2021年のレギュラーシーズン
「新ルール」が「マイナーリーグ」と「独立リーグ」で実験されました
- 怪我の防止
- アクションを増やす
メジャーリーグ機構は「アクション」の少ない「今の野球を変えたい!」と考えています。
又、高額になった「選手の怪我を減らしたい!」とも考えている
いきなり「メジャーリーグ」で採用すると、現場が混乱しますよね?
先ずはマイナーリーグと独立リーグで、新ルールを試験採用しました。
「どんな結果が得られるのか?」
メジャーリーグは、採用の判断材料にしようとしています。
- 2021年に試験採用する「新ルール」の内容
- 試す時期と期間
- どこのリーグで試されるのか?
メジャーリーグの驚く実験!「新ルール」 / マイナーリーグ・独立リーグ

8つのマイナーリーグで、13の「新ルール」を試しています
-150x150.png)
同じリーグで一斉採用すると、現場が混乱しますからね
それでは実験される「新ルール」を紹介します。
Triple-A(3A)
「Triple-A」で試験採用されるのが「ベースの変更」
ベースのサイズ変更
サイズが縦横15インチ(38.1cm)から、18インチ(45.72cm)に拡大!
また報道では3インチ(7.62cm)から、2.5インチ(6.4cm)に低くなるとあります。
「本塁」のみサイズ変更は行わない
導入の目的として、
- 走者と野手の衝突を防ぐ
- 盗塁の機会を増やす
以上の2つが挙げられています。
▼ 新しく採用されるベースが、写真付きで紹介されています
- 「Triple-A East」では、前半戦のみ「18インチのベース」を採用(Schutt社製)。後半戦は従来の「15インチのベース」に戻す
- 「Triple-A West」では、後半戦のみ「18インチのベース」を採用(Boombang社製)。前半戦は従来の「15インチのベース」を使用
2つのリーグで「使用時期」「製品メーカー」を変えてみる
それぞれの違いも検証予定
▼新しいベースの紹介動画
▼Boombang社のベース紹介ページ
ベースの材質の変更
ベース上で足を滑らし、転倒・怪我がないよう「滑りにくいベース」を使用します。
特に「雨対策」を重視している
報道では「柔らかい素材」を採用するとある
▼足を滑らせた転倒シーン動画
Double-A(2A)
「Double-A」全てのリーグで、採用されるのが「守備位置の規制」
守備位置の規制
「投球時、4人の内野手は外野芝生の内側を守る」と規制されます!
内野手は外野の芝生に足を乗せて、守ってはいけません
極端に後ろで守るな!
そんなルールです。
シーズンの後半戦からは
「内野手は二塁ベースの両サイドに、必ず2人づつ配置させる」
こんなルールが適用されます
極端に片側を守るな!
そんなルールです
▼写真のような「片側に寄せる守備シフト」が禁止


High-A
牽制球の動作規定
軸足をプレートに乗せたまま、牽制してはいけません。
元々2020年に、試験予定していたルールです。
牽制球はプレートを外して投げろ!
こんな規制がされます
▼牽制球の規制についての動画
Low-A
全ての「Low-A」で試験採用
牽制球の球数規制
3球目を投げて「セーフ」になると「ボーク」が宣告されます。
失敗できるのは、2球までです。
打者一人に
牽制球は「2球」までしか認めんぞ!
Low-A West
投球間隔の短縮
2015年から「Double-A」と「Triple-A」では、20秒ルールを採用しています。
それを更に短縮します!
15秒以内に投げろ!
投球間隔が5秒短縮されます。
球場内に3つも時計を設置して、より意識付けを行います。
▼写真にある「時計」が増やされます
残り時間が表示されます。


Low-A Southeast
ストライク判定機を利用(ロボット審判)
「Hawk-Eye tracking system」を採用
テニスファンならご存知ですよね?
既に
- Atlantic League
- Arizona Fall League
2つのリーグで試験採用されており、遂にマイナーリーグのシーズンでもテストします。
- 判定の遅さ
- 目視との違い
- 誤判定
以上を象徴するシーンを、下の動画に集めています
Atlantic League(独立リーグ)
2019年から画期的な「新ルール」が試されている「独立リーグ」
今年も斬新な企画が試されます!
マウンドが後ろへ遠のく
従来の18.44メートルから18.75メートルへ
約30センチ、投手が後ろから投球します!
2021年8月3日から
投手と本塁の距離が遠くなります!
シーズンの後半に実施したが、効果的な結果は得られず、2022年は不採用が決定している。
指名打者制解除(ダブルフック)
先発投手が降板すると、指名打者制度が解除されます
リリーフ投手が、打線に組み込まれる制度です。
- 「ブルペンデー」が使いづらい
- 先発投手を変えづらい
- 指名打者に強打者を起用しづらい
こんな影響が考えられます。
ストライク判定機を利用(ロボット審判)
今年も「トラックマン」を採用して、ストライク判定に反映させます。
審判はイヤホンを付ける
2022年は不採用が決定した。
ベースのサイズ変更
「Triple-A」と同様に「18インチのベース」を採用
攻守交代の時間規制
攻撃・守備の攻守交代は「1分45秒」
延長戦のタイブレイク
10回からは、無死走者2塁でスタートする
タイム回数の規制
1試合3回しか、タイムがとれない
延長戦は3イニングにつき、タイム回数が1度追加される
投球間隔の短縮
「Low-A West」と同様に、15秒以内に投球しないといけない!
Pioneer League(独立リーグ)
昨年までMLB傘下のマイナーリーグ でした。
2021年からマイナーリーグ契約を解除され、「独立リーグ」としてスタート。
MLBとパートナー契約を締結
メジャーリーグの実験の場として利用されます
延長戦はホームラン競争
延長戦が廃止される!
代わりに両チームから、1名づつ打者を選抜して
「ホームラン競争」で決着させます。
5球勝負で、本塁打の多い方が勝ち
「指名代打」「指名代走」
一度だけ「指名代打」「指名代走」を起用できる
交代させられた選手は守備に戻り、また試合に出場し続けることができる。
▼ 2021年のマイナーリーグ編成


まとめ / マイナーリーグで実験される13の「新ルール」
- ベースを約7.6センチ大きくする
- ベースを滑りにくい材質にする
- 内野手は外野芝生の上を守ってはいけない
- 内野手を二塁ベース両側に2人配置
- 牽制球はプレートを外す
- 牽制球は2球まで
- 投球間隔は15秒以内
- ストライク判定機を活用
- マウンドを約30センチ後退させる
- 先発投手を代えると「指名打者」解除
- タイム回数は3回まで
- 延長戦を「ホームラン競争」で決着
- 「指名代打」「指名代走」を採用
これだけ多くの「新ルール」を、同一リーグで実験するわけにはゆきませんよね
「新ルール」は8つのリーグに分散させて実験しました
以上、2021年のマイナーリーグ「ルール変更」でした。
▼「マイナーリーグ」に関心をもった「あなた」に最適な記事
▼ 「メジャーリーグも覚えてみようかな?」
そんなプロ野球ファンの「あなた」に最速勉強法をお伝えしています!


コメント