阪神タイガース・ファーム本拠地が移転します。
新球場の名前は「日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎」。
2軍の球場が、兵庫県西宮市から尼崎市に移ります
日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎 / ゼロカーボンベースボールパークを紹介
2020年、新聞・ネットを賑わせた「鳴尾浜球場」から尼崎市への移転話。
2021年5月13日、尼崎市から正式に申し入れ
2021年5月21日、
- 阪神電気鉄道株式会社
- 株式会社阪神タイガース
- 尼崎市
以上3者で、「小田南公園の整備・管理運営」に関して基本協定を締結したことが発表されました。
ファーム本拠地の移転が決定しました。
移転先は、尼崎市南部の「小田南公園」です。
- 尼崎市から敷地を借り受け
- 阪神グループが整備費を負担
- 尼崎市に寄付
- 尼崎市が、維持費の一定額を負担
阪神電鉄が「敷地・球場整備」を負担して尼崎市へ寄付
それを尼崎市から、阪神タイガースが借り受ける形になるようです。
以上は、メディア報道を元にしています。
鳴尾浜球場を撤退する理由
現在阪神タイガースファームの球場は、鳴尾浜球場です。
・ 鳴尾浜球場の場所
鳴尾浜球場の紹介は、別記事を用意しています
アクセス方法や観戦ルールをまとめました
▼ 鳴尾浜球場から移転する理由
- 老朽化
- 手狭さ
- アクセスが良くない
- 収益性がない
以上が鳴尾浜球場から撤退する「主な理由」です。
鳴尾浜球場は老朽化している
鳴尾浜球場は、1994年にオープンしました。
1995年の「阪神大震災」以前に、建設した合宿所です。
既に29年が経過しており、建物の「老朽化」が目立っています。
合宿所・室内練習場も同様です。
敷地が狭い
21世紀のファーム施設としては、狭すぎるんです。
- ソフトバンクの「ベースボールパーク筑後」
- 読売ジャイアンツの「Tokyo Giants Town」(稲城市予定)
他球団に追随するよう、阪神タイガースもファーム設備拡充を希望していました
又、鳴尾浜球場は「観客収容数570人」しかありません。
オリックスバファローズの「オセアンバファローズスタジアム舞洲」も、収容人数は500人程度。
ヤクルトスワローズの戸田球場は、それより収容人数が少ないです。
しかし人気球団の収容力としては、570人はかなり少なすぎます。
鳴尾浜球場は、平日ですら満員
入場できないファンが門の前で、入場待ちするのは恒例です。
鳴尾浜はアクセスが良くない
鳴尾浜球場は「乗り継ぎ」が必要なんです。
大阪・神戸から行く場合、時間がかかります。
鳴尾浜球場は収益につながらない
鳴尾浜球場の試合は、全試合が無料です
券売所の設置ができないほど、敷地が狭まいんです、
警備など経費はかかるが、収入はありません。
人気球団の試合が、無収入はもったいないです
新球場へ移転するメリット
「ファン都合」で評価すると、アクセスが良くなります。
試合観戦に行きやすいんです
鳴尾浜球場のアクセス:
- 阪神「甲子園駅」から路線バスで15~20分
- 阪神「武庫川団地駅」から徒歩20分
大阪や神戸からのアクセスに時間がかかります。
・ 鳴尾浜球場の場所
鳴尾浜球場はアクセスが悪くて、ファンからは不評なんです。
新球場はベースボール複合施設(4点セット)になる
▼ 阪神タイガースの構想
- メイン球場(収容4000人)
- サブグラウンド
- 室内練習場
- 合宿所
4点セットの「ベースボールタウン」構想です。
報道では「中途半端なものにはしたくない」とコメントしています。
鳴尾浜球場は3点セット
1994年に移転した「鳴尾浜球場」。
球場・室内練習場・合宿所の3点セットで開場しました。
鳴尾浜に「サブグラウンド」はありません。
試合がある日は、道路を渡った「兵庫医科大学グランド」で分散練習しています。
練習環境が良くありません。
阪神タイガースファーム総合施設 / 日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎を紹介
阪神タイガースのファームが使う新球場を紹介します。
現在の様子も報告しておきます。
新球場の名前は日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎
オープンは2025年を予定している
「日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎」の開場は、2025年2月を予定しています。
予定通りにオープンできれば、鳴尾浜球場は来年(2024年)が最後です。
日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎は小田南公園にできる
「おおもの」じゃないよ
「だいもつ」と読みます!
小田南公園の立地:
阪神電鉄「大物駅」から徒歩5分程度。
- 阪神本線(大阪梅田ー神戸三宮)
- なんば線(大阪難波ー尼崎)
阪神電鉄の主要2路線、両方が停車する駅なんです。
「大阪梅田」「大阪難波」どちらからでも、直接アクセスできます。
主要駅の「尼崎駅」から、一駅しか離れていません。
車の場合は、大阪・神戸間を結ぶ「国道43号線」も近いです
大阪・神戸からのアクセスは、とても良い立地なんですよ
「鳴尾浜球場」への移転前、ファームが使用していた「浜田球場」は尼崎市内にありました。
今回の移転が実現すると、尼崎市への「Uターン」になります。
日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎へのアクセス方法
日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎は、アクセス便利です。
鳴尾浜球場よりも、ファンの利便性は高いです。
最寄り駅は阪神電車・大物駅
阪神電車を利用するのが、一番便利なアクセス方法です。
- 大阪梅田駅
- 大阪難波駅
- 神戸三宮駅
阪神電車を利用すれば、どこからでもアクセスできます。
しかも大物駅から球場まで、徒歩5分程度で到着します。
駅前には「スーパー」「コンビニ」もあります。
甲子園球場への往来がスムーズ
阪神タイガースファーム本拠地の現在
球場が建設されているのは「小田南公園」です。
小田南公園は「阪神本線」と「阪神なんば線」の線路に挟まれています。
小田南公園 / 以前の様子
小田南公園は、工業地帯と住宅街に挟まれています。
小田南公園内には野球場と広場がありました。
大物駅から「野球場の照明塔」が見えていました。
左が阪神本線、右が阪神なんば線です
- 総合病院
- 老人保健施設
- サービス高齢者住宅
公園のすぐ近くには、公的な施設があります。
小田南公園 / 現在の様子
公園は柵で覆われて、工事が始まっています。
電車の窓から、工事の様子が確認できます。
既に球場は解体されてしまいました。
「阪神なんば線」南側の敷地も利用します。
「阪神なんば線」の両サイドに、施設を建設中です。
- 公園内に「本球場」「サブグラウンド」
- 公園外に「室内練習場」「合宿所」
4点セットの配置も公表されています。
日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎の問題点
- 道幅が狭すぎる
- 「総合病院」への動線と重なる
- ナイター終了後の観客が甲子園と重なる
現時点では以上が考えられます
道幅が狭すぎる
「大物駅」から「小田南公園」までの道幅が狭すぎます。
歩道で人がすれ違うにも、幅が狭いです。
自転車との、すれ違いも厳しい。
歩行者の「車道へのはみ出し」は間違いないでしょう
「総合病院」への動線と重なる
駅から「総合病院」への動線が、完全に重なります。
しかも通路も狭いんです
- 「大物駅」の南側から迂回
- 専用通路(地下)を用意
何らかの対策があると思われます
大物駅から「専用通路」ができるかもしれません
ナイター終了後の観客が甲子園客と重なる
午後9時を過ぎての観客は、近隣の迷惑は間違いなし
「病院」「老健」は防音対策をしているでしょうが、人の気配は何かしらの影響が考えられます。
特に認知症の高齢者は敏感で、徘徊の誘発になるかもしれません。
新球場での試合では、ナイター開催も予定しています。
甲子園球場の終了時間と、重なる可能性も考慮すべきです。
甲子園球場からの帰宅客で、電車が超満員。
さらに「ファーム観戦客」が加わります。
一般乗客への配慮も必要でしょう。
若手選手の居住環境
合宿所で暮らす選手に、影響はないのでしょうか?
- 電車内から覗かれる視界
- 住宅街での住民からの視線
- 道幅狭い道路での、車の出入り
- 交通事故の可能性
若手選手が人身事故で、問題になることは避けたいですね
まとめ / 阪神タイガースファーム新球場ガイド
- 阪神タイガースファームは鳴尾浜球場から撤退する
- 新球場は尼崎市「小田南公園」に建設中
- 新球場のオープンは2025年2月予定
- 新球場の名前は「日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎」
- 「小田南公園」の最寄り駅は阪神電車「大物駅」
- 新球場は「大物駅」から徒歩5分で行ける
- 大物駅は大阪・神戸からのアクセスがかなり良い
- 甲子園球場との「かけもち観戦」が簡単になる
- 新球場の建設状況は、阪神電車から見られる
阪神電車で「甲子園球場」へ行くなら、電車から「工事の状況」を覗いてみましょう
大阪梅田から向かう場合:
電車の「左側の窓」をみてください
ベースボールタウンが建設中です。
大阪難波から向かう場合:
電車の「左側の窓」が、合宿所の予定地です
電車の「右側の窓」が、新球場の予定地です
他にも「甲子園球場の記事」を書いています
よければ参考にしてください
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