新来日外国人 Tyler Austin(横浜DeNA)
横浜DeNAベイスターズが獲得を発表した、オースティン選手。
一塁と外野を守る中距離砲です。
Yankeesの若手有望株でしたが、Yankeesのマイナー組織が充実していた時期の選手で、同じ右打ちが多かった事情もあり、出場機会が多く与えられることなく、トレード移籍しています。
他球団でメジャーデビューできていれば、もう少し出場機会を得られたでしょう。所属した球団と時期が良くなく、不運でもあった。
メジャーリーグで通算33本塁打を放っていますが、四球を選べる中距離打者というところでしょう。階級が上がるに従い、三振率は増加傾向にある。
関西メディアでは、阪神タイガース獲得候補に挙げられていました。甲子園球場で本塁打量産できる程の長打力はありませんが、狭い横浜球場なら本塁打量産があるかも知れません。バットに当たればの話だが。
メジャー通算成績(4年):209試合、本塁打33本、打率.219、OPS .743、
マイナー通算(10年):652試合、本塁打84本、打率.286、OPS .841、
アメリカでの成績は、リンク先を参考にしてください
https://www.baseball-reference.com/register/player.fcgi?id=austin001chr
若手有望株が集う「アリゾナ秋季リーグ」に、3年連続(2013~2015年)で派遣された選手で、平均以上のパワーがあり、引っ張り一辺倒ではなかった印象があります。当時は飛びぬけたツールも感じなかった。
写真は2014年10月9日に撮影しました。
今年の筒香選手、来年のソト選手の流出に備えた補強で、将来ロペス選手が外国人枠を外れる可能性も考慮した上での選択でしょう。
しかし投手力を優先すべき球団事情であるが故、野手3名を1軍登録するとは思えません。
外国人選手の入れ替えを繰り返して、外国人枠を有効活用したいのでしょうが、
メジャーと3Aの往復を繰り返す、不安定な立場を敬遠するために来日するのであって、日本でも同じ境遇ならモチベーションが、維持できるとは思えませんねえ。
野手が1・2軍降昇格を繰り返しながらの不定期な出場機会で、球団が満足するパフォーマンスを発揮するのは至難の業です。こういう選手活用法は、過去にも成功例がありません。
2019年のソラーテ選手(阪神)の二の舞にならない事を祈ります。
写真は2015年10月21日に、AFLで撮影しました。