読売ジャイアンツが、契約したと報道されている「ブリンソン」選手。
右打ちの外野手。
観戦経験がある選手でしたので、簡単に経歴と成績をまとめてみました。
記事後半には「動画」を集めています。
あなたの眼で「どんな選手か?」確認してみてください
他の2023年新外国人選手は、下の記事にまとめています
2023年新来日外国人選手 / Lewis Brinson選手
▼ 2015年10月23日(筆者撮影)
読売ジャイアンツが獲得した「ルイス・ブリンソン」選手。
- 右投げ右打ち
- 外野手
- 現在28歳
立浪監督(中日)は、2022年12月18日の講演会で「獲得を狙っていた選手」だったと公言しています
中日との獲得競争を制したようです
ブリンソン選手を沖縄キャンプで、生チェックしてみませんか
・ 読売ジャイアンツ / 沖縄キャンプ(アクセス方法など)
ルイス・ブリンソン選手の経歴
2012年、Rangersからドラフト1巡目指名(全体29番目)
2013年、早くも1Aでプレイしています。
447打数で191三振と「三振量産型の一発屋」でした。
2014-2015年、ローズ打撃コーチ(元横浜ベイスターズ)の指導を受けています
この間、100三振以内まで減らし、打率が約1割も上昇!!
- 191三振(2013年)→ 96三振(2014年)
- 打率.237(2013年)→.288(2014年)→.322(2015年)
- 2013年(Hickory, 1A)打率.237 ローズコーチ就任前
- 2014年(Hickory, 1A)打率.335 ローズコーチ就任後
高打率で長打力があり、盗塁数も稼げる「スター候補」として期待されました。
ただこの頃がピークでした
2015年シーズンオフには「アリゾナ秋季リーグ」に選抜される
アリゾナ秋季リーグ:
メジャーリーグ全30球団から、6名前後の有望なマイナー選手を選抜して、派遣・構成されるリーグ。
毎年10月~11月に実施されている「スター選手の登竜門」である。
2016年8月、オールスター捕手「ラクロイ選手」との複数トレードでBrewersへ移籍
トレードの目玉選手でした
2017年6月11日(23歳)、メジャーリーグ・デビューしています。
メジャーリーグ1年目の成績
21試合、打率.106、2本塁打、3打点、出塁率.236、OPS .513
2018年1月、オールスター外野手「イエリッチ選手」との複数トレードでMarlinsへ移籍
メジャーでレギュラー起用されましたが、期待の活躍はできていません。
2022年3Aの成績は、打高投低の「Pacific Coast League」なんで、当てにしないでください
▼ 2022年の成績
3A(Sugar Land, Sacrament)
87試合、打率.298、22本塁打、63打点、出塁率.356、OPS .922
メジャー(Giants)
16試合、打率.167、3本塁打、4打点、出塁率.211、OPS .683
▼ 日本とレベルの近い、3Aとメジャーの通算成績
3A通算
293試合、打率.307、57本塁打、197打点、出塁率.372、OPS .915
メジャー通算
357試合、打率.198、28本塁打、109打点、出塁率.246、OPS .574
3A通算成績も好成績に見えますが、多くは打者有利の球場で積み上げた数字です
選手としてのタイプ
▼ 2015年10月16日(筆者撮影)
ベンチ内にいるのがローズ打撃コーチ
身体能力が高い、粗削りな外野手
三振率がかなり高く、四球もあまり選びません
打撃スタイルは積極的で、ボール球のスイング率が高い
コンタクト率もかなり低く、ミスショットが多い特徴があります。
▼ ボール球に手をだす確率
・ ブリンソン選手 / スイング分布図(2021年)
長打指標のISOは平均的なレベルで、本塁打を期待する打者ではありません
ゴロ率もやや高い
守備力は平均をやや下回る数字がでています
アメリカでの成績から見える選手像
▼ 2015年10月21日(筆者撮影)
- 打率が低い
- 三振が多くボール球に手をだす
- 四球は選ばない
- 長打力は平均的
- 守備力はまあまあ
ハイライト動画(メジャーリーグ・マイナーリーグ)
▼ 2022年(メジャー時代)
▼ 2020年(メジャー時代)
2023年の展望
▼ 2015年10月にもらったサインカード(筆者所有)
丸選手のライト転向を想定して、センターで起用できる外国人選手を獲得。
ただメジャーでは平均的な守備指標しか、記録できていません。
- 外野手の長野選手が復帰
- 松田選手獲得で中田選手の外野起用も可能
ベテラン右打者の獲得で、ブリンソン選手が不振だった時の備えはできています。
三振の多い「粗削りタイプ」の打者に、我慢して打席数を与えるかが「鍵」
ウォーカー選手のように、開幕から打ちまくる必要がありそうです。
丸選手のセンター起用は、まだまだ続きそうな気がします。
身体能力は高いので「開けてビックリ玉手箱」を期待したいですね
▼ 過去の来日外国人選手の2022年投手・打撃成績を調査しました。
(アメリカ・メキシコ・韓国・台湾)
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