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【死亡事故!/7月22日の悪夢】コーチがヘルメットをする理由?

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※ 本ページはPRプロモーションが含まれています

ランナーコーチがヘルメットを着用するようになったのは、ある事件がきっかけでした。

プロ野球のランナーコーチが、ヘルメットを使用するようになったのは、平成になってからです。

なぜ?

急にヘルメットを、使いだしたのか?

アメリカのマイナーリーグで起きた、死亡事故が発端でした。

目次

なぜ?コーチがヘルメットを着用?/ クールボー死去(Mike Coolbaugh)

いつから規則化されたの?

頭部保護を目的で、着用が義務付けられている、ベースコーチのヘルメット。

メジャーリーグで、2008年から規則化されました。

その後すぐに、日本プロ野球でも採用されています。

ヘルメットを着用するようになった原因は、クールボー選手の死亡事故でした。

マイク・クールボー / Mike Coolbaugh

先ずは、クールボー選手の紹介をしておきます。

マイナー通算258本塁打を記録した、強打の内野手でした。

彼の存在を知っている、野球ファンは少数です。

メジャーリーグ通算試合数は44試合しかなく、本塁打もわずか2本しかありません。

・メジャー通算(2年)

44試合、15安打、2本塁打、7打点、打率.183

・3A通算(8年)

852試合、813安打、158本塁打、535打点、打率.270

マイナーでは好成績を残せるが、メジャーでは出場機会がない。

典型的な4A選手として、34歳で現役を終えています。

2003年韓国野球を経験。 

2001年5月6日に、Indianapolisで撮影

2007年7月22日、アーカンソーでの悲劇

打撃コーチとして、新たな道を進んでいた2007年、2AのTulsa Drillers(当時:Rockies傘下)まで昇格。

そして、悲劇に見舞われた!

Dickey-Stephens Parkでの試合でした。

リードして迎えた最終回。

相手チーム打者・Tino Sanchez選手の打球が、一塁ベースコーチをしていたCoolbaugh氏の首(頸部)に直撃して、グランドに倒れ込みました。

球場に居合わせた医師の証言では、

「呼吸はしていたが、反応がなかった」とコメントしています。

救急搬送された病院で、死亡が確認。

死因はボールの強い衝撃で、左椎骨動脈が破裂することで起こった「脳内出血」と、報道されています。

2005年6月22日に、Memphisで撮影

Rockiesコーチ陣が行動を起こす

翌日から、親球団であるコロラド・ロッキーズのコーチ陣(Glenallen Hillなど)が、試合中にヘルメットを着用しました。

これがメジャーリーグ全体にも広がり、翌年には試合での着用義務化に至りました。

もし頭部直撃するファールボールから、ヘルメットで身が守られることがあれば、「クールボー選手の死」が取り上げられるでしょう

マイク・クールボー / 日本球界を熱望!

私は現役時代に、観戦経験が数試合あります。

試合後、サインを頂きました。

Memphis(3A)での試合後、ベビーカーを押しながら、奥さんと球場から出てきた時に、サイン依頼をして少し会話をしました。

「日本でプレイしたい!」と熱く語り、
横にいた奥さんも、悲壮な表情で頷いていたのが、思い出深い。

「もう、メジャー昇格なし」と、悟っていたのでしょう。

2003年に韓国でプレイしましたが、日本での夢は叶わずに現役を終えました。

サインは2005年6月22日に、Memphisで頂きました

兄は元・阪神タイガース

因みに、お兄さんは「阪神タイガース」で2年間プレイした「クールボー選手」(Scott Coolbaugh)です。

記憶なしですか?

2020年はホワイトソックスで、メジャーリーグの打撃コーチをしています。

2005年6月22日に、Memphisで撮影

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この記事を書いた人

日本野球・アメリカ野球の旅行情報を中心に発信しています。

野球観戦歴は50年、日本野球1000試合以上、アメリカ野球600試合を生観戦してきました。

・日本プロ野球全本拠地
・メジャーリーグ全本拠地
・マイナーリーグ100球場

野球場巡りをした実体験を元に、旅行情報をまとめています

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