野球カード製作には、写真使用に伴う「肖像権料」が支払われています。
選手ではない一般人に、肖像権料は支払われているのでしょうか。
メジャーリーグのベースボールカード / カードに写り込んだ日本人たち
老舗ブランド「Topps社」が、独占状態のアメリカ野球カード事情。1990年代にはカードブランドが乱立し、カード市場が飽和状態となりました。
高額なカードパックの生産が増加する傾向を懸念したメジャーリーグが、Topps社と独占契約した事で、多くのカード製作会社が、野球カードからの撤退を余儀なくされた。
Donrussブランドは今も発行されているが、メジャーリーグと契約ができないため、球団のロゴマークが使用できす、球団マークが消されています。
日本のプロ野球選手を無断使用
カードブランドが乱立した90年代後半、1996年に開催された「日米野球」を題材としたカードを、「Pinacle社」が発行したんですが、日本プロ野球選手が画像使用されています。
カード発売直後、定詰選手(元ロッテ・阪神)に鳴尾浜球場でサインを頂きましたが、
「えっ!こんなカード出てるんですか!」
と、ご本人は驚かれていました。
両氏ともに当時は、現役プロ野球選手。肖像権無許可で販売したようでした。
まあ、本人の承諾なしに、無許可で発行したというよりも、プロ野球の選手とは知らずに発行したと推察されます。訴訟大国アメリカですから、承諾なしでの無許可販売には慎重な筈です。
VIPパスを持った関係者、に間違われたんでしょう。
肖像権の侵害で告訴すれば、大金を得たんでしょうか?
今や日本でも、ネット配信や販売物製作での写真使用には、細心の注意が必要な時代です。
堀幸一氏(元・ロッテ)には、サインを頂けていません。
ご本人はこのカード、お持ちなんですかね。まあ、ご本人は興味ないかな。
メジャーリーグの野球カードは、ネット通販で購入可能です
↓↓↓↓
イチロー婦人も無断使用
MLB日本開幕戦(東京ドーム)で引退を発表した、野球界のスーパースター・鈴木一朗氏(イチロー)。
奥さんは元・TBSのアナウンサーで、スポーツキャスターであったことは、平成生まれの野球ファンには、あまり知られていないようです。野球界に於ける、女子アナ全盛期でもありました。
同じ野球カードのシリーズに、偶然にも「イチロー婦人」も写っていたんですねえ。
この頃既にお付き合いされていたかは、定かではありません。これも無断使用だと思われます。
さて野球ファンの私が気になるのは、肖像権の事よりも、メジャーリーグに関心薄い女子アナが、若きスターAlex Rodriguez選手に、何を聞いたのかです。想像しがたいものがありますよね。
「主人の通算3000本安打達成に、一言お願いします」
「素晴らしい選手だね。三塁打で達成なんて、凄いじゃないか。僕はホームランだったけどね」なんて、言う筈はない(笑)
27歳のメジャーリーグデビューで、通算3000本安打超えを果たすとは、驚愕の結果でキャリアを終えました。選手として日本人初のアメリカ野球殿堂入りは、間違いないことでしょう。
因みに、アメリカで発行されたイチロー選手の野球カードは、14317種類。(同じ写真で柄違いも含む)。もちろん、肖像権料支払い済です。
メジャーリーグの肖像権
メジャーリーグ選手の「肖像権」は選手会が有しており、「肖像権使用料」を活動費や年金の財源としています。
片や日本プロ野球では、肖像権を球団が管理しています。肖像権について、日本プロ野球選手会は交渉を続けてきたが決着はつかず、今も裁判で争われている状況のようです。
コメント