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【1965-2024年・歴代ドラフト】阪神タイガースの指名順位と新人選手のまとめ

2024年甲子園球場の正面
※ 本ページはPRプロモーションが含まれています

阪神タイガース・ドラフト会議の結果をまとめています。

  • ○○年は誰が1位指名だったかな・・・
  • 誰が○○選手と同期だった?
  • ○○選手の指名順位は?

各年の指名選手を、ドラフトの指名順に並べました。

写真はすべて、筆者が撮影したものを使用しています。

目次

2024年ドラフト会議の展望・予想

報道されている、「阪神タイガース・上位指名候補」をピックアップしました。

現在想定される「阪神タイガースの補強ポイント」は以下の4点。

あくまでも筆者個人の主観です。

  1. 左の先発候補
  2. 左打ちの外野手
  3. 右打ちの即戦力内野手
  4. 捕手

1軍先発投手は頭数が揃っており、年齢的にも理想的なバラつきがある。

シーズンを通してローテーションを守った左投手は、「大竹投手」のみ。

ドラフト指名するなら、左投手優先が想定される。

高橋遥人・門別 啓人・伊藤 将司・及川 雅貴と、先発候補は多く緊急性はない。

タイガースの野手構成は、内野は左打ち・外野は右打ちに偏りがある。

直近2年間、「右打ちの高校生内野手」を3名指名した。

「右打ちの内野手」指名があるとすれば、「即戦力内野手」と思われる。

今年は「左打ちの外野手」の指名が想定される。

ファームの外野手は、ほとんどが「右打ち」で優先度は高い。

俊足タイプの「左打ちの外野手」は、育成の福島選手しかいない。

又、8月末時点でファームの「左打者のホームラン」は3本のみ

佐藤輝明(2本)、福島(1本)

佐藤輝明選手は1軍選手であり、実質「ファーム左打者」のホームランは合計1本になる。

2021年の中川捕手以降、直近2年間は捕手の指名がない。

ファーム捕手(栄枝・藤田・中川)と年齢が重ならない、高校生捕手の指名が想定される。

但し、坂本捕手のFA動向に備え、社会人・大学生の指名も考えられる。

金丸 夢斗(関西大学)

2024年5月11日(筆者撮影)

金丸 夢斗(関西大)

地元・神戸出身のアマNo.1左腕投手。

制球力が高く、奪三振も多い。

プロ野球選手中心の「侍ジャパン」にも選出され、高い投球能力を見せた。

関西大学では「山口高志コーチ」(元・阪神コーチ&スカウト)の指導で、大きく成長した投手。

春のリーグ戦で、腰を痛めて欠場中。

現在のタイガース投手陣を考えると、故障完治を待つ余裕がある。

本人にも理想的な球団。

今朝丸 裕喜(報徳学園)

2024年3月18日(筆者撮影)

今朝丸 裕喜(報徳学園)

地元・神戸出身の長身投手。

2年連続で春の選抜大会・準優勝投手となった。

150kmを投げる、ドラフト上位候補である。

単独1位指名はないと思われるが「外れ1位」など、上位指名する可能性がある。

西川 史礁(青山学院大学)

2024年4月10日(筆者撮影)

西川 史礁(青山学院大学)

和歌山県出身、高校は龍谷大平安高校(京都)。

生粋の「関西人」。

2024年アマNo.1長距離砲の外野手。

高校時代は遊撃手であったが、大学では外野手で活躍。

プロ野球選手中心の「侍ジャパン」にも選出され、パワフルな打撃を見せた。

森下選手が主砲として活躍しており、同じタイプの外野手を1位指名する可能性は低い。

2025年は「森下」「近本」「前川」「新外国人」での外野構成になるだろう。

佐々木 泰(青山学院大学)

2024年4月10日(筆者撮影)

佐々木 泰(青山学院大)

岐阜県出身。

三塁を守る「右打ちの長距離砲」

春の全国大会で「大会MVP」を獲得した。

直近2シーズンは打率1割台で、確実性は低い。

通算打率も「2割前半」。

1軍レベルの「右打ちの内野手」(1塁以外)は、大山・渡辺・熊谷選手しかいない。

「佐藤選手」の外野再転向があるなら、上位指名もありえる。

箱山 遥人(健大高崎高校)

2024年3月18日(筆者撮影)

箱山 遥人(健大高崎)

2024年春の選抜大会で優勝した、強打の捕手。

守備力もあり、高校生No.1捕手の評価を得ている。

他球団の動向次第で、タイガース上位指名の可能性がある。

即戦力捕手を獲得する必要性は低いが、FA権を得た「坂本捕手」次第で、社会人捕手「石伊 雄太」選手の指名も考えられる。

1965~2023年ドラフト指名選手・全リスト

昭和40年~令和5年までの「阪神タイガース指名選手」をまとめました。

あなたの「推し選手」が、誰と同期なのか確認してください。

2023年ドラフト会議(2024年新人選手)

2024年1月9日(筆者撮影)

2024年阪神タイガース「新人合同自主トレ」の参加全選手
順位氏名守備位置出身
1下村 海翔投手青山学院大学
2椎葉 剛投手徳島インディゴソックス
3山田 脩也内野手仙台育英高
4百﨑 蒼生内野手東海大熊本星翔高
5石黒 佑弥投手JR西日本
6津田 淳哉投手大阪経済大学
育成1松原 快投手富山GRNサンダーバーズ
育成2福島 圭音外野手白鴎大学

1位指名は、地元西宮市出身の「下村 海翔」投手を単独指名。

キャンプイン直後、右ひじ痛のため「トミージョン手術」を受けることになった。

2位指名は、独立リーグ(四国アイランドリーグ)の剛腕「椎葉 剛」投手を指名。

1年目は制球難に苦しみ、ファームで苦戦している。

右打ちの高校生内野手を2名指名。

左打ちの内野手が多い、チーム事情にマッチした人選。

2022年ドラフト会議(2023年新人選手)

2023年4月22日(筆者撮影)

森下翔太(阪神タイガース)
指名順位氏名守備位置所属団体・出身校
1森下 翔太外野手中央大学
2門別 啓人投手東海大札幌高
3井坪 陽生外野手関東第一高
4茨木 秀俊投手帝京長岡高
5戸井 零士内野手天理高
6富田 蓮投手三菱自動車岡崎
育成1野口 恭佑外野手九州産業大学

1位指名は、強打の大学生「森下 翔太」外野手。

大学1年時、「大学日本代表」に選ばれた長距離砲。

東海大相模時代には、高校通算57本塁打を記録して注目された。

浅野翔吾選手(巨人)の抽選に敗れ、外れ1位での指名となった。

2位以下は、高校生の指名が続いた。

2021年ドラフト会議(2022年新人選手)

2022年3月13日(筆者撮影)

前川右京(阪神タイガース)
指名順位氏名守備位置所属団体・出身校
1森木 大智投手高知高
2鈴木 勇斗投手創価大
3桐敷 拓馬投手新潟医療福祉大
4前川 右京外野手智辯学園高
5岡留 英貴投手亜細亜大
6豊田 寛外野手日立製作所
7中川 勇斗捕手京都国際高
育成1伊藤 稜投手中京大

1位指名は、150km右腕「森木 大智」投手。

「スーパー中学生」として、アマ時代から知名度高かった投手。

小園健太投手(横浜DeNA)の抽選に敗れ、外れ1位での指名となった。

大学生の左投手を2名、上位指名している。

大きなケガで評価を落とした「前川 右京」選手を4位で指名。

2020年ドラフト会議(2021年新人選手)

2021年9月16日(筆者撮影)

佐藤輝明(阪神タイガース)
指名順位氏名守備位置所属団体・出身校
1佐藤 輝明内野手・外野手近畿大
2伊藤 将司投手JR東日本
3佐藤 蓮投手上武大
4榮枝 裕貴捕手立命館大
5村上 頌樹投手東洋大
6中野 拓夢内野手三菱自動車岡崎
7髙寺 望夢内野手上田西高
8石井 大智投手高知ファイティングドッグス
育成1岩田 将貴投手九州産業大

1位指名は、地元西宮出身の「佐藤 輝明」選手。

「ソフトバンク」「オリックス」「巨人」「阪神」の4球団が競合。

見事!「当たりクジ」を引き当てた。

日本一の中心選手を4名も輩出した、近年でも評価高いドラフト。

指名リストから漏れていた「村上」「中野」両選手を、矢野監督の希望で急遽指名したのは逸話となっている。

2019年ドラフト会議(2020年新人選手)

西順矢・及川雅貴(阪神タイガース)
指名順位氏名守備位置所属団体・出身校
1西 純矢投手創志学園高
2井上 広大外野手履正社高
3及川 雅貴投手横浜高
4遠藤 成内野手東海大相模高
5藤田 健斗捕手中京学院大中京高
6小川 一平投手東海大学九州キャンパス
育成1小野寺 暖外野手大阪商業大
育成2奥山 皓太外野手静岡大

甲子園出場・高校生を上位で5名指名した「ロマンドラフト」。

1位指名は、150km右腕「西 純矢」投手。

奥川恭伸投手(ヤクルト)の抽選に敗れ、外れ1位での指名となった。

育成1位の「小野寺 暖」選手の出場が多く、高校生ドラフトの「難しさ」を感じさせた。

高卒選手の伸びしろに、今後も期待したい。

2018年ドラフト会議(2019年新人選手)

2019年3月6日(筆者撮影)

近本光司(阪神タイガース)
指名順位氏名守備位置所属団体・出身校
1近本 光司外野手大阪ガス
2小幡 竜平内野手延岡学園
3木浪 聖也内野手Honda
4齋藤 友貴哉投手Honda
5川原 陸投手創成館
6湯浅 京己投手富山GRNサンダーバーズ
育成1片山 雄哉捕手福井ミラクルエレファンツ

1位指名は、社会人の外野手「近本 光司」選手。

藤原恭大(ロッテ)・辰己涼介(楽天)の抽選に2度とも敗れ、前年に続き「クジ運がないドラフト」であった。

外れ外れ1位指名だが、「残り物には福がある」ドラフト。

左打の外野手指名と、方針がブレなかったことが結果に結びついた。

全体的に戦力度が高いドラフトであった。

2017年ドラフト会議(2018年新人選手)

2019年4月11日(筆者撮影)

高橋遥人(阪神タイガース)
指名順位氏名守備位置所属団体・出身校
1馬場 皐輔投手仙台大
2髙橋 遥人投手亜細亜大
3熊谷 敬宥内野手立教大
4島田 海吏外野手上武大
5谷川 昌希投手九州三菱自動車
6牧 丈一郎投手啓新高
育成1石井 将希投手上武大

1位指名は、大学生右腕「馬場 皐輔」投手。

清宮幸太郎(日本ハム)・安田尚憲(ロッテ)の抽選に2度とも敗れた。

外れ外れ1位での指名であった。

ほとんどの指名選手が、1軍戦力になっている。

2016年ドラフト会議(2017年新人選手)

2017年3月7日(筆者撮影)

大山悠輔(阪神タイガース)
指名順位氏名守備位置所属団体・出身校
1大山 悠輔内野手白鷗大
2小野 泰己投手富士大
3才木 浩人投手須磨翔風高
4浜地 真澄投手福岡大附属大濠高
5糸原 健斗内野手JX-ENEOS
6福永 春吾投手徳島インディゴソックス
7長坂 拳弥捕手東北福祉大
8藤谷 洸介投手パナソニック

1位指名は、大学全日本の4番「大山 悠輔」選手。

日本人の主軸打者育成を目指す、金本監督の希望にそった指名。

2年連続の大学生野手指名となった。

事前報道がないサプライズ指名に、ドラフト会場が「悲鳴」「不満」に包まれた。

その後も「関西メディアの大パッシング」を受けることになった。

結果的には、2023年優勝の「カギ」となる指名であった。

金本監督の意向で、3位に「才木 浩人」投手も指名。

投打の主力選手を獲得できた。

タイガース・スカウト陣の評価を上げる、戦力度高いドラフトであった。

2015年ドラフト会議(2016年新人選手)

2017年9月26日(筆者撮影)

青柳 晃洋(阪神タイガース)
指名順位氏名守備位置所属団体・出身校
1髙山 俊外野手明治大
2坂本 誠志郎捕手明治大
3竹安 大知投手熊本ゴールデンラークス
4望月 惇志投手横浜創学館高
5青柳 晃洋投手帝京大
6板山 祐太郎外野手亜細亜大

1位指名は、東京六大学の通算安打記録保持者「髙山 俊」選手。

ヤクルトとの競合の末、当たりクジを見事引き当てた。

2位に「坂本 誠志郎」捕手を指名して、上位2名を野手で固めた。

5位に「青柳 晃洋」投手を指名。

阪神タイガースの上昇機運が高まる、分岐点となるドラフトでもあった。

2014年ドラフト会議(2015年新人選手)

2017年3月5日(筆者撮影)

横山 雄哉(阪神タイガース)
指名順位氏名守備位置所属団体・出身校
1横山 雄哉投手新日鐵住金鹿島
2石崎 剛投手新日鐵住金鹿島
3江越 大賀外野手駒澤大
4守屋 功輝投手Honda鈴鹿
5植田 海内野手近江高

1位指名は、社会人左腕「横山 雄哉」投手。

有原航平(日本ハム)・山﨑康晃(横浜DeNA)の抽選に2度とも敗れた。

2年連続で、外れ外れ1位での指名。

ただ一人の高校生「植田 海」選手が、一番貢献度あるドラフトであった。

2013年ドラフト会議(2014年新人選手)

2019年6月4日(筆者撮影)

岩崎 優(阪神タイガース)
指名順位氏名守備位置所属団体・出身校
1岩貞 祐太投手横浜商科大
2横田 慎太郎外野手鹿児島実業高
3陽川 尚将内野手東京農業大
4梅野 隆太郎捕手福岡大
5山本 翔也投手王子製紙
6岩崎 優投手国士舘大

1位指名は、大学生左腕「岩貞 祐太」投手。

大瀬良大地(広島)・柿田裕太(横浜DeNA)の抽選に2度とも敗れた。

外れ外れ1位での指名。

下位指名で「梅野 隆太郎」「岩崎 優」も獲得。

戦力度高いドラフトであった。

2012年ドラフト会議(2013年新人選手)

2021年5月29日(筆者撮影)

藤浪 晋太郎(阪神タイガース)
指名順位氏名守備位置所属団体・出身校
1藤浪 晋太郎投手大阪桐蔭高
2北條 史也内野手光星学院高
3田面 巧二郎投手JFE東日本
4小豆畑 眞也捕手西濃運輸
5金田 和之投手大阪学院大
6緒方 凌介外野手東洋大

1位指名は、地元大阪出身のドラフト超目玉「藤浪 晋太郎」選手。

「オリックス」「 阪神 」「ロッテ」「ヤクルト」の4球団が競合。

見事!「当たりクジ」を引き当てた。

春夏連覇を果たした「甲子園のスター投手」獲得に、関西は歓喜した。

2011年ドラフト会議(2012年新人選手)

2018年3月13日(筆者撮影)

伊藤 隼太(阪神タイガース)
指名順位氏名守備位置所属団体・出身校
1伊藤 隼太外野手慶応義塾大
2歳内 宏明投手聖光学院高
3西田 直斗内野手大阪桐蔭高
4伊藤 和雄投手東京国際大
5松田 遼馬投手波佐見高
育成1廣神 聖哉捕手群馬ダイヤモンドペガサス

1位指名は、大学生スラッガー「伊藤 隼太」選手。

1年目から苦戦続きで、最後まで大学時代の輝きを取り戻せず。

全体的に、戦力度低いドラフトで終わった。

2010年ドラフト会議(2011年新人選手)

2018年4月3日(筆者撮影)

中谷 将大(阪神タイガース)
指名順位氏名守備位置所属団体・出身校
1榎田 大樹投手東京ガス
2一二三 慎太投手東海大相模高
3中谷 将大捕手福岡工大城東高
4岩本 輝投手南陽工高
5荒木 郁也内野手明治大学
育成1阪口 哲也内野手市和歌山高
育成2島本 浩也投手福知山成美高
育成3穴田 真規内野手箕面東高

1位指名は、社会人左腕「榎田 大樹」投手。

大石達也(西武)の抽選に敗れ、外れ1位での指名。

3位に高校生スラッガー「中谷 将大」選手を指名。

育成2位「島本 浩也」投手が、一番長い現役生活を送っている。

2009年ドラフト会議(2010年新人選手)

2023年5月12日(筆者撮影)

原口 文仁(阪神タイガース)
指名順位氏名守備位置所属団体・出身校
1二神 一人投手法政大
2藤原 正典投手立命館大
3甲斐 雄平外野手福岡大
4秋山 拓巳投手西条高
5藤川 俊介外野手近畿大
6原口 文仁捕手帝京高
育成1高田 周平投手信濃グランセローズ
育成2田上 健一外野手創価大

1位指名は、大学生右腕「二神 一人」投手。

菊池雄星(西武)の抽選に敗れた。

外れ1位での指名。

下位指名の選手が、活躍するドラフトになった。

5位で「藤川 俊介」を強硬指名、入団までに時間がかかった。

2008年ドラフト会議(2009年新人選手)

2019年6月26日(筆者撮影)

上本 博紀(阪神タイガース)
指名順位氏名守備位置所属団体・出身校
1蕭 一傑投手奈良産業大
2柴田 講平外野手国際武道大
3上本 博紀内野手早稲田大
4西村 憲投手九州産業大
育成1野原 祐也外野手富山サンダーバーズ
育成2吉岡 興志投手常磐大
育成3藤井 宏政内野手加古川北高

1位指名は、大学生右腕「蕭 一傑」投手。

松本啓二朗(横浜DeNA)の抽選に敗れた。

外れ1位での指名。

広陵高校・早稲田大学で活躍した、「上本 博紀」選手を3位指名。

2007年ドラフト会議(2008年新人選手)

2021年7月29日(筆者撮影)

高濱 卓也(阪神タイガース)
指名順位氏名守備位置所属団体・出身校
高1高濱 卓也内野手横浜高
高3森田 一成内野手関西高
高4清原 大貴投手常総学院高

高校生ドラフト1位指名は「高濱 卓也」選手。

中田翔(日本ハム)の抽選に敗れた。

外れ1位での指名。

1軍昇格前に、千葉ロッテへ移籍となった。(FA人的保証:小林宏之)

指名順位氏名守備位置所属団体・出身校
大社1白仁田 寛和投手福岡大
大社3石川 俊介投手上武大
大社4黒田 祐輔投手シャンソン化粧品
育成田中 慎太郎内野手立正大

大学生・社会人ドラフト1位指名は「白仁田 寛和」投手。

大場翔太(ソフトバンク)の抽選に敗れた。

外れ1位での指名。

高校生ドラフトを含め、誰も1軍戦力にならなかった。

2006年ドラフト会議(2007年新人選手)

指名順位氏名守備位置所属団体・出身校
高1野原 将志内野手長崎日大
高3橋本 良平捕手智辯和歌山高
高4横山 龍之介投手日本文理

高校生ドラフト1位指名は「野原 将志」選手。

堂上直倫(中日)の抽選に敗れた。

外れ1位での指名。

指名順位氏名守備位置所属団体・出身校
大社1小嶋 達也投手大阪ガス
大社3上園 啓史投手武蔵大
大社4清水 誉捕手関学大
大社5大城 祐二内野手TDK千曲川

大学生・社会人ドラフト1位指名は「小嶋 達也」投手。

希望枠(逆指名)を利用しての指名。

3位の「上園 啓史」は、1年目に新人王を獲得。

2005年ドラフト会議(2006年新人選手)

2021年9月24日(筆者撮影)

岩田 稔(阪神タイガース)
指名順位氏名守備位置所属団体・出身校
高1鶴 直人投手近畿大付属高
高3若竹 竜士投手育英高
高4前田 大和内野手樟南高

高校生ドラフト1位指名は「鶴 直人」投手。

3位に「大和」選手を獲得。

内野・外野の高い守備力で貢献した。

指名順位氏名守備位置所属団体・出身校
大社1岩田 稔投手関西大
大社2金村 大裕投手大阪商大
大社3渡辺 亮投手日本生命

大学生・社会人ドラフト1位指名は「岩田 稔」投手。

希望枠(逆指名)を利用しての指名。

大学出ながら、16年間も現役を続けた。

2004年ドラフト会議(2005年新人選手)

2018年3月14日(筆者撮影)

能見 篤史(阪神タイガース)
指名順位氏名守備位置所属団体・出身校
自由獲得枠能見 篤史投手大阪ガス
自由獲得枠岡崎 太一捕手松下電器
4橋本 健太郎投手日本新薬
5大橋 雅法捕手北陽高
6赤松 真人外野手立命大
7高橋 勇丞外野手済美高
8辻本 賢人投手マタデーハイスクール
9玉置 隆投手市和歌山商高
10水落 陽明投手信太高

1位指名は、社会人左腕「能見 篤史」投手。

自由獲得枠(逆指名)を利用して、地元の社会人選手を2名獲得した。

15歳の「辻本 賢人」投手が、8位指名され話題となった。

15歳でのドラフト指名は、ドラフト史上最年少である。

2003年ドラフト会議(2004年新人選手)

2018年3月7日(筆者撮影)

鳥谷 敬(阪神タイガース)
指名順位氏名守備位置所属団体・出身校
自由獲得枠鳥谷 敬内野手早稲田大
自由獲得枠筒井 和也投手愛知学院大
4桟原 将司投手新日鉄広畑
5小宮山 慎二捕手横浜隼人高
6庄田 隆弘外野手シダックス

1位指名は、東京六大学の三冠王「鳥谷 敬」選手。

自由獲得枠(逆指名)を利用して、数球団との競合の末で獲得した。

指名人数は少なかったが、戦力度の高いドラフトであった。

2002年ドラフト会議(2003年新人選手)

2003年3月12日(筆者撮影)

杉山直久(阪神タイガース)
指名順位氏名守備位置所属団体・出身校
自由獲得枠杉山 直久投手龍谷大
自由獲得枠江草 仁貴投手専修大
4中村 泰広投手日本IBM野洲
5久保田 智之投手常盤大
6三東 洋投手ヤマハ
7林 威助外野手近畿大
8田村 領平投手市立和歌山商高
9新井 智投手ローソン
10伊代野 貴照投手ローソン
11萱島 大介内野手ローソン
12松下 圭太外野手三瓶高

1位指名は、大学生右腕「杉山 直久」投手。

自由獲得枠(逆指名)を利用して、大学生投手を2名獲得した。

久保田 智之投手も、4位で指名している。

大量12名を指名したが、下位指名は林選手以外に戦力とならなかった。

2001年ドラフト会議(2002年新人選手)

2003年3月12日(筆者撮影)

桜井 広大(阪神タイガース)
指名順位氏名守備位置所属団体・出身校
自由獲得枠安藤 優也投手トヨタ自動車
自由獲得枠浅井 良捕手法政大
4桜井 広大外野手PL学園
5中林 祐介投手金沢高
6藤原 通内野手立命館大
7喜田 剛外野手福岡大
8梶原 和隆投手愛知工大
9東 辰弥捕手早稲田大

1位指名は、社会人右腕「安藤 優也」投手。

2位以下の指名選手は、戦力度としては低かった。

2000年ドラフト会議(2001年新人選手)

2001年3月7日(筆者撮影)

赤星 憲広(阪神タイガース)
指名順位氏名守備位置所属団体・出身校
1藤田 太陽投手川崎製鉄千葉
2伊達 昌司投手プリンスホテル
3狩野 恵輔捕手前橋工高
4赤星 憲広外野手JR東日本
5加藤 隆行投手長崎工高
6沖原 佳典内野手NTT東日本
7藤本 敦士内野手デュプロ
8梶原 康司内野手九州東海大

1位指名は、社会人右腕「藤田 太陽」投手。

巨人との逆指名競争に勝ち獲得した。

野村監督の意向が大きく反映され、自らが視察した選手も指名。

「シドニー五輪・強化メンバー」に選ばれ、阪神の安芸キャンプへ配属された「赤星 憲広」選手も指名した。

1999年ドラフト会議(2000年新人選手)

2000年3月15日(筆者撮影)

上坂 太一郎(阪神タイガース)
指名順位氏名守備位置所属団体・出身校
1的場 寛壱内野手九州共立大
2吉野 誠投手日本大
3岡本 浩二投手東邦高
4新井 亮司捕手児玉高
5上坂 太一郎外野手王子製紙春日井
6窪田 淳投手帝京大
7松田 匡司外野手シダックス
8高山 智行内野手箕島高

1位指名は、地元尼崎の「的場 寛壱」選手。

大学全日本代表メンバー。

巨人「二岡選手」以上の活躍を期待されたが、ケガが多く大成できなかった。

吉野・上坂選手以外は、戦力とならず。

1998年ドラフト会議(1999年新人選手)

2019年4月23日(筆者撮影)

藤川 球児(阪神タイガース)
指名順位氏名守備位置所属団体・出身校
1藤川 球児投手高知商高
2金沢 健人投手NTT関東
3福原 忍投手東洋大
4部坂 俊之投手東芝府中
5寺田 祐也内野手静岡高

1位指名は、高校生右腕「藤川 球児」投手。

兄弟バッテリーで話題になった、甲子園球児でもあった。

3位の「福原 忍」投手は、1年目から抑えで活躍。

実り大きいドラフトになった。

ドラフトの超目玉「上原浩治」投手は阪神ファンであったが、当時挨拶すらなかったと語っている。

1997年ドラフト会議(1998年新人選手)

1999年6月8日(筆者撮影)

井川 慶(阪神タイガース)
井川 慶(阪神タイガース)
指名順位氏名守備位置所属団体・出身校
1中谷 仁捕手智辯和歌山高
2井川 慶投手水戸商高
3橋本 大祐投手富士大
4坪井 智哉外野手東芝
5山岡 洋之投手東北福祉大
6奥村 武博投手土岐商高

1位指名は、高校生捕手「中谷 仁」選手。

チームメイトが投げた「携帯電話」が目に直撃、視力低下で活躍の機会を逸したのは残念。

のちに「智弁和歌山高校」の監督として、甲子園全国大会で優勝。

2位でエースとなる「井川 慶」投手を指名。

4位「坪井 智哉」選手は、新人王争いに加わった。

かなり成果の高いドラフトであった。

1996年ドラフト会議(1997年新人選手)

1997年7月24日(筆者撮影)

今岡 誠(阪神タイガース)
指名順位氏名守備位置所属団体・出身校
1今岡 誠内野手東洋大
2関本 健太郎内野手天理高
3濱中 治投手南部高
4星山 忠弘投手日本文理大

1位指名は、大学生遊撃手「今岡 誠」選手。

地元宝塚出身の強打者から、逆指名を得ての指名。

「土台作り」を掲げた「吉田義男」新監督の意向にそって、将来の主軸打者候補を集中指名。

当時、即戦力投手を上位指名しなかったことで、関西メディアからパッシングを受けた。

「関本 健太郎」「濱中 治」は、1軍戦力として優勝に貢献。

阪神暗黒時代を抜け出す、大きなキッカケとなるドラフトであった。

今後3年間を含め、投打の主力選手を集めることになる。

1995年ドラフト会議(1996年新人選手)

1997年6月23日(筆者撮影)

舩木 聖士(阪神タイガース)
指名順位氏名守備位置所属団体・出身校
1舩木 聖士投手NKK福山
2中ノ瀬 幸泰投手西濃運輸
3林 純次投手東海理化
4曽我部 直樹外野手サンジルシ醸造

1位指名は、社会人右腕「舩木 聖士」投手。

1位・2位で、社会人投手から逆指名を得ての獲得。

ドラフトの超目玉「福留孝介」獲得競争に挑戦せず、即戦力投手の指名は批判された。

「舩木 聖士」は通算9勝で、全体的にほぼ戦力とならないドラフトであった。

1994年ドラフト会議(1995年新人選手)

1999年6月8日(筆者撮影)

山村 宏樹(阪神タイガース)
指名順位氏名守備位置所属団体・出身校
1山村 宏樹投手甲府工高
2北川 博敏捕手日本大
3田中 秀太内野手熊本工高
4川尻 哲郎投手日産自動車
5矢野 正之投手霧が丘高

1位指名は、高校生右腕「山村 宏樹」投手。

優れた制球力をもち、完成度の高い投手であった。

先輩選手とのトラブルで精神的なダメージを負い、阪神では実力を発揮できなかった。

4位「川尻 哲郎」投手は主力投手、2位・3位も控え選手として活躍。

地味ながらも、戦力度高いドラフトになった。

1993年ドラフト会議(1994年新人選手)

1994年3月29日(筆者撮影)

薮 恵一(阪神タイガース)
指名順位氏名守備位置所属団体・出身校
1薮 恵一投手朝日生命
2平尾 博司内野手大宮東高
3高波 文一外野手熊本工高
4中里 鉄也内野手葛生高
5井上 貴朗投手佐倉高

この年のドラフトから始まった「逆指名制度」を利用。

社会人N0.1右腕「薮 恵一」投手を、1位指名できた。

長くエースとして活躍したが、全盛期を「阪神暗黒時代」でプレイ。

阪神タイガースでは、通算84勝で終わった。

1992年ドラフト会議(1993年新人選手)

1993年8月24日(筆者撮影)

安達 智次郎(阪神タイガース)
指名順位氏名守備位置所属団体・出身校
1安達 智次郎投手村野工高
2竹内 昌也投手NTT東北
3米村 和樹投手熊本商大付属高
4片山 大樹捕手徳山商高
5山本 幸正投手堀越学園高
6塩谷 和彦捕手神港学園高
7山下 和輝外野手プリンスホテル
8豊原 哲也外野手小倉東高

1位指名は、高校生左腕「安達 智次郎」投手。

阪神入団を希望していた「松井秀喜」選手に入札。

惜しくも直前の巨人(長嶋茂雄)が、先に「当たりクジ」を引いてしまった。

元々巨人は「松井秀喜」選手の指名予定はなかったが、長嶋新監督の「鶴の一声」で指名が決まった。

阪神タイガースはシーズン2位だったため、一番最後のクジ順であった。

かなり不運なドラフト。

1991年ドラフト会議(1992年新人選手)

1992年5月22日(筆者撮影)

萩原 誠(阪神タイガース)
指名順位氏名守備位置所属団体・出身校
1萩原 誠内野手大阪桐陰高
2久慈 照嘉内野手日本石油
3弓長 起浩投手熊谷組
4桧山 進次郎内野手東洋大
5中川 申也投手秋田経済大付属高
6工藤 慎明投手筑陽学園高
7木立 章成内野手専大北上高
8中村 公信投手田村コピー

1位指名は、高校生外野手「萩原 誠」選手。

当初「田口壮」選手(オリックス)の逆指名を目指したが、「オリックス入団」を希望し指名を諦めた。

萩原選手は大成できなかったが、「久慈 照嘉」「桧山 進次郎」はレギュラーを獲得。

1990年ドラフト会議(1991年新人選手)

1995年3月26日(筆者撮影)

湯舟 敏郎(阪神タイガース)
指名順位氏名守備位置所属団体・出身校
1湯舟 敏郎投手本田技研鈴鹿
2関川 浩一捕手駒沢大
3山崎 一玄投手静岡高
4田村 勤投手本田技研和光
5嶋田 哲也投手王子製紙米子
6伴 義太郎投手筑陽学園高

社会人左腕「湯舟 敏郎」投手を1位指名。

長くローテーション投手として活躍した。

上位4名は、1軍戦力となっている。

1989年ドラフト会議(1990年新人選手)

1992年8月2日(筆者撮影)

新庄 剛志(阪神タイガース)
指名順位氏名守備位置所属団体・出身校
1葛西 稔投手法政大
2岡本 圭治内野手近畿大
3麦倉 洋一投手佐野日大高
4古里 泰隆投手福岡第一高
5新庄 剛志外野手西日本短大付属高
6吉田 浩外野手高岡第一高

1位指名は、大学生右腕「葛西 稔」投手。

野茂英雄(近鉄)に8球団が入札。残念ながら抽選に敗れた。

外れ1位での指名。

5位に「新庄 剛志」選手を指名した。

1988年ドラフト会議(1989年新人選手)

1989年3月5日(筆者撮影)

中込 伸(阪神タイガース)
指名順位氏名守備位置所属団体・出身校
1中込 伸投手神崎工高
2鶴見 信彦内野手三菱自工川崎
3金子 誠一外野手本田技研和光
4岩田 徹捕手三菱自工水島
5渡辺 伸彦投手常石鉄工
6鮎川 義文内野手星城高
太田 貴投手鷺宮製作所
高村 洋介投手本田技研熊本
星野 修内野手埼玉福岡高
竹峰 丈太郎内野手日本野球体育学園

1位指名は、高校生右腕「中込 伸」投手。

高校卒業までに1年足りなかったため、神崎工業に編入。

阪神タイガースの練習生として囲い込んだ。

2位「鶴見 信彦」選手は、社会人出身の上位指名でありながら、たった2年で球団を去った。

1987年ドラフト会議(1988年新人選手)

1989年3月(筆者撮影)

野田 浩司・真鍋 勝己・高村 洋介(阪神タイガース)
指名順位氏名守備位置所属団体・出身校
1野田 浩司投手九州産交
2高井 一外野手横浜高
3山田 勝彦捕手東邦高
4宮脇 則昭投手大牟田高
5武内 淳二投手鳴門商高
6牛山 晃一投手市立川口高
長谷川 尚生投手入善高
馬場 哲也投手竹田高
亀山 努外野手鹿屋中央高

1位指名は、社会人右腕「野田 浩司」投手。

川島堅投手(広島)の抽選に敗れ、外れ1位での指名となった。

先発・リリーフで活躍したが、オリックス移籍直後には「最多勝」を受賞。

3位で「山田 勝彦」捕手を指名。

1986年ドラフト会議(1987年新人選手)

1987年3月(筆者撮影)

八木 裕(阪神タイガース)
指名順位氏名守備位置所属団体・出身校
1猪俣 隆投手法政大
2嶋尾 康史投手東洋大姫路高
3八木 裕内野手三菱自工水島
4多岐 篤司投手神戸弘陵高
5高橋 昌也投手大阪商大
6真鍋 勝己投手関西高
西里 幸喜内野手柳川高
坂 孝一内野手村野工高

1位指名は、大学生左腕「猪俣 隆」投手。

近藤真一投手(中日)の抽選に敗れ、外れ1位での指名となった。

2位「水沢薫」投手(巨人)、5位「長谷部裕」選手(中日)も、クジを外した。

3位で「八木 裕」選手を指名している。

1985年ドラフト会議(1986年新人選手)

1988年3月(筆者撮影)

遠山 昭治(阪神タイガース)
指名順位氏名守備位置所属団体・出身校
1遠山 昭治投手八代第一高
2中野 佐資外野手三菱重工横浜
3服部 裕昭投手浦安高
4宮内 仁一外野手池田高
5吉田 康夫捕手三菱自工川崎

1位指名は、高校生左腕「遠山 昭治」投手。

清原和博選手(西武)を6球団が競合。

抽選に敗れ、外れ1位での指名となった。

直前の西武ライオンズが「当たりクジ」を引いた。

日本一達成の年であったため、一番最後のクジ順であったのは皮肉だ。

遠山投手は高卒1年目に、いきなり8勝をマークした。

移籍先のロッテで、打者転向。

阪神タイガース復帰後、再び投手に戻り活躍した。

1984年ドラフト会議(1985年新人選手)

1985年3月(筆者撮影)

和田 豊(阪神タイガース)
指名順位氏名守備位置所属団体・出身校
1嶋田 章弘投手箕島高
2佐藤 秀明投手日立製作所
3和田 豊内野手日本大
4嶋田 宗彦捕手住友金属
5大野 久外野手日産自動車
6山口 重幸投手岩倉高
斉藤 直哉投手城西大川越高
丸山 武彦外野手北陽高

1位指名は、高校生右腕「嶋田 章弘」投手。

広島と競合したが、見事「当たりクジ」を引いた。

4位で「嶋田 宗彦」捕手を指名、兄弟同時指名となった。

3位「和田 豊」選手、5位「大野 久」選手を指名。

のちのレギュラー選手を2名確保できた。

1983年ドラフト会議(1984年新人選手)

1984年1月16日(筆者撮影)

中西 清起(阪神タイガース)
指名順位氏名守備位置所属団体・出身校
1中西 清起投手リッカー
2池田 親興投手日産自動車
3仲田 幸司投手興南高
4川原 新治投手大阪商大
5吉川 弘幸外野手太成高
6岩切 英司捕手住友金属鹿島
横谷 総一内野手岡山南高
中谷 忠己外野手村野工高

1位指名は、社会人右腕「中西 清起」投手。

2位でも全日本のエース「池田 親興」投手を指名し、上位2名を即戦力投手で埋めた。

池田投手は「1977年ドラフト」で、阪神を入団拒否した経験がある。

3位には「仲田 幸司」投手を強行指名。

巨人以外の11球団を完全拒否していたが、阪神入団に至った。

上位3投手が戦力になった、「当たりドラフト」であった。

1982年ドラフト会議(1983年新人選手)

1984年3月6日(筆者撮影)

木戸 克彦(阪神タイガース)
指名順位氏名守備位置所属団体・出身校
1木戸 克彦捕手法政大
2前田 耕司投手福井高
3田村 浩一投手九州産高
4御子柴 進投手松本工高
5浜田 知明投手電電東海
6浜岡 浩幸投手日立造船有明

1位指名は、大学生捕手「木戸 克彦」選手。

地元PL学園出身の甲子園経験者を、単独指名した。

現役・コーチ・フロントと、阪神タイガースで長期に渡り貢献している。

4位「御子柴 進」、5位「浜田 知明」投手も、引退後は「タイガースの裏方」で貢献。

フロント職に就く選手が、多い年でもあった。

▼ 1983年・球場配布ポスター(筆者所有)

前田 耕司・田村 浩一・御子柴 進(阪神タイガース)

1981年ドラフト会議(1982年新人選手)

1982年6月6日(筆者撮影)

源五郎丸 洋(阪神タイガース)
指名順位氏名守備位置所属団体・出身校
1源五郎丸 洋投手日田林工高
2平田 勝男内野手明治大
3月山 栄珠捕手印旛高
4福家 雅明投手三菱自動車川崎
5藤本 雄司投手安芸工高
6服部 浩一外野手大阪商大
佐藤 文男投手印旛高

1位指名は、高校生右腕「源五郎丸 洋」投手。

右田一彦投手(大洋)の抽選に敗れ、外れ1位での指名となった。

当時、「源五郎丸」の珍名に、関西メディアは騒然となった。

2位にアマNo.1遊撃手「平田 勝男」選手を、強硬指名。

1位指名に続いて、2位も大洋と競合したが「当たりクジ」を引いた。

真弓・岡田の若手二遊間が活躍しており、島岡御大(監督)の大反対にあった。

1983年4月17日(筆者撮影)

平田 勝男(阪神タイガース)

4位「福家 雅明」投手は、引退後にタイガース関連番組(スカイA)に多く携わっている。

違うかたちで、タイガースに大きく貢献した。

1982年6月27日(筆者撮影)

福家 雅明(阪神タイガース)

1980年ドラフト会議(1981年新人選手)

1981年6月11日(筆者撮影)

中田 良弘(阪神タイガース)
指名順位氏名守備位置所属団体・出身校
1中田 良弘投手日産自動車
2渡真利 克則内野手興南高
3石橋 功行投手大田高
4山田 和英投手大阪商大
山脇 光治投手浪商高
森 忠仁投手千葉商高
橘高 淳捕手瀬田工高
引間 克幸内野手電電関東

1位指名は、社会人右腕「中田 良弘」投手。

大物ドラフト候補を避け、「中田 良弘」投手を単独指名した。

入団1年目から、リリーフで活躍。

1985年の日本一では、先発投手として貢献した。

2位「渡真利 克則」、ドラフト外「橘高 淳」選手は、引退後にプロ審判員となった

1983年4月24日(筆者撮影)

橘高 淳(阪神タイガース)

ドラフト外で「森 忠仁」選手が入団。

プロ野球選手では大成できなかったが、引退後に「プロ野球選手会」の業務に尽力。

「プロ野球選手会事務局長」として、よくメディアに登場している。

1983年4月23日(筆者撮影)

森 忠仁(阪神タイガース)

1979年ドラフト会議(1980年新人選手)

1981年5月5日(筆者撮影)

岡田 彰布(阪神タイガース)
指名順位氏名守備位置所属団体・出身校
1岡田 彰布内野手早稲田大
2赤松 一郎投手電電北陸
3北村 照文外野手三菱名古屋
4井沢 武則投手盈進高
大町 定夫投手新日鉄光
藤原 仁投手日本楽器
藤倉 多祐内野手青山学院大

1位指名は、東京六大学のスター「岡田 彰布」選手。

6球団が競合したが、阪神タイガースが見事「当たりクジ」を引いた。

地元大阪のスター選手獲得に、関西メディアは喜んだ。

3位「北村 照文」選手を指名。

ドラフト外で3名指名したが、3人ともに1軍戦力となった。

1978年ドラフト会議(1979年新人選手)

1982年4月22日(筆者撮影)

吉竹 春樹(阪神タイガース)
指名順位氏名守備位置所属団体・出身校
1江川 卓投手作新学院教員
2枝川 正典投手長門高
3渡辺 長助捕手九州産交
4青木 重市投手山形相互銀行
大串 尚弘投手大阪学院高
吉竹 春樹投手九州産高
鈴木 誠投手三協精機
東 利夫捕手桜井商高
外山 雅則捕手大阪学院高
田中 昌宏内野手三協精機

1位指名は、前年にライオンズを入団拒否した怪物・「江川 卓」投手。

4球団競合の末、見事「当たりクジ」を引いた。

本人は阪神タイガース入団の意思はあったが、周りの熱意に「阪神入団希望」を言い出せなかったと語っている。

結果は「小林繁」投手とのトレードが成立した。

1982年3月14日(筆者撮影)

江川卓(読売ジャイアンツ)

ドラフト外「吉竹 春樹」選手以外は、ほぼ戦力にならなかった。

「東 利夫」選手は、引退後に「セリーグ審判員」として長く貢献した。

1977年ドラフト会議(1978年新人選手)

1982年6月6日(筆者撮影)

伊藤 弘利・伊藤 宏光・伊藤文隆(阪神タイガース)
指名順位氏名守備位置所属団体・出身校
1伊藤 弘利投手三協精機
2植松 精一外野手法政大
3清家 政和内野手柳川商高
4池田 親興投手高鍋高
5飯田 正男内野手高崎商高
6豊原 経久投手日大藤沢高
前田 友行投手大鉄高
西口 裕治捕手高田商高
大石 和宏外野手浜松商高

1位指名は、社会人右腕「伊藤 弘利」投手。

阪神タイガースは「指名順位4番目」であった。

「伊藤 弘利」「伊藤 宏光」「伊藤文隆」と、現役時代に2度改名している。

4位「池田 親興」投手は、入団拒否。

阪神タイガースのドラフト入団を拒否した、最後の選手となっている。

但し「1983年ドラフト」で、阪神が2位指名して入団した。

1976年ドラフト会議(1977年新人選手)

1980年10月16日(筆者撮影)

益山 性旭(阪神タイガース)
指名順位氏名守備位置所属団体・出身校
1益山 性旭投手帝京大
2続木 敏之捕手新居浜商高
3川辺 邦好内野手三菱重工神戸
4峯本 達雄外野手新日鉄堺
5渡辺 純志内野手東洋紡岩国
6山田 和英投手大阪柏原高
青雲 光夫投手平田高
土谷 賢一投手大阪商大
高木 隆司投手八尾東高
小倉 泰男捕手関西大倉高

1位指名は、大学生左腕「益山 性旭」投手。

阪神タイガースは「指名順位12番目」であった。

3・6位は入団拒否。

「益山 性旭」投手以外は1軍定着できず、戦力度低いドラフト。

2年連続の「失敗ドラフト」になった。

1975年ドラフト会議(1976年新人選手)

1980年10月7日(筆者撮影)

宮田 典計(阪神タイガース)
指名順位氏名守備位置所属団体・出身校
1足立 義男投手大分鉄道局
2鍛冶舎 巧外野手松下電器
3宮田 典計投手鐘渕化学
4中沢 泰司外野手高知商高
5深沢 恵雄投手日本楽器
6豊平 晋一内野手岐阜中京商高
宮本 尊義投手別府大附属高
遠藤 伸久投手銚子高
崎山 嗣成投手江の川高
高木 昇捕手別府大附属高
玉城 正富内野手大東文化大
西浦 丈夫内野手平安高

1位指名は、社会人左腕「足立 義男」投手。

阪神タイガースは「指名順位2番目」であった。

2年連続で「1位指名選手」が入団拒否。

上位2選手に入団拒否された「大失敗ドラフト」

2位「鍛冶舎 巧」選手は、アマ球界で指導者として大活躍している。

1974年ドラフト会議(1975年新人選手)

1980年10月7日(筆者撮影)

工藤 一彦(阪神タイガース)
指名順位氏名守備位置所属団体・出身校
1古賀 正明投手丸善石油
2工藤 一彦投手土浦日大高
3笹本 信二捕手同志社大
4榊原 良行内野手日本楽器
5町田 公雄外野手日本石油
6松下 立美投手津商高
尾藤 竜哉投手瀬戸高
中村 典夫内野手干葉商高
林 真人外野手土浦日大高
坂口 慶三郎外野手報徳学園高

1位指名は、社会人右腕「古賀 正明」投手。

阪神タイガースは「指名順位7番目」であった。

「古賀 正明」投手は入団拒否している。

2位に高校四天王「工藤 一彦」投手を指名、ローテーション投手となった。

1973年ドラフト会議(1974年新人選手)

1982年4月22日(筆者撮影)

掛布 雅之(阪神タイガース)
指名順位氏名守備位置所属団体・出身校
1佐野 仙好内野手中央大
2植上 健治投手高松商高
3小竹 重行投手京都商高
4尾藤 福繁投手土居高
5高橋 寛捕手松下電器
6掛布 雅之内野手習志野高
7山北 芳敬外野手中京商高
中谷 賢平投手大阪商大付属高
岩佐 基治投手伏見工高

1位指名は、大学生内野手「佐野 仙好」選手。

阪神タイガースは「指名順位8番目」であった。

外野手に転向して、1985年日本一に貢献した。

引退後も編成部門で活躍。

6位でテスト生「掛布 雅之」選手を指名。

「ミスタータイガース」となり、長くタイガースの主砲として大貢献した。

タイガースへの貢献度は、計り知れない。

3・4・5・7位が入団拒否。

ドラフト指名選手は3名しか入団していないが、見事な「大成功ドラフト」。

前年のドラフト失敗を取り返した。

1972年ドラフト会議(1973年新人選手)

指名順位氏名守備位置所属団体・出身校
1五月女 豊投手日本石油
2森山 正義外野手明治学院大
3松永 美隆投手宇部商高
4東沢 弘投手興国商高
5新谷 守外野手天理高

1位指名は、社会人右腕「五月女 豊」投手。

阪神タイガースは「指名順位5番目」であった。

阪神では活躍できず、移籍先の「太平洋」「大洋」では中継ぎ投手で1軍定着。

4・5位は入団拒否。

1971年ドラフト会議(1972年新人選手)

1981年7月6日(筆者撮影)

山本 和行(阪神タイガース)
指名順位氏名守備位置所属団体・出身校
1山本 和行投手亜細亜大
2中村 勝広内野手早稲田大
3望月 充外野手大昭和製紙
4勝山 佳一投手中京商高
5林 幸義内野手九州産交
6若林 栄作投手小西酒造
7大島 忠一捕手中京大
8谷口 善章投手PL学園高
9小笠原 正一外野手盛岡日通
10江島 聖一外野手平安高
11鈴木 照雄内野手河合楽器
表 浩太郎投手石川工高
西山 毅投手作陽高
加納 茂徳捕手新日鉄広畑
浅野 憲一内野手姫路商高
今西 和男外野手日本熱学

1位指名は、大学生左腕「山本 和行」投手。

阪神タイガースは「指名順位2番目」であった。

先発・リリーフで活躍、1985年のリーグ優勝に貢献した。

2位で「中村 勝広」選手も指名。

長くレギュラー内野手として活躍し、阪神暗黒時代には監督も務めた。

4・5・6・8位は入団拒否。

1970年ドラフト会議(1971年新人選手)

指名順位氏名守備位置所属団体・出身校
1谷村 智博投手鐘渕化学
2末永 正昭内野手熊谷組
3楠本 秀雄外野手小西酒造
4船見 信幸内野手日本楽器
5才田 修内野手北陽高
6小川 清一投手大分商高
7上甲 秀男外野手電電四国
8太田 良勝内野手中京商高
9勝亦 治捕手静岡商高
樫出 三郎投手法政大
似鳥 功投手三戸高
戸口 美嗣投手笠田高
中島 孝盛捕手四日市工高

1位指名は、社会人右腕「谷村 智博」投手。

阪神タイガースは「指名順位6番目」であった。

ローテーション投手として長く貢献。

移籍先の阪急では、い引退後に編成部門で活躍している。

2位以下の選手は、誰も活躍できなかった。

4・5・8位は入団拒否。

1969年ドラフト会議(1970年新人選手)

1980年4月26日(筆者撮影)

上田 二郎(阪神タイガース)
指名順位氏名守備位置所属団体・出身校
1上田 二郎投手東海大
2林 伸男外野手西濃運輸
3但田 裕介投手堀越高
4上西 博昭投手三重高
5佐藤 正治外野手河合楽器
6樋野 和寿内野手松山商高
7池島 和彦投手三協精機
山田 敏彦投手興国高
上辻 修投手西商高
中村 利一捕手龍野実高
奥田 修捕手小西酒造
川本 浩次外野手平安高

1位指名は、大学生右腕「上田 二郎」投手。

阪神タイガースは「指名順位2番目」であった。

ローテーション投手として、シーズン22勝をあげた。

引退後も阪神タイガースのコーチ・フロントで活動。

2位以下は戦力とならず。

2・4・6位は入団拒否。

1968年ドラフト会議(1969年新人選手)

▼ 1982年4月23日(筆者撮影)

田淵 幸一(阪神タイガース)
指名順位氏名守備位置所属団体・出身校
1田淵 幸一捕手法政大
2植木 一智投手龍谷大
3猪狩 志郎投手佼成学園高
4小島 健郎投手近畿大
5楠橋 高幸内野手今治西高
6太田 進外野手東京日産
7幡野 正秋内野手三協精機
8長崎 慶一外野手北陽高
後藤 和昭内野手日本軽金属

1位指名は、大学生スラッガー「田淵 幸一」捕手。

阪神タイガースは「指名順位3番目」であった。

巨人入りを熱望していたが、阪神が強硬指名。

巨人は「トレード画策」したが、メディアにバレてしまい頓挫した。

入団後は捕手でありながら、ホームラン量産。

1975年には、王選手の連続本塁打王を阻止した。

3・4・6・7・8位は入団拒否。

3名しか入団しないドラフトであった。

8位で「長崎 慶一」選手を指名していた。

1967年ドラフト会議(1968年新人選手)

1983年5月16日(筆者撮影)

川藤 幸三(阪神タイガース)
指名順位氏名守備位置所属団体・出身校
1野上 俊夫投手市立和歌山商高
2吉良 修一投手津久見高
3林田 真人外野手早稲田大
4坂本 義雄投手早靱高
5桑野 議投手九州工高
6原 秀樹内野手新居浜商高
7西川 寛治内野手萩商高
8川口 勉投手中京高
9川藤 幸三投手若狭高
10藤 悦正投手境高
真鍋 幹三捕手ダイハツ
辻 邦男捕手敦賀高

1位指名は、高校生左腕「野上 俊夫」投手。

阪神タイガースは「指名順位3番目」であった。

残念ながら、1軍で実績を残せず。

5位「桑野 議」、9位「川藤 幸三」選手が、控え選手として1軍定着した。

3・7・8・10位は入団拒否。

1966年ドラフト会議(1967年新人選手)

1984年5月(筆者撮影)

江夏 豊(阪神タイガース)
指名順位氏名守備位置所属団体・出身校
1江夏 豊投手大阪学院高
2平山 英雄投手釧路江南高
3木村 昭夫投手室蘭工高
4大竹 勇治内野手東邦高
5奥田 敏輝投手桜塚高
6中山 孝一投手千葉工商高
7宮井 信雄内野手郡山高
8石井 隆外野手姫路高
9野田 英二外野手静岡商高
10大原 和男捕手浪商高

1位指名は、高校生左腕「江夏 豊」選手。

「巨人」「東映」「阪急」「阪神」の4球団が競合。

見事!「当たりクジ」を引き当てた。

1年目からエース級の貢献をした「大投手」。

前年の藤田平選手獲得と、2年連続での成功ドラフトであった。

3・4・6・7・8・9位は入団拒否。

4名しか入団しないドラフトであった。

指名順位氏名守備位置所属団体・出身校
1西村 公一内野手甲府工高
2大倉 英貴内野手芝浦工大
3杉政 忠雄内野手平安高
4伊藤 博昭外野手平安高

1位指名は、高校生内野手「西村 公一」選手。

2軍では活躍したが、1軍定着はならず。

3・4位は入団拒否。

1965年ドラフト会議(1966年新人選手)

1983年5月16日(筆者撮影)

藤田 平(阪神タイガース)
指名順位氏名守備位置所属団体・出身校
1石床 幹雄投手土庄高
2藤田 平内野手市立和歌山商高
3北角 富士雄投手東邦高
4久野 剛司投手同志社大
5石井 満投手日本石油
6岡村 晃内野手関西大
7松原 保雄捕手高松商高
8下田 興隆内野手広陵高
9井石 裕也内野手浪速高

1位指名は、高校生右腕「石床 幹雄」選手。

高校生No.1左腕「鈴木啓示」投手(通算317勝)の指名予想であったが、まさかのサプライズ指名。

残念ながら、実績を残せずに退団した。

2位「藤田 平」選手は、通算2064安打・207本塁打で大活躍した。

若きスター遊撃手の獲得で、成功ドラフトとなった。

3・5・6・7・8・9位は入団拒否。

3名しか入団しなかった。

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日本野球・アメリカ野球の旅行情報を中心に発信しています。

野球観戦歴は50年、日本野球1000試合以上、アメリカ野球600試合を生観戦してきました。

・日本プロ野球全本拠地
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・マイナーリーグ100球場

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