手にかたよっている。
ローワン・ウィック(Rowan Wick)
▼ 2016年10月20日(筆者撮影)
- 31歳
- 右投手
- リリーフ専門
カーブを武器にした、救援専門投手。
「カッター」「スライダー」も投げるが、投球割合はかなり低い。
4シーム・カーブの2種類、縦変化で勝負する投球スタイル。
制球面に課題があり、四死球率が高い
捕手から「投手転向」した経歴がある
- 2012-2013年、捕手
- 2013-2015年、外野手
- 2016-現在、投手
2016年からは、投手に専念している。
2014年は外野手として、マイナーリーグで20本塁打(260打数)を記録。
リリーフ投手としては球速が平均的なため、もう1つ球種を増やすことが「成功の鍵」となりそうだ。
▼ 2023年の成績
3A(Iowa, Buffalo)
43試合、4勝4敗5S、防御率 6.66、51.1回、44安打、32四死球、73三振
▼ 日本とレベルの近い、3Aとメジャーの通算成績
メジャーリーグ通算
146試合、6勝10敗20S、防御率 3.82、146回、149安打、71四死球、160三振
3A通算
109試合、9勝5敗21S、防御率 4.50、130回、107安打、63四死球、164三振
アンドレ・ジャクソン(Andre Jackson)
- 27歳
- 右投げ
- 先発投手
140km後半の「直球」と「チェンジアップ」を中心とした投手
「カッター」「カーブ」も投げるが、使用頻度は少ない。
奪三振率は高く、被安打が少ない
マイナー時代は先発投手であったが、メジャーではリリーフ登板が多い。
3A以上での経験が3シーズンしかなく、「バウワー・今永投手の穴埋め」と当てにしたくない。
「制球力」と「チェンジアップの精度」が、「鍵」となりそうだ。
▼ 2023年の成績
メジャー(Pirates, Dodgers)
19試合、1勝3敗2S、防御率 4.99、60.1回、52安打、24四死球、57三振
3A(Oklahoma City, Indianapolis)
16試合、1勝1敗、防御率 5.17、38.1回、31安打、23四死球、44三振
▼ 日本とレベルの近い、3Aとメジャーの通算成績
メジャーリーグ通算
26試合、1勝4敗4S、防御率 4.25、82.2回、71安打、34四死球、76三振
3A通算
43試合、5勝11敗1S、防御率 5.07、140回、125安打、94四死球、143三振
アンソニー・ケイ(Anthony Kay)
▼ 2015年6月20日(筆者撮影)
- 28歳
- 左投げ
- 先発投手
140km後半の直球を投げる、左投手。
大学時代「全米代表チーム」に選抜された。
4シームを中心に、「スライダー」「チェンジアップ」「カーブ」を投げ分ける。
先発投手であるが、2023年はリリーフに専念。
2023年はリリーフ起用のためか、「4シームとスライダー」の2種類のみで勝負している。
奪三振率がかなり高いが、四死球率も高い。
走者を背負っての起用には、不安がある。
エスコバー投手の穴埋めに期待したいが、3Aレベルでは苦戦している。
▼ 2023年の成績
メジャー(Cubs, Mets)
16試合、0勝0敗、防御率 6.14、14.2回、13安打、11四死球、11三振
3A(Iowa, Syracuse)
32試合、5勝1敗、防御率 3.76、40.2回、29安打、25四死球、58三振
▼ 日本とレベルの近い、3Aとメジャーの通算成績
メジャーリーグ通算
44試合、4勝2敗、防御率 5.59、85.1回、90安打、54四死球、88三振
3A通算
62試合、9勝13敗、防御率 5.40、148.1回、151安打、92四死球、167三振
読売ジャイアンツ
エリエ・ヘルナンデス(Elier Hernandez)
▼ 2017年10月17日(筆者撮影)
- 29歳
- 右打ち
- 外野手
平均的な打力の外野手。
チーム成績を押し上げるほどの、爆発力は期待できない
流し打ちが多く、広角に打てる。
2021年から長打力を上げているが、打者有利の「Pacific Coast League」移籍後の成績。
シーズン途中の入団のため、日本野球に順応する期間は限られている。
来日当初から好成績をださないと、打席数をもらえそうにないが果たして・・・。
▼ 2023年の成績
3A(Round Rock)
137試合、打率.298、18本塁打、99打点、出塁率.360、OPS .838
▼ 日本とレベルの近い、3Aとメジャーの通算成績
メジャー通算
14試合、打率.182、0本塁打、3打点、出塁率.200、OPS .442
3A通算
490試合、打率.272、59本塁打、272打点、出塁率.333、OPS .774
ルーグネッド・オドーア(Rougned Odor)
- 29歳
- 左打ち
- 2塁手
メジャーで通算178本塁打を記録した、「強打の二塁手」
2016年から2019年の4年間で、通算111本塁打を打っている。
直球には強いが、変化球は苦手。
低打率で、四死球率もかなり低い選手である。
内野の守備力もかなり低く、レギュラー選手としては危険水準。
内野のレギュラー陣が、既に決定しているチーム事情。
報道では外野起用を示唆しているが、メジャーでの外野経験はたった9試合しかない。
長打力以外は期待できない上、起用法でも苦労しそうだ
▼ 2023年の成績
メジャー(Padres)
59試合、打率.203、4本塁打、18打点、出塁率.299、OPS .655
▼ メジャーの通算成績
メジャー通算
1154試合、打率.230、178本塁打、568打点、出塁率.288、OPS .710
中日ドラゴンズ
外国人選手への長打の依存度は高いが、近年は結果がでていない。
中軸が右打者のため、長打力がある「左打ち」を求めたい
アレックス・ディカーソン(Alex Dickerson)
- 33歳
- 左打ち
- 外野手
打率を残せる「中距離砲」
前年のアキーノ選手と、異なるタイプを獲得。
数値的には「チェンジアップ」を苦手にしているが、他の変化球には良い数値を記録。
長打指標「ISO」も高め。
2013年までは「一塁」も守っていたが、2014年以降は外野手で出場している。
年齢が33歳のためか成績は低下しているが、日本での巻き返しに期待したい
中軸が右打ちに偏った「チーム事情」(石川・細川・中田)に、マッチした人選。
▼ 2023年の成績
独立リーグ(Long Island)
115試合、打率.314、26本塁打、91打点、出塁率.389、OPS .965
▼ 日本とレベルの近い、3Aとメジャーの通算成績
メジャー通算
339試合、打率.255、40本塁打、132打点、出塁率325、OPS .785
3A通算
323試合、打率.304、41本塁打、190打点、出塁率.372、OPS .879
ヤクルトスワローズ
オスナ・サンタナ両野手は残留。
野手獲得より、投手の獲得が最優先事項となる。
先発・リリーフともに補強が必要。
ミゲル・ヤフーレ(Miguel Yajure)
- 25歳
- 右投げ
- 先発投手
カッター・チェンジアップ・スライダー・カーブと、球種の多い「変化球投手」。
メジャー・3Aと、高いクラスでは苦戦している。
年齢が若く、今後の伸びしろに期待しての獲得。
▼ 2023年の成績
3A(Sacramento)
16試合、2勝5敗、防御率 5.97、60.1回、63安打、33四死球、62三振
High-1A(Eugene)
2試合、0勝1敗、防御率 8.53、6.1回、10安打、5四死球、5三振
1A(San Jose)
4試合、0勝0敗、防御率 5.00、9回、13安打、4四死球、13三振
▼ 日本とレベルの近い、3Aとメジャーの通算成績
メジャーリーグ通算
19試合、1勝3敗1S、防御率 7.58、46.1回、51安打、32四死球、35三振
3A通算
41試合、8勝12敗、防御率 5.22、158.2回、155安打、73四死球、155三振
ホセ・エスパーダ(Jose Espada)
- 26歳
- 右投手
直球・カーブ・チェンジアップを投げる、先発&リリーフ投手
高い「奪三振率」を誇るが、「四死球率」も高い。
2A以上でのプレイ経験は、2023年の1シーズンのみ。
実力的に「未知数」な部分が大きく、即戦力となるかは不明
▼ 2023年の成績
メジャー(Padres)
1試合、0勝0敗、防御率 0.00、1回、0安打、2四死球、2三振
3A(El Paso)
9試合、0勝0敗、防御率 2.79、19.1回、17安打、13四死球、25三振
▼ 日本とレベルの近い、3Aとメジャーの通算成績
メジャーリーグ通算
1試合、0勝0敗、防御率 0.00、1回、0安打、2四死球、2三振
3A通算
9試合、0勝0敗、防御率 2.79、19.1回、17安打、13四死球、25三振
オリックスバファローズ
Andres Machado(アンドレス・マチャド)
30歳のリリーフ投手。(右投げ)
先発として育成されていたが、2019年以降はリリーフに専念している。
150kmの2シームを武器にしており、「チェンジアップ」「スライダー」も持ち球。
直近2年間は、「4シーム」より「2シーム」の割合が高い。
メジャーでの成績は「三振率・四球率」ともに、極平均的な数字しか残していない。
リリーフ投手にしては、被打率も低くない。
平野・山崎・宇田川投手など、縦変化を武器をしたリリーフ投手が多いチーム事情。
緩急を使った外国人投手の起用で、ブルペンにアクセントをつけたいところか。
▼ 2023年の成績
メジャー(Nationals)
44試合、4勝1敗、防御率 5.22、50回、53安打、14四死球、43三振
3A(Round Rock)
24試合、1勝0敗3S、防御率 4.08、28.2回、28安打、8四死球、35三振
▼ 日本とレベルの近い、3Aとメジャーの通算成績
メジャーリーグ通算
137試合、7勝3敗、防御率 4.48、148.2回、148安打、65四死球、120三振
3A通算
106試合、6勝8敗6S、防御率 4.39、194.2回、195安打、93四死球、200三振
▼ ハイライト動画
アンダーソン・エスピノーザ(Anderson Espinoza)
- 25歳
- 右投げ
- 先発投手
4シームとスライダーを主体にした「先発投手」
四死球が多い特徴がある
2Aレベル以上では、良い成績が残せていない。
25歳と若く、素材を買っての獲得と思われる
即戦力としての期待は薄い
▼ 2023年の成績
3A(El Paso)
28試合、8勝9敗、防御率 6.15、131.2回、148安打、73四死球、117三振
▼ 日本とレベルの近い、3Aとメジャーの通算成績
メジャーリーグ通算
7試合、0勝2敗、防御率 5.40、18.1回、14安打、20四死球、19三振
3A通算
36試合、9勝14敗1S、防御率 6.51、157.2回、180安打、103四死球、141三振
コディー・トーマス(Cody Thomas)
▼ 2018年10月19日(筆者撮影)
- 29歳
- 左打ち
- 外野手
三振が多い「中距離砲」
メジャー経験は、29試合しかない。
3Aで高い長打力を発揮しているが、全て「超打者天国・Las Vegas」での成績。
Las Vegasでの成績は、当てにできません。
しかも「Pacific Coast League」は、他にも「打者天国の球場」が多いんです。
2021年の3A時代、シュウィンデル選手とチームメイトであった。
▼ 2023年の成績
メジャー(Athletics)
19試合、打率.238、1本塁打、2打点、出塁率.304、OPS .685
3A(Las Vegas)
107試合、打率.301、23本塁打、109打点、出塁率.361、OPS .922
▼ 日本とレベルの近い、3Aとメジャーの通算成績
メジャー通算
29試合、打率.250、1本塁打、2打点、出塁率.308、OPS .641
3A通算
176試合、打率.292、42本塁打、169打点、出塁率.356、OPS .941
千葉ロッテマリーンズ
ポランコ(本塁打王)・ペルドモ(最優秀中継ぎ)、2名のタイトルホルダーと未契約。
抜けた戦力を埋めるには、レベルの高い外国人獲得が必要。
打者はソト選手(元・横浜DeNA)と契約済み。
ジミー・コルデロ投手(Jimmy Cordero)
▼ 2017年10月16日(筆者撮影)
- 32歳
- 右投げ
- リリーフ投手専門
高速「2シーム」を駆使する、ゴロ量産型投手。
150km台の「2シーム」と、スライダーで勝負する
他にも「カーブ」「チェンジアップ」もあるが、使用頻度は低い。
高速「2シーム」を投げる日本人投手は少なく、期待値が高い。
年齢による球速低下さえなければ、戦力になる可能性が大きい。
▼ 2023年の成績
メジャーリーグ(Yankees)
31試合、3勝2敗、防御率 3.86、32.2回、25安打、12四死球、34三振
▼ 日本とレベルの近い、3Aとメジャーの通算成績
メジャーリーグ通算
114試合、6勝7敗、防御率 4.36、115.2回、107安打、52四死球、99三振
3A通算
100試合、9勝5敗19S、防御率 2.56、119.2回、103安打、55四死球、137三振
ジュニオール・フェルナンデス投手(Junior Fernandez)
- 26歳
- 右投手
- リリーフ投手
2017年まで「先発投手」として育成されていたが、2018年以降は「リリーフ」に専念している。
2022年から「高速2シーム」を主体に、スライダー・チェンジアップを投げる。
ゴロ率が高いが、四死球率もかなり高い
リリーフ投手にしては、防御率も良くない
先発・リリーフの起用方針は、まだ決まっていないと報道あり。
ただ年間100イニングを投げた経験は、1度しかない。
「2シームの精度」と「制球力」が、鍵となりそうだ。
▼ 2023年の成績
3A(Buffalo, Rochester)
51試合、3勝4敗2S、防御率 5.22、58.2回、69安打、36四死球、52三振
▼ 日本とレベルの近い、3Aとメジャーの通算成績
メジャーリーグ通算
50試合、1勝1敗、防御率 5.17、54回、58安打、40四死球、47三振
3A通算
123試合、8勝10敗10S、防御率 4.57、141.1回、153安打、81四死球、152三振
ジェームス・ダイクストラ投手(James Dykstra)
- 33歳
- 右投げ
- 先発&リリーフ
150km後半を投げる右投手。
2018年以降、ほとんどを「独立リーグ」で過ごした。
比較的レベルの高い「アトランティックリーグ」でプレイしたが、目立つ成績は残せていない。
メジャー経験はなく、3Aでも30試合しか登板していない。
2019年からはリリーフ専門。
▼ 2023年の成績
独立リーグ(Southern Maryland)
21試合、2勝2敗3S、防御率 5.40、21.2回、22安打、12四死球、19三振
▼ 日本とレベルの近い、3Aとメジャーの通算成績
3A通算
30試合、2勝9敗、防御率 6.94、81.2回、123安打、44四死球、59三振
福岡ソフトバンクホークス
2023年の外国人打者を全員解雇。
外国人野手は、総替えとなる予定。
主力選手が左打者にかたより、右打者が本命となる
東北楽天ゴールデンイーグルス
埼玉西武ライオンズ
FA移籍続きで、打線の長打力不足を補う必要がある。
長打力がある左打者が、ターゲットになる。
1塁・外野など、強打者用のポジションに空きあり。
投手より打者優先となりそう。
2023年12月末時点、メジャー経験があり「楽しみな選手」を複数獲得している。
個人的に「良い補強」をしている印象が強い。
ビクター・ロペス(Victor Lopez)
24歳のリリーフ投手。
最高位は、High-1A(4軍)
2023年4月に解雇され、以後は独立リーグを渡り歩いている。
▼ 2023年の成績
1A(Jersey Shore)
2試合、0勝1敗、防御率 16.88、2.2回、3安打、5四死球、1三振
独立リーグ(Charleston, Lexington)
24試合、0勝1敗、防御率 6.75、40回、54安打、17四死球、31三振
アンソニー・ガルシア(Anthony Garcia)
23歳の外野&1塁手
最高位は、High-1A(4軍)
平均以上の長打力がある「三振量産型」の打者。
直近2年間、打率1割台で終わった。
▼ 2023年の成績
High-1A(Hudson Valley)
52試合、打率.191、7本塁打、26打点、出塁率.312、OPS .662
アルバート・アブレイユ(Albert Abreu)
▼ 2017年10月17日(筆者撮影)
- 28歳
- 右投手
- 先発&リリーフ
150km後半の「2シーム」と「スライダー」を投げる右投手。
スライダーが武器となる
チェンジアップも投げるが、精度は高くない。
マイナー時代は先発専門であったが、メジャーリーグではリリーフ専門(先発経験なし)。
四死球率がかなり高く、制球面での心配がある。
制球が安定すれば、かなりの活躍が期待できる。
▼ 2023年の成績
メジャー(Yankees)
45試合、2勝2敗、防御率 4.73、59回、52安打、41四死球、61三振
▼ 日本とレベルの近い、3Aとメジャーの通算成績
メジャーリーグ通算
108試合、6勝5敗1S、防御率 4.58、135.2回、118安打、91四死球、136三振
3A通算
17試合、1勝0敗2S、防御率 3.13、23回、16安打、14四死球、38三振
ジェフリー・ヤン(JEFRY YAN)
- 27歳
- 左投手
- リリーフ専門
メジャー経験はなく、マイナーリーグでも3年間しかプレイしていない。
3Aでの経験も、たった6試合。
三振率が突出して高いが、四死球率は「危険水域」。
不安要素が強く、1軍戦力となるかは疑問。
この手の「荒れ球投手」に、多くの登板機会を与えるとは思えない
▼ 2023年の成績
3A(Jacksonville)
6試合、0勝2敗、防御率 15.00、6回、8安打、11四死球、11三振
2A(Pensacola)
43試合、3勝3敗13S、防御率 3.71、51回、38安打、44四死球、91三振
▼ 日本とレベルの近い、3Aとメジャーの通算成績
3A通算
6試合、0勝2敗、防御率 15.00、6回、8安打、11四死球、11三振
フランチー・コルデロ(Franchy Cordero)
▼ 2016年10月22日(筆者撮影)
- 29歳
- 左打ち
- 外野手
高い出塁率をもつ、選球眼の良い「中距離砲」
3Aでは「強打者級」の成績を残こす。(OPS.922)
メジャーレベルでは苦戦している、典型的な「4Aレベルの打者」
変化球への対応に、やや課題がある。
マイナー時代、遊撃手として育成されたが、2015年から外野手に転向。
外野手が固定されておらず、右打者の多いチーム事情にマッチした人選。
我慢して打席数を与えれば、戦力となる可能性は高い
▼ 2023年の成績
3A(Scranton)
82試合、打率.288、13本塁打、61打点、出塁率.403、OPS .879
メジャー(Yankees)
24試合、打率.188、6本塁打、13打点、出塁率.211、OPS .690
▼ 日本とレベルの近い、3Aとメジャーの通算成績
3A通算
306試合、打率.301、54本塁打、226打点、出塁率.384、OPS .922
メジャー通算
251試合、打率.218、27本塁打、87打点、出塁率.283、OPS .678
ヘスス・アギラー(Jesus Aguilar)
▼ 2011年10月13日(筆者撮影)
- 33歳
- 右打ち
- 1塁手
巨漢の「長距離砲」
2018年には、メジャーで「35本塁打」を記録している。
長距離砲だが、選球眼は悪くない。
変化球への対応も、問題ないレベルで「日本向き」
打率には期待できないが、長打力の期待値は高い
守備は「1塁手」で、DHでの出場は少ない。
FA移籍した「山川選手の穴埋め」としては適任。
近年は加齢による成績低下がみられるが、日本での復活に期待したい。
▼ 2023年の成績
メジャー(Athletics)
36試合、打率.221、5本塁打、9打点、出塁率.281、OPS .665
3A(Gwinnett)
56試合、打率.271、5本塁打、34打点、出塁率.373、OPS .753
Rookie(Braves)
3試合、打率.364、0本塁打、4打点、出塁率.364、OPS .909
▼ 日本とレベルの近い、3Aとメジャーの通算成績
メジャー通算
795試合、打率.253、114本塁打、402打点、出塁率.322、OPS .768
3A通算
442試合、打率.271、73本塁打、296打点、出塁率.350、OPS .810
北海道日本ハムファイターズ
フランミル・レイエス(Franmil Reyes)
▼ 2017年10月17日(筆者撮影)
ソフトバンク・横浜DeNAとの獲得競争の末、契約している。
- 28歳
- 右打ち
- 外野手
若い年齢で活躍した、巨漢の「長距離砲」
23歳時には、シーズン37本塁打を記録している。
三振・四死球は平均的。
変化球への対応は、上手い
ただ直近2年間、急激に成績を落としているのは不安要素
万波・マルチネス・野村選手と、既に右のパワーヒッターが揃っている。
できれば「左のパワーヒッター」が欲しいところだが、このレベルの選手を獲得できたのはラッキー。
変化球を苦にしないのは、好材料。
▼ 2023年の成績
3A(Omaha, Rochester)
38試合、打率.217、6本塁打、23打点、出塁率.317、OPS .709
メジャー(Royals)
19試合、打率.186、2本塁打、7打点、出塁率.231、OPS .519
▼ 日本とレベルの近い、3Aとメジャーの通算成績
3A通算
108試合、打率.285、25本塁打、84打点、出塁率.379、OPS .908
メジャー通算
548試合、打率.249、108本塁打、285打点、出塁率.310、OPS .775
パトリック・マーフィー(Patrick Murphy)
▼ 2018年6月30日(筆者撮影)
150km中盤の直球を投げる救援投手。
「2シーム」と「カーブ」が持ち球。
先発投手として育成されていたが、2020年からはリリーフを主にしている。
先発時代は「平均的な投手」で、リリーフ転向後はやや「三振・四死球率」が増加。
先発・リリーフ、どちらの起用になるかは不透明。
▼ 2023年の成績
3A(St. Paul)
42試合、6勝4敗6S、防御率 3.69、85.1回、83安打、58四死球、97三振
▼ 日本とレベルの近い、3Aとメジャーの通算成績
メジャーリーグ通算
35試合、0勝3敗、防御率 4.76、39.2回、45安打、24四死球、38三振
3A通算
95試合、10勝8敗8S、防御率 3.87、165回、152安打、102四死球、190三振
アニュラス・ザバラ(Aneurys Zabala)
- 26歳
- 右投手
- リリーフ専門
「160kmの直球」と「チェンジアップ」が持ち球。
四死球と三振が、かなり多い「劇場型投手」。
制球力に難があり、勝ち試合での起用は厳しい。
マイナーリーグ時代(1A以上の各階級)の防御率は、全て「5点台」を越えており安定感に欠ける。
160km近いボール球を、日本の打者が振ってくれるのだろうか。
▼ 2023年の成績
3A(Toledo)
53試合、7勝3敗5S、防御率 4.25、65.2回、51安打、56四死球、103三振
▼ 日本とレベルの近い、3Aとメジャーの通算成績
メジャーリーグ通算
2試合、0勝0敗、防御率 0.00、662.2回、3安打、1四死球、2三振
3A通算
70試合、7勝3敗5S、防御率 5.64、89.1回、74安打、84四死球、133三振
アンドリュー・スティーブンソン(Andrew Stevenson)
▼ 2016年10月19日(筆者撮影)
- 29歳
- 左打ち
- 外野手
俊足のアベレージヒッター
直近2年間は「盗塁」を量産している。
- 2022年(3A)39盗塁
- 2023年(3A)44盗塁
広角に打ち分ける打者だが、メジャーリーグでは「変化球」を苦手にしていた。
2023年の3Aでは打撃成績 OPS.916と、「強打者レベル」の成績を記録。
長打力があるマルチネス・レイエス両選手の優先起用で、オープン戦での結果次第では2軍生活が予想される。
▼ 2023年の成績
3A(St.Paul)
106試合、打率.317、16本塁打、57打点、出塁率.395、OPS .916
メジャー(Twins)
25試合、打率.189、0本塁打、1打点、出塁率.250、OPS .466
▼ 日本とレベルの近い、3Aとメジャーの通算成績
3A通算
485試合、打率.290、48本塁打、230打点、出塁率.354、OPS .796
メジャー通算
273試合、打率.243、8本塁打、50打点、出塁率.316、OPS .668
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