阪神タイガースが、契約した「ノイジー」選手。
内野専門のユーティリティープレーヤーです。
観戦経験がある選手でしたので、簡単に経歴と成績をまとめてみました。
記事後半には「動画」を集めています。
あなたの眼で「どんな選手か?」確認してみてください
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他の2023年新外国人選手は、下の記事にまとめています


2023年新来日外国人選手 / Sheldon Neuse選手
▼ 2017年10月18日(筆者撮影)


阪神タイガースが獲得した「シェルドン・ノイジー」選手。
- 右投げ右打ち
- 三塁&一塁
- 現在27歳
シェルドン・ノイジー選手の経歴
2016年、Nationalsからドラフト2巡目指名(全体58番目)
大学時代は「強打の遊撃手」として活躍、プロ入り後は3塁手。
高校時代から「全米代表」に選抜されるエリートでした。


2017年7月、優勝を狙うNationalsはリリーフ投手2人(Ryan Madson, Sean Doolittle) と引き換えに、ノイジー選手をAtheleticsへトレードしました。
シーズンオフには「アリゾナ秋季リーグ」に選抜される
アリゾナ秋季リーグ:
メジャーリーグ全30球団から、6名前後の有望なマイナー選手を選抜して、派遣・構成されるリーグ。
毎年10月~11月に実施されている「スター選手の登竜門」である。
2019年5月19日(24歳)、メジャーリーグ・デビューしています。
メジャーリーグ1年目の成績
25試合、打率.250、0本塁打、7打点、出塁率.295、OPS .599
2021年2月、Dodgersへトレード移籍
3Aではウィルカーソン投手(元阪神)・ラベロ選手(元オリックス)とチームメイト
2022年、Athleticsへ出戻り
2022年、新外国人「デビットソン選手(広島)」とチームメイトでした。
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2022年3Aの成績は、打高投低の「Pacific Coast League」なんで、当てにしないでください
▼ 2022年の成績
3A(LasVegas)
25試合、打率.398、5本塁打、20打点、出塁率.407、OPS 1.018
メジャー(Athletics)
89試合、打率.214、4本塁打、26打点、出塁率.273、OPS .561
▼ 日本とレベルの近い、3Aとメジャーの通算成績
3A通算
364試合、打率.299、50本塁打、233打点、出塁率.353、OPS .824
メジャー通算
147試合、打率.212、7本塁打、37打点、出塁率.262、OPS .558
選手としてのタイプ
▼ 2017年10月16日(筆者撮影)


3割近い打率を目指せる「アベレージヒッター」です。
四球率は平均をやや下回り、「アベレージヒッター」の割に三振が多め。
流し打ちが多く、打球方向はかなり広角に打ち分けている
長打指標のISOは平均的で、本塁打を期待する打者ではありません
ゴロ率もやや高い
守備位置は「三塁」を中心に、全ての内野ポジションを守っています。
プロ経験6シーズンで、外野経験は14試合しかありません
(マイナー9試合、メジャー5試合)
メジャーの外野守備は、通算27イニングのみ
アメリカでの成績から見える選手像
▼ 2017年10月のサイン(筆者所有)


- アベレージヒッター
- 流し打ちが多い
- 三振多め
- 選球眼はちょっと期待できないかな
- 長打力は平均的
マルテ選手の穴埋めということで、マルテ選手の成績と比較してみました
▼ アメリカ時代の「マルテ選手」との比較
長打力:マルテ選手より下
四球率:マルテ選手よりやや低い
三振率:マルテ選手より多い
打球方向:マルテ選手より広角に打ち分ける
ゴロ打球:マルテ選手より少ない
マルテ選手は来日前、四球率は平均的で引っ張り傾向が強い打者でした。
でも来日後に「打撃のアプローチ」を変えています
ノイジー選手も何かしら、打撃スタイルを変えると思われます。
ハイライト動画(メジャーリーグ・マイナーリーグ)
▼ 2022年(メジャー時代)
▼ 2019年(メジャー時代)
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ノイジー選手を「沖縄キャンプ」でチェックしてみませんか?


2023年の展望
▼ 2017年10月18日(筆者撮影)


右打者が欲しいチーム事情での獲得ですが、守備位置の問題があります。
- 1塁:大山選手
- 3塁:佐藤選手
岡田監督は「守備位置固定」を明言おり、内野ポジションに空きがありません。
二遊間も「守備力優先」を明言している
外野経験は14試合しかなく、メジャーでの外野出場は27イニングのみ
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「外野を守れる」と報道されているけど、何が根拠なのかわかりません
ノイジー選手に我慢強く、出場機会を与えるのか疑問があります。
- 内野はアメリカにない「土のグラウンド」
- 外野は経験がない上、風が強い甲子園球場
甲子園球場の守備は、アジャストに時間が必要です。
「ミエセス」「森下」「井上」選手の優先起用で、ほとんどベンチなんてことがあるかもです。
岡田監督は「外野両翼を、外国人の同時起用はない」と明言済み
プロ経験が浅い右打者なんで、シーズン400打席は欲しいですね
キャンプ・オープン戦の結果で、シーズンの扱いが決まってしまいそうです。
来日が1年早ければ、複数ポジション制を採用していたのだが・・・
- 日本生活への適応(食事・買い物・娯楽など)
- 不慣れな外野守備
- 日本の変化球対応
来日早々から「ストレス高い日々」になりそうです
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ベンチ待機でストレス爆発は避けて欲しいですね
▼ 過去の来日外国人選手の2022年投手・打撃成績を調査しました。
(アメリカ・メキシコ・韓国・台湾)


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