阪神タイガースが契約を発表した、新外国人選手「ケラー投手」
私の観戦経験がある選手ですので、取り上げてみました。
どんな選手かを調査したので、経歴を紹介しておきます。
記事後半には「動画」を集めています。
あなたの眼で「どんな選手か?」確認してみてください
新来日外国人選手 / Kyle Keller
▼ 2018年10月20日撮影(筆者撮影)
阪神タイガースと契約した、「ケラー」投手。
右投げのリリーフ投手です。
現在28歳。
2015年のドラフト18巡目指名(全体536番目)
2019年8月にメジャーデビューしています
ケラー投手の経歴
▼ 2018年10月20日撮影(筆者撮影)
・2015年、Low-1A級(当時6軍)からキャリアスタート
シーズン後半には2階級昇級して、High-1Aまで上がっています。
・2016年と2017年、1A(当時5軍)で2年間プレイ。
・2018年、High-1Aからスタート
8月には3Aまで昇格しています。
・2019年、2A(当時3軍)からスタート
・2019年8月4日、メジャーデビュー
・2020年1月、Angelsへトレード移籍
短縮シーズンのため、2試合の登板のみ
・2021年4月、Piratesへ金銭トレード
新外国人・ポンセ投手(日本ハム)とチームメイトであった
通算成績
3A
55試合、4勝3敗11セーブ、防御率3.65、79回、114三振、27四死球
メジャー
44試合、1勝1敗、防御率5.83、46.1回、48三振、39四死球
2021年の成績
3A
13試合、2勝0敗、防御率1.96、18.1回、31三振、4四死球
メジャー
32試合、1勝1敗、防御率6.48、33.1回、36三振、27四死球
選手としてのタイプ
2018年10月20日撮影(筆者撮影)
プロ入り以来、リリーフを専門にしています。
メジャーリーグとマイナーリーグ、通算222登板していますが、先発経験は3試合のみです。
マイナーリーグでの奪三振率は高く、メジャーリーグでも同じ水準を維持できています。
ただ四死球率がマイナーリーグ時代と比較して、メジャーリーグでは2倍の数字を記録しており、制球面で苦戦しました。
フライ系の打球が極端に多く、特に2A以上のクラスから急上昇しています。
動画(メジャーリーグ・マイナーリーグ)
2018年の動画(マイナーリーグ時代)
筆者観戦試合
2019年の動画(メジャーリーグ時代)
2021年の動画も含まれています
2020年(メジャーリーグ時代)
▼ 2022年の「新外国人選手」をリスト化しています。
現在、阪神との契約が決まっている「ウィルカーソン投手」の動画もまとめています。
2022年の展望
スアレス投手の退団で、クローザー起用を期待しての獲得でしょう。
ガンケル・アルカンタラ投手との併用で、滑り出しが悪ければ、今年のエドワーズ投手のように2軍待機になるかもです。
3Aとメジャーでの成績に大きな格差があり、特に四死球とフライ率はレベルが上がるに従い、上昇傾向にあるのは不安材料です。
先ずは中継ぎからスタートして、適正を見極めるのが妥当でしょう。
阪神タイガースは、2022年も外国人選手を多く獲得して、使いまわす方針のようですが、1・2軍のアップダウンに、外国人選手がモチベーションを保てるのか心配。
▼ 過去の「来日外国人選手」の2021年「投手・打撃成績」を調査しました。
(アメリカ・メキシコ・韓国・台湾)
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