広島カープが新外国人選手と契約しました。
私の観戦経験がある選手でしたので、
どんな選手か経歴を紹介しておきます。
記事後半には「動画」を集めています。
あなたの眼で「どんな選手か?」確認してみてください
新来日外国人選手 / Ryan McBroom
▼ 2016年10月20日の写真(筆者撮影)
広島カープとの契約が発表された「マクブルーム」選手。
左投げ右打ち
一塁&DH
現在29歳。
2014年のドラフト15巡目指名(全体444番目)
2019年9月にメジャーデビューしています
▼ もう一人、新外国人選手が決定しました!
マクブルーム選手の経歴
▼ 2016年10月20日の写真(筆者撮影)
2014年/ プロ生活が始まる
Tronto Blue Jaysに指名され、
Vancouver(Low-1A)でキャリアをスタートしました。
全試合を一塁手でプレイ
当時、22歳。
70試合、打率.297、11本塁打、59打点、出塁率.339、OPS .841
2015年 / 1Aに昇格
Lansing(1A)に昇格
初めてプロとして、フルシーズンをプレイしました。
この年から外野守備にも挑戦
Midwest Leagueのオールスターゲームに選出されています。
127試合、打率.315、12本塁打、90打点、出塁率.387、OPS .869
2016年 / High-1Aと2Aを経験
Dunedin (High-1A)でプレイ
ダーモディ投手(2021年西武)とチームメイトでした。
7月にNew Hampshire(2A)に昇格して、9試合プレイしましたが、8月に再びHigh-1Aに降格しました。
High-1Aで結果を残したが、2Aでは苦戦しています。
2A
9試合、打率.138、1本塁打、2打点、出塁率.235、OPS .477
High-1A
119試合、打率.274、21本塁打、83打点、出塁率.323、OPS .791
シーズンオフには、アリゾナ秋季リーグにも派遣されました。
7試合、打率.250、2本塁打、10打点、出塁率.276、OPS .821
アリゾナ秋季リーグ:
メジャーリーグ全30球団から、6名前後の有望なマイナー選手を選抜して、派遣・構成されるリーグ。
毎年10月~11月に実施されている「スター選手の登竜門」である。
▼ 2016年10月20日の写真(筆者撮影)
2017年 / Yankees傘下へトレード移籍する
2017年は、New Hampshire(2A)からスタート
7月23日、Rob Refsnyder内野手とのトレードで、ヤンキースに移籍しました。
その後はYankees傘下のTrenton(2A)で、シーズン終了までプレイ
2017年は2Aで、一年間通してプレイしています。
この年は「OPS」を、大幅に落としました。
2A
134試合、打率.247、16本塁打、70打点、出塁率.323、OPS .718
シーズンオフには、メキシコの冬季リーグに参加しています。
30試合出場
2018年 / 3A昇格
シーズン開幕は3Aでプレイ
Scranton/Wilkes-Barre(3A)からスタートしました
6月から8月にかけて、2Aと3Aを3度も往復しています。
打撃成績はまずまずでした。
3A
96試合、打率.295、11本塁打、46打点、出塁率.339、OPS .782
2A
25試合、打率.324、4本塁打、14打点、出塁率.378、OPS .888
この年もシーズンオフには、メキシコの冬季リーグで28試合出場
2019年 / メジャーリーグデビュー
Scranton/Wilkes-Barre(3A)で1年間プレイ
3Aで「OPS.976」を記録しましたが、Yankeesではメジャーに上がれませんでした。
3Aのオールスターゲームに、DHとして選出されています。
3A
117試合、打率.315、26本塁打、66打点、出塁率.402、OPS .976
8月31日にRoyals傘下へトレード移籍して、9月にメジャー昇格を果たしました。
2019年9月12日、メジャーリーグ・デビュー
27歳でメジャー初昇格。
メジャーリーグでは23試合出場
MLB
23試合、打率.293、0本塁打、6打点、出塁率.361、OPS .721
マイナー・メジャー共に、出塁率がかなり高いのが2019年の特徴です。
シーズンオフは、ドミニカ冬季リーグでプレイ
2020年 / メジャーリーグ定着
コロナ感染拡大の中、メジャーリーグに定着しました。
MLB
36試合、打率.247、6本塁打、10打点、出塁率.282、OPS .789
2021年 / 3Aでプレイ
2021年は、ほぼ3A(Omaha)でプレイしています。
メジャーリーグでの在籍は、5月と7月に短期間(合計1週間)しかありません。
MLB
7試合、打率.250、0本塁打、0打点、出塁率.333、OPS .583
3A
115試合、打率.261、32本塁打、88打点、出塁率.337、OPS .862
2021年の守備位置は
- DH 50試合
- 一塁 47試合
- 外野 18試合
▼ 日本とレベルの近い、3Aとメジャーの通算成績です
通算成績
3A
328試合、打率.290、69本塁打、200打点、出塁率.361、OPS .878
メジャー
66試合、打率.268、6本塁打、16打点、出塁率.322、OPS .749
選手としてのタイプ
ライト方向への打球も多く、広角に打つ傾向があります。
メジャーでは引っ張りよりも、流し打ちの方が数字上は多い。
クラスが上がるに従い、三振率が上昇しています。
メジャーでは3打席に一度の割合で、三振を繰り返していた
四球率は低めでしたが、年齢を重ねるにつれて上昇傾向にあります。
- High-1A 出塁率 .323
- 2A 出塁率 . 328
- 3A 出塁率 .361
- MLB 出塁率 .322
私が観戦したのは、2016年に2試合
初球から積極的に打ってゆくタイプの印象があります。
当時はまだHigh-1Aだった。
守備位置は「一塁兼外野手」
一塁・外野ともに、メジャーでの守備指標は可もなく不可もなし。
平均的な数字になっています。
動画(メジャーリーグ・マイナーリーグ)
2A時代
2020年(メジャー時代)
2021年(3A時代)
▼ 日本ハムファイターズの獲得が噂されています
2022年の展望
バティスタ選手の退団以降、外国人野手が戦力になっていません。
2021年もクロン選手がレギュラー出場できず、メヒア選手も1軍定着できませんでした。
国産打線に「外国人打者」を一人加えて、打力アップとゆきたいところです。
鈴木誠也選手の動向次第では、重要なピースとなる。
このタイプの選手は、一貫性のない起用法では数字が期待できません。
守備位置を固定して、1・2軍の往復は避けて欲しいものです。
▼ 過去の来日外国人選手の2021年投手・打撃成績を調査しました。
(アメリカ・メキシコ・韓国・台湾)
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