2022年5月更新
MLB選手のサインを、直接もらいたい人は必見!
私はアメリカの野球場で、3000以上のサインをもらってきました。
メジャーリーグ全30球場で、サインをもらった成功体験を紹介しています
- サインを貰った成功例
- サインをもらうためのコツ
メジャーリーグ球場で直接サインをもらう方法
私は1994年に初渡米してから、既に通算50回以上の「メジャーリーグ観戦旅行」を繰り返しています。
サインをもらう環境は、年々変化しています。
2000年代中盤からは苦戦傾向
内野席のネット拡張によって、ますます厳しくなっています
サインがもらえる確率は、球場によってバラつきがあります
2000年以降に建設された「新しい球場」ほど厳しい!
サインをしてくれるのは、若手選手が主体になります。
将来のスター候補のサインが欲しい?
しかし近年ではマイナーリーグ観戦しても、「超有望株選手」はサインに消極的です。
期待はほどほどにしてください
注意:
- 宿泊ホテル
- 飲食店
「選手のプライベートエリア」へ行くのは、大人の分別として避けましょう
サインは「野球場」「イベント会場」で依頼すべきです
地元のサインマニアが、どんな方法でサインをもらうのか紹介します
成功例を球場別にしています
タクシー・車から下車した時は狙い目
選手駐車場やビジターの選手入口は、サインがもらいやすいスポットです
Boston(Fenway Park)
サインマニアには「楽園」でした。
ライト付近の「Dゲート」を起点にして、
- 右手に、RedSox選手の駐車場
- 左手に、ビジター選手入口
Dゲート前にいれば、両チームのサインが貰えました。
ファンは両球団の選手待ちのために、駐車場の角に集まっていました。
メジャーリーグではホーム・ビジター共に、球場へ来る時間帯が同じです
同じ時間帯に、両チームの選手が「球場入り」します
Jason Varitek選手やNomar Garciaparra選手など、RedSoxのスター選手が駐車場のフェンス下から、サインしてくれていたんです。
私は20試合観戦で、300~400のサインをもらいました。
RedSoxの選手にサインをもらうには、駐車場フェンス下からサインを依頼。
歩道に寝そべってサインをもらうのが、Fenway名物でした。
選手と顔合わせをするには、歩道に寝そべるしか方法がなかったんです。
通行人に写真を撮られるのが格好悪かった
▼ 服が汚れるが「サイン」を頑張るファン達
新人選手は「駐車場入り口」まで足を運んくれました。
▼ 駐車場外に出てきてくれたBrian Daubach選手
ビジターチームは、タクシーで球場入りします
タクシーから球場まで、徒歩移動することがあります。
ビジター入口へ向かう途中に、サインがもらえたんです。
▼ タクシーから降りたJim Thome選手(Indians)
▼ チームバスから降りるOmar Vizquel選手
FenwayParkの「Dゲート」付近は、
両チームからサインが貰える「楽園」でしたが、2000年代から大改装が始まり、今ではこんな光景は見られません。
ポイント!
タクシーから球場まで、徒歩移動する球場がお勧め
地方のロードゲームはサインがもらいやすい
の~んびりした地方球団は、サインがもらいやすい
特に再建モードのチームは、選手もファンに優しい。
ビジター選手も地方都市の遠征では、サインをしてくれる傾向があります
Milwaukee(County Stadium)
Milwaukeeのファンは、「サイン欲しいモード」が薄い!
選手も好意的でした。
ホームチームのサインをもらう時、「一列に並ぶ」暗黙のルールがあったのも、好都合でした。
ポイント!
地方のロードゲームを狙う
選手駐車場が小さい球場は選手に近づきやすい
St.Louis(旧Busch Stadium)
ビジターチームの選手は、タクシー or チームバスで球場入りします。
Bostonのように、球場前にタクシーを停止させて「球場入り」します。
選手と接触ができ、チャンスが高かった。
ビジター選手入り口でサインをする、Tony Gwynn選手
神対応選手の代表格
旧Busch Stadiumは、ホームチームの駐車場が小さくチャンスが多かった
Cardinalsの選手たちは「駐車場入り口」まで、足を運んでくれました。
駐車スペースが少ないので、若手選手やラルーサ監督は球場外に駐車。
徒歩で球場入りしていたんです
▼ 駐車場入り口まで足を運んでくれた、田口壮選手
しかし「新Busch Stadium」は、巨大駐車場が球場内に完備!!
選手は足を運んでくれません。
ビジター選手のタクシーも、大きな専用駐車場に直接入ってしまいます。
今ではチャンス激減です。
ポイント!
- 選手駐車場が大きい球場は、チャンス少ない
- 2000年以降の球場は、大きい駐車場が完備
都会の球場(東海岸)はサイン競争が激しい
Philadelphia(Veterans Stadium)
ホームチームの駐車場が、球場内にありませんでした。
徒歩で球場入りするので、選手と接触するチャンスありでした。
ビジター選手のタクシーも球場前に停車します。
こちらも選手と、接触するチャンスがあったんです。
環境は非常に良かったのですが、一部ファンのマナーが悪かった。
ファンのマナーが悪いので、選手もあまり好意的ではなかった。
都会のファンは、あまりマナーが良くありません。
ポイント!
- 都会の球場は、競争激しい
- 特に東海岸のファンは、超積極的
▼ タクシー前でサインする、JD Drew選手
▼ いつも神対応、Tom Glavine投手
電車通勤する選手は接触できるチャンスが大きい
某球場
米国人や中南米選手にとって、電車は珍しい乗り物です。
年俸の安い若手選手は、節約や社会体験を目的として、電車で球場入りすることがあります。
駅から球場まで、徒歩移動でチャンスあり
動線を考えて、球場前で待てば、選手に会えるチャンスがあります。
駅前や駅構内は、乗客の迷惑になるので避けましょう
ポイント!
「若手選手」「マイナー昇格組み」は、電車通勤することもある
▼ 電車通勤した若手時代
遠征の少ない球場はサインがもらいやすい
- シーズン中によく来ている球場
- シーズンに一度しか来ない球場
サインがもらいやすいのは、圧倒的に後者です!
試合の少ない球場で「シーズン最初の試合」なら、確率はかなり高い
3連戦の初戦は確率が高い!
デメリットとして、確率が高い分だけ競争も激しいです
地元のサインマニアが集結するから
ポイント!
- 3連戦の初戦は、確率が高い
- 対戦数が多い、同地区対決を避ける
同一カードの最終戦はサインがもらいにくい
連戦の最終日は、遠征の荷物を全て球場へ持ち込みます
- スーツケース
- ボストンバック
- ブリーフケース
ビジター選手は、両手がふさがっていてサインができません
最終戦は厳しいですよ
球場内でサインをもらえる確率も低い!
既に前日までに、サインをしているからです。
「毎日サインする選手」は少ないですからね
ポイント!
- 最終日はチャンスが少ない
空港へ向かうチームバスは期待できる
試合終了後、選手は3パターンで球場から出ていきます。
- お客さんに紛れて、歩いて外出
- 「タクシー」を呼んで外出
- 「チームバス」で直接ホテルへ帰る
行動がバラバラなんです。
しかし連戦の最終日、
ビジターチームは試合が終わると、全員がチームバスで空港へ向かいます。
空港へ向かう「チームバス」の出発を待っている間、選手がサインしてくれることがあります。
かなり確率は低い!
でも、スター選手が対応してくれることもあり。
試合後はリラックスしており、サインしてくれる時間も長い
バスの近くで待てればチャンスあり!
ポイント!
- 最終日の試合後、チームバスを待つ
▼ バスの前でサインしてくれた、Vladimir Guerrero選手
警備が緩い球場はサインがもらいやすい
Washington(RFK Stadium)
ガードマンが常時配置されていない
「警備ユルユル」の環境でしたよ
一般駐車場に駐車する選手は接触しやすい
Miami(Joe Robbie Stadium)
レンタカー利用する選手も多かった
レンタカーで来たMark Grace選手
サインをもらうために覚悟したいこと
場所取りが必要な球場は早く行く必要がある
New York(旧YankeeStadium)
Yankeesとロードチームが同じ入口を使用
両球団もらえる絶好の環境でしたが、Yankees以外にサインを頼まない!
そんな「暗黙の掟」がありました。
ここのファンは、来るのが早かったですね
場所取りが大変でした!
サインしてくれたスペンサー選手(元阪神)
Houston(Astro Dome)
日陰が少なく暑さとの闘いを覚悟する
Atlanta(Turner Field)
適当に日陰が多くて、嬉しい環境でした
風もあって涼しかった
選手入口や駐車場は屋根や日陰がないので、暑さとの闘いになります
デビュー2日目の松井稼頭央選手
Arlington(The Ballpark in Arlington)
日陰のある球場は少ないです
今は亡き「ロストボールパーク」のみを、紹介しました。
現在の球場は、あえて紹介していません。
既に環境が変わっている可能性が高いからです。
マイナーリーグのサイン事情
マイナーリーグでは、メジャーリーグと比べて、確率はかなり上がります。
しかし、超有望株選手のサインは厳しい。
1Aなどクラスが低くなるほど、ファンは「クラブハウス」前まで近づけます。
選手と接触する機会を、持ちやすいですね
▼マイナーリーグ観戦の記事
クラブハウス前でもらった、Mike Trout選手のサイン
サインをもらうために準備したいもの
サインを貰うアイテムは、
・「メジャーリーグ公式球」
・「写真」
・「野球カード」が一般的です。
ボール
離れた場所でも、受け渡しが可能。
時間が経過すると、サインの劣化やボール変色のリスクあり。
数が増えると、将来は管理に困る。
直ぐにインクがにじんできました。今では、サインも消えつつある。
上が木田優夫氏・下がマック鈴木氏
写真
球場の写真を、選ぶと良いです。
誰にでも、依頼できて便利。
雨に弱いリスクがあります。
Atlanta Braves の面々。右上はTom Glavine氏
野球カード
雨に弱く、本人にしか依頼できません。
他の選手には、頼めない。
事前に消しゴムorベビーパウダーで表面を擦っておきましょう。
インクの弾きを防げます。
写真右のカードは事前に、表面を擦っていなかったので、インクが弾きました。
アマゾンで「メジャーリーグ公式球」と検索すれば、入手可能です。
一つ用意しておくと、便利ですよ。
アメリカで買うのと、値段は変わりません。
まとめ / メジャーリーグの球場でサインをもらうコツ11選
- タクシー下車から球場まで、徒歩移動する球場を狙う
- 希望選手のサインは、地方都市のロードゲームに絞る
- 都会の球場は、競争激しい
- 3連戦の初戦は、確率が高い
- 同地区対決は避ける
- 選手駐車場が大きい球場は、チャンス少ない
- 若手選手は、電車通勤することもある
- 3連戦の最終日は、確率低い
- 最終戦の試合後、バスの前でチャンスあり
- 警備の緩い球場はチャンスが大きい
- 一般駐車場に車を止める選手は接触が簡単
年々状況が変化していて、どの球場も厳しくなっています。
野球観戦を楽しみましょう!
サインは、観戦旅行のおまけです
▼メジャーリーグ観戦の注意点
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