「二刀流」と言えば、大谷翔平選手。
今や野球に興味がない人にも、知られた有名人です。
1980年代には、大谷翔平選手とは違う「二刀流」選手が、実在していました。
驚き!日本にも存在した「両手投げ」 / 近田豊年(南海/阪神)
メジャーリーグでローテーション投手として、活躍したGreg Harris投手。
左右で投げる「両手投げ」投手で、日米野球でも来日しています。
日本では1980年代後半、南海ホークスに両手投げ投手が在籍しています。
「二刀流」の話題になると、今なら「大谷翔平」選手でしょう。
昭和世代の我々なら、「近田豊年」投手が思い出されます。
・大谷翔平選手は、投手と打者の「二刀流」
・近田豊年投手は、左腕と右腕の「二刀流」
近田豊年投手(南海・阪神)
近田投手は、左投手として南海ホークス入団。
「右でも投げられるなら、やってみろ」と、首脳陣の後押しもあり挑戦しました。
結局右投手としては、1軍未登板。
左投手としても僅か通算1試合で、トレード移籍した阪神タイガースでも、未登板で退団しています。
両手投げは存在したの?
・メジャーリーグでは、「Greg Harris」「Pat Venditte」
・日本では、「近田豊年」
吉成昭三投手(巨人)・野崎進投手(ヤクルト)が、左右投げ可能だったようですが、1軍で披露することはなく、2軍公式戦で実施したかも分かりません。
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両手投げ用・6本指のグラブ
近田投手は登板の際、グラブを交換するのは面倒なんで、「6本指のグラブ」を制作・使用していました。
これは先駆者である、MLBの「両手投げ」投手・Greg Harris投手が、「6本指のグラブ」を使っていたからです。
日本のミズノ社にグラブ制作を依頼し、メジャーリーグで使用していました。
Greg Harris投手を参考して、取り入れたのでしょう。
↓↓ 「6本指のグラブ」は、リンク先で紹介済み。↓↓
野球規則
漫画「ドカベン」でも、「両手投げ」投手が登場。
投球直前まで、「左右どちらで、投げるのか分からない?」幻惑フォームでした。
今のメジャーリーグ規則では、
「対戦前に、利き手を宣言する」必要があり、幻惑フォームは「ボーク」が宣告されます。
写真は1988年3月16日、大阪球場で撮影。
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