西武ライオンズが契約した「マキノン」選手。
一塁を守る右打者です。
観戦経験がある選手でしたので、簡単に経歴と成績をまとめてみました。
記事後半には「動画」を集めています。
あなたの眼で「どんな選手か?」確認してみてください
他の2023年新外国人選手は、下の記事にまとめています
2023年新来日外国人選手 / David MacKinnon選手
▼ 2018年10月18日(筆者撮影)
西武ライオンズが獲得した「デビッド・マキノン」選手。
- 右投げ右打ち
- 一塁手
- 現在28歳
もう一人の外国人・ティノコ投手は、下のリンク先にまとめています
デビッド・マキノン選手の経歴
2017年、Angelsからドラフト35巡目指名(全体955番目)
大学に4年間通ったため、22歳で入団しています。
アメリカでは、多くが大学3年でプロ入りする
プロ入りが遅い上に、2017年-2020年の4年間で179試合(755打席)しか経験していません。
2018年シーズンオフには「アリゾナ秋季リーグ」に選抜される
アリゾナ秋季リーグ:
メジャーリーグ全30球団から、6名前後の有望なマイナー選手を選抜して、派遣・構成されるリーグ。
毎年10月~11月に実施されている「スター選手の登竜門」である。
1A時代、新外国人選手・ビーズリー投手(阪神タイガース)とチームメイトだったことがある
- 2A初昇格は、2021年
- 3A初昇格は、2022年
2022年6月18日(27歳)、メジャーリーグ・デビューしています。
メジャーリーグ1年目の成績
22試合、打率.140、0本塁打、6打点、出塁率.228、OPS .368
2022年8月、戦力外になりAthleticsへ移籍
2022年3Aの成績は、打高投低の「Pacific Coast League」なんで、当てにしないでください
▼ 2022年の成績
3A(SaltLake, LasVegas)
79試合、打率.318、15本塁打、54打点、出塁率.416、OPS 1.001
メジャー(Angels, Athletics)
22試合、打率.140、0本塁打、6打点、出塁率.228、OPS .368
選手としてのタイプ
▼ 2018年10月18日(筆者撮影)
右のアベレージヒッター。
四球率がかなり高い特徴があります。
マイナー時代の四球率は「強打者レベル」です
三振は平均的
ボール球を振る確率は、平均よりやや下
打球方向に、かたよりはありません
メジャーでは3塁を5試合経験していますが、マイナー時代を含めてほぼ1塁で出場しています。
アメリカでの成績から見える選手像
- アベレージヒッター
- 四球を稼げる
- ボール球をあまり振らない
プロ入り後の試合経験がかなり少なく、データ量も少なすぎます。
3A以上での経験は1年しかない
3Aでは長打力を発揮していますが、標高1300mの打者天国「SaltLake」での成績です
「SaltLake」の好成績は、全く当てにできません
マイナーでは平均的な長打力ですが、大柄な体格を考えると「長打力向上」も否定できません
選球眼が高いこと以外は、未知数な部分が大きいです
ハイライト動画(メジャーリーグ・マイナーリーグ)
▼ 2022年(メジャー時代)
南郷キャンプでマキノン選手を、生チェックしてみませんか
・ 南郷キャンプの情報(アクセスなど)
2023年の展望
▼ 2018年10月18日(筆者撮影)
1塁は「山川選手」が在籍のため、DHでの起用が有力
3塁は経験が少なく、大柄な体格を考えると厳しい
長打力に関して不明瞭ですが、選球眼は期待できそうです。
プロ入り全体でも750打席しか経験がなく、これは普通の打者の1年半分です。
プロ経験がかなり浅い選手です
即戦力よりも「育成目的」かもしれません
現役ドラフトで、ポジションが重なる「陽川選手」を獲得済み
山川・中村・陽川選手を優先起用で、戦力の依存度は低いと思われます。
「当たれば儲けもの」の起用になりそうです。
山川選手のFA動向に備えて、獲得しておく価値はあるでしょう
▼ 過去の来日外国人選手の2022年投手・打撃成績を調査しました。
(アメリカ・メキシコ・韓国・台湾)
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