- ドーム球場
- 人工芝
日本ではお馴染みの野球場ですが、アメリカではなかなか見られません。
アメリカでは「屋外式球場」「天然芝」が主流だからです。
世界初の屋根付き野球場・アストロドーム / 世界8番目の不思議
世界で初めて「ドーム球場」を採用したのは、アメリカ南部・ヒューストンの「アストロドーム」でした。
開場時には「世界8番目の不思議」と言われました。
▼ 1997年9月13日(筆者撮影)

世界初のドーム球場は1965年に誕生
▼ 1997年9月13日(筆者撮影)

50年以上前の1965年(昭和40年)、
既にドーム球場が建設されていたとは、さすが野球大国アメリカですねえ。
1965年(昭和40年)の日本プロ野球:
- 巨人軍9連覇(V9)最初の優勝年
- 新人選択会議(ドラフト会議)が始まった年
第1回ドラフト会議の年に、アメリカでは「ドーム球場」が開場されていたんです。
私が訪問した1997年、既にかなり老朽化が目立っていました。
1999年、アストロズは新球場へ移転しています。
その後は野球場としての役目を終えました
▼ 1997年9月13日(筆者撮影)

初めて人工芝を採用した
世界で初めて「人工芝」を採用したのも、アストロドームなんです。
実はオープン当初は「天然芝」でした。
天然芝の養生を目的に、「透光性パネル」を採用
まぶしくてプレーに支障があるというので、屋根の透光性を軽減してみました。
結果、天然芝生は見事枯れてしまった過去があります。
枯れてしまった芝生の対応策として、「ChemGrass」と呼ばれていた人工芝を初めて使用したんです。
後に「アストロターフ」と呼ばれました
一部主力選手からは
「牛が食えない草の上で、俺はプレーしねえぞ!」
と反発があった逸話あり
1990年代以降のメジャーリーグでは、「開閉しない屋根」や「人工芝」は排除されてきました。
- 観客を呼べない
- 怪我の起因になる
メリット少ないのが理由です。
最近のメジャーリーグでは、「人工芝」が復活傾向にあります。
Diamond Backsが採用に踏み切り、Rangersも新球場で採用しています。
メジャーリーグのドーム球場は1つしか残っていない
▼ 2018年6月30日(筆者撮影)

Tropicana Field(Rays本拠地)は、「人工芝」「ドーム球場」の両方を兼ね備えた唯一の球場です。
殺風景な雰囲気で、集客に苦しんでいます。
開閉式のドーム球場はありますが、屋根の開かないドーム球場は「Tropicana Field」のみです
現役最古のドーム球場は東京ドーム

現役「世界最古のドーム野球場」は、
我が日本にある「東京ドーム」です。
この事実に気が付いていない野球ファンは、結構多いですねえ。
東京ドームが開設した際、
- 本塁打が減る
- 三塁打が増える
こんなことが、予想されていたんですよ!
日本テレビの巨人戦中継では、「三塁打クイズ」を実施していました
皆さん、ご存知の通り
今や、ホームラン量産球場!!
時代とともに、状況は変化しています

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